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プロフィール
コメント数 2693
性別 女性
年齢 61歳
自己紹介 映画は生きる糧のひとつであり、心の拠り所のひとつ。

さらに、
笑わされ、叱咤され、癒され、
映画は掛け替えのない友でもあります。

当サイトに於いて21年目を迎えさせていただきました。
管理人様のご尽力、作品とレビュー多くの出会いに只々感謝です。

今後ともお付き合いの程、宜しくお願い致します。



                                    

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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  知らなすぎた男 スティーヴ・マーティン、ローワン・アトキンソンとは違う二枚目と三枚目の塩梅が絶妙なビル・マーレイ。彼が何時気づくかの興味が尽きること無く画面に釘付けでありました。弟を初めとした脇役陣も生き生きとしており好感。彼の真骨頂とでも言えるコサックダンス with マトリョーシカは爆笑迷シーンでありました。 恥を知らん人間同様に真実を知らない人間が最強であるのを魅せてくれた快作。 オープニングタイトルロールの素晴らしく小粋なところに+1点。[DVD(字幕)] 9点(2023-02-28 19:41:00)《改行有》

2.  コリーニ事件 ナチス高官を祖父に持つ弁護士フェルディナント・フォン・シーラッハのベストセラー小説(未読)の映画化。 殺人犯コリーニの国選弁護人となった新米弁護士ライネン。惨殺された被害者が彼の幼少時から育ての親として面倒をみてくれた恩人マイヤーである事に葛藤を抱えるも、恩師マッティンガーの助言もあって弁護を決意。しかしそのマッティンガーが遺族側について法廷で相対することに。そしてコリーニが黙秘を貫き動機が分からず弁護が困難を極める。マイヤーが大企業社長と言うことで経済的に破滅させられた恨みかと思いましたが、そんな安い話ではありませんでした。調査を進める過程で一瞬映った鍵十字。人格者である恩人の別の顔が明かされ、更に、1968年に発布された法律の存在が明らかになる。迎えた判決が下るその日。 淡々としながらも非常に理路整然とした展開で過去と現在を行き来するカメラワークも実に滑らか。裁判モノによくある胸糞悪さもありません。そして特筆ものの奥歯噛み締めて物言わぬコリーニ(フランコ・ネロ +1点)が発する言葉の重み。あまりにも切ない「ありがとう」が記憶にとどまります。 自国の黒歴史に向き合うドイツらしさを感じた傑作です。[DVD(字幕)] 9点(2021-04-21 01:42:04)(良:1票) 《改行有》

3.  裏切りのサーカス 《ネタバレ》 人物の分かり辛さ、テンポの悪さ、抑え過ぎる演出にしんどくなりながらも「もぐら」の正体知りたさに最後まで鑑賞。鑑賞後はしんどいと思った点が本作の味わいに思えました。原作があるそうで、もぐらになった動機やもぐらと同性愛者の関係、一度も顔を見せなかったカーラとアンなど掘り下げて欲しかった点を確かめたくなりました。 【2018.2.14追記】 原作を読みました。500㌻超、映画同様解り辛い内容で心踊らされる事のない文章を行きつ戻りつしながらで3日かかるも、先に映画を観ていたおかげで読み切れた。 内容が把握出来た状態で再度鑑賞。 エンドロール冒頭で撮影開始直前に他界したという脚本家ブリジット・オコナーに捧ぐとあるのが頷ける極限まで削ぎ落とし、新たに肉付けした脚本が実に見事。 諜報機関に身を置く者の生き様を見せられる。 全編を覆う忠誠心と裏切り プリドーが愛するヘイドンに落とし前をつける姿は前回鑑賞時で最も印章深かったが、状況が呑み込めた今回はプリドーの胸中がこの上なく切ない。 この二人を上回るのがスマイリーとカーラであって、スマイリーがギラムに語るカーラを西側へ寝返るよう説得した昔話が圧巻。 愛する人に「行かないで」と懇願するようでもあり、一言も発せずに「裏切るくらいなら死を選ぶ」と帰国したのを狂信者呼ばわりするものの己の浅はかさ小賢しさを恥じているようでもある大写しの表情に息を呑む。 いぶし銀英国男優ここにあり。ゲイリー・オールドマン、ジョン・ハート、マーク・ストロング、コリン・ファース、ベネディクト・カンバーバッチ、トビー・ジョーンズ・トム・ハーディ。 私が一番惹かれたのは顔を見せなかったカーラ。演じられるのはポール・スコフィールドあたりなのだろうか。 クリスマス・パーティを回想する女々しさ溢れるスマイリーがラ・メールをバックに気骨ある亡きコントロールの席に就いたラストに拍手を送りたい。 一度の鑑賞で解らなかったので10点とは言えないが、手間暇かけて素晴らしさが解った稀有な作品に敬意を表して前回より3点を上積み。[DVD(字幕)] 9点(2013-01-19 23:27:24)(良:1票) 《改行有》

