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プロフィール |
コメント数 |
49 |
性別 |
男性 |
年齢 |
38歳 |
自己紹介 |
得点の付け方は他の人より甘いと思う。厳しい目で観るのもいいと思うが、プラスプラスで、いいなぁと思えるシーンを探しながら観る方が楽しいので、そういう風に観ている。 |
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1. ツバル
《ネタバレ》 どの登場人物も、とても愛らしく、個性的。役者、と言うよりは、本当にキャラクターと言う感じ。全編通して意外なほどコミカルで、なかなか笑えるシーンも多い。映像も、万華鏡を覗いているようにくるくる色調が変わって面白かった。ただ、この作品が一筋縄で行かないのは、盲目のおじいさんの存在。グレゴールに種明かしをされて、笑いながらテープを回したり止めたりして、亡くなってしまう。あそこからエンディングに続く流れ、新しいスタートに向かうときの希望だけではない、何とも言えない不安な気持ちになる。船から上がる黒い煙、夕日にも見える最後のショット。それでも、アントンとエヴァは双眼鏡を二人で覗き、船の心臓部にはおじいさんの象徴インペリアルの機械。3月といういい時期に観られてよかった、若さの讃歌。9点(2004-03-20 10:12:00)
2. 時の翼にのって ファラウェイ・ソー・クロース!
《ネタバレ》 「ベルリン・天使の詩」の続編。「ベルリン~」同様、モノクロとカラーの入り交じる不思議な映像が魅力だが、壁のなくなったベルリンはより明るく、また全体的に「普通の映画」度が強くなったように思う。それでも、前作にあった詩的な雰囲気が全て失われたわけではない(薄くなったのは確かだが)。まわりの人間や時の流れの速さに圧倒され、図らずも悪と接近してしまうカシエルの葛藤が伝わってくるよう。最後に、ダミエルとマリオンを乗せたサーカスの船が霧のかかった川(独語でFluss)を下っていく。これは前作のダミエルの台詞にあった歴史の「流れ」(同じくFluss)、霧深いけれど、モノクロのこのシーン、天使は優しく見守っている。ちょっと長さを感じたけれど、「ベルリン~」を観た人だったら、観て損はないのでは。7点(2004-01-13 19:10:27)
3. 戦場のピアニスト
ユダヤ人迫害のシーンは、あまりに酷すぎて(実際はもっとすごいのかも知れませんが)見ていられませんでした。大規模な空襲みたいなシーンはありませんが、戦争の酷さは充分伝わりました。 終戦後のスタジオでピアノを弾いているウワディクの顔が印象的でした。悲惨な状況を耐え抜いた後の平和の貴さ、というか。やっぱり、音楽っていうのは平和の象徴なんですね。 名前の「シュピルマン」について一言。ホーゼンフェルトが、「ピアニストらしい名だ」と言うシーンがありましたが、これにはわけがあります。ドイツ語で"spielen(シュピーレン)"と言う動詞があって、これが「楽器などを弾く」と言う意味なのです。ドイツ人のホーゼンフェルトには、この名前が"Spielmann(演奏する男)"のように聞こえたのでしょう。ちなみに、本当の綴りは"Szpilman"、意味するところは分かりません。9点(2003-04-02 21:33:37)
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