4.  善き人のためのソナタ 《ネタバレ》 クリスタとドライマンの別れまでの一部始終を盗聴したヴィースラー。それが、卑劣極まりないやり口での「監視」から、組織の一員としての責任と自身の出世を放棄する「見守る」へと変わってゆく様子を見るにつけ、狭い世界の中で情緒に乏しいまま生きる弊害に気づかされます。そして、思想統制という目的の下に、国家がそのような生き方を強いる事が、達成の為の手段以上に罪深いと感じました。彼に一言の言葉も口にさせることなく表現した演出と演技の上質さが忘れられない作品です。[DVD(字幕)] 9点(2008-02-29 15:11:22)

5.  83歳のやさしいスパイ 《ネタバレ》 初っ端にアル様トニー・モンタナが出てきて二度見(嬉) 爺さんマシンガン乱射大暴れ・・・でも、ドキュメンタリー作品だし・・・ん? 冒頭面接からラストまでホノボノで満ち溢れていたのはセルヒオ爺様のお人柄の賜物。穏やか、知的、几帳面、優しい、聞き上手。お婆さん全員のハートを鷲掴み。ジェームズ・ボンドが83歳になったらこうなるのかと思ったり。 スパイ活動のハラハラのハの字もありませんでしたが、 「長寿という聖なる喜びを享受出来る者は多くないのだから」 老いる心の有り様が身につまされた掘出物の逸品です。[インターネット(字幕)] 8点(2023-10-31 14:57:15)《改行有》

6.  コレクティブ 国家の嘘 《ネタバレ》 全てが初耳、実話で実際の舞台で当事者出演によるドキュメンタリー。そもそもがお粗末な医療設備でその上薄めた消毒薬を使用する・・・金銭欲に塗れた病院長、理事長、政治家、ヤクザ者(当然ながら彼等は登場しません)にあるあるな話なんだなぁ 消沈。 内部告発を受けたスポーツ紙(我が国では大スポか)編集長等のチームが事実に迫り、後任の保健省大臣のシステム改善への取り組みに、こんな事すれば某国ではすぐにあの世行きになるのに腐敗認識指数ランキング63位ルーマニア捨てたものではないのにビックリ。 二人共常に冷静でとりわけ編集長の怒りにまかせて暴力を煽るような書き方は良くないとするのに感心。破壊略奪に励むカス達は居ないデモ模様でした。 その後どうなったのか知りたかったのですが、知ると消沈です。重度火傷を負った彼女の「自分の目の前にしか道はないのです。進むだけです」は、より良き社会への希望を捨てるなかれということでしょうか。 芸能人の痴話話を追いかけ回す方々に観て貰いたい作品です。[インターネット(字幕)] 8点(2023-07-04 15:03:39)《改行有》

7.  ヒトラーのための虐殺会議〈TVM〉 《ネタバレ》 本作でのシュトゥッカートは省庁の権限がSSに侵される件にこだわり、クリツィンガーは毎日ユダヤ人を銃殺するドイツ兵のメンタルのみ危惧する。 銃弾代節約、手早く大量に処理出来る、死体処理はユダヤ人を使ってそのユダヤ人も処理するからドイツ兵のメンタルへの影響は少ない。ということで編み出されたガス室送り。「謀議」同様、口蹄疫対策会議を見てるかのようでした。 ドイツ人による製作に他国には出来ない事だと思えました。[DVD(字幕)] 8点(2023-06-26 02:25:41)(良:1票) 《改行有》

8.  悪いことしましョ!(2000) 人懐っこく気の良い冴えない孤独な青年が悪魔の力を借りて成りたい自分に変えて貰う。五変化におけるブレンダン・フレイザーの芸達者ぶりにびっくり。さらに初体験エリザベス・ハーレイのコスプレに「素敵~」眼福でした(この人は現在も「奇跡の57歳」と呼ばれる美貌と体型の持ち主だとか)二人の掛け合いが愉快でカラリとした味わいが心地良い。 間違った選択ばかりで年月を費やした私にとって元気づけられる神様のお言葉からの着地点もなかなかのもの。 大いに楽しめた作品でした。[DVD(字幕)] 8点(2023-05-14 18:34:02)《改行有》

9.  悲愁(1979) ビリー・ワイルダー監督を初めとする一流スタッフ、キャストによるハリウッド内幕もの。「サンセット大通り」には僅かに及ばないものの、大女優の歪んだ執念が表れていた秀作。適当感のある邦題はいけません。[DVD(字幕)] 8点(2023-01-11 01:04:16)

10.  帰ってきたヒトラー 《ネタバレ》 現代に蘇ったヒトラーが巻き起こすドタバタコメディかと思いきや。彼がその昔国民の支持をどうやって得たのか、並びに、「ジャーマン・シェパードとダックスフントを交配させたらジャーマン・シェパードじゃなくなる」に見る純血思想を窺い知る事が出来ます。彼を後押しするゲッペルスのようなテレビ局長と併せて移民問題に揺れる自国に警鐘を鳴らす作品で、セミドキュメンタリーの手法で街に繰り出し市民と語らい挙げ句に極右政党本部に乗り込み幹部に説教する製作陣の気概に驚きます。例のパロディシーンは不要に思えましたが、恐ろしさを笑いにまぶした秀作です。[インターネット(字幕)] 8点(2021-08-24 10:37:44)(良:2票)

11.  スペシャリスト/自覚なき殺戮者 《ネタバレ》 アドルフ・アイヒマン裁判を記録したビデオテープ350時間を2時間に編集し、デジタル加工を施している部分もある作品。「ハンナ・アーレント」で感じたそこらへんの無責任社員の言い訳を見せられるのかとゲンナリ状態でしたが。2時間に亘る証言模様で弁護士機能不全孤立無援公開処刑状態の中、背筋伸ばして感情的にならず整然と淀みなく証言する姿は決してそこらへんの無責任社員では無く、ユダヤ人への憎悪無きSS随一の実務能力を持つ怪物に見えました。ハイドリッヒの執事のようなアイヒマン(スタンリー・トゥッチ)「謀議」が浮かぶヴァンゼー会議の件で、ユダヤ人の運命を知らなかったと言うのに血圧激上がり。又、住民の引き渡しを拒否して処刑されたユダヤ人評議会員も居るというのに、傍聴人が叫ぶ「言葉巧みに我々を安心させ自分の家族だけを収容所送りから救った」輩の悪びれない姿にも激憤。人間の価値観・本質を見せられ、更に、ヒトラー型リーダーに従うアイヒマン型部下について考えさせられました。良作です。[DVD(字幕)] 8点(2021-06-25 02:12:48)(良:1票)

12.  女は二度決断する 《ネタバレ》 「ママもおいでよ」ダニーロと犯人の父親に対して筋を通したカティヤ最期の決断に胸が詰まります。欲を言えば腐れ外道夫婦の命乞いを見たかった。国家社会主義地下組織(NSU)のテロ事件をベースにしたという、ひたすらに息苦しい作品であり、詭弁がまかり通る胸糞悪さを嫌と言うほど味わいました。[インターネット(字幕)] 8点(2020-12-08 03:42:28)

13.  アンコール!! 「年金ズ」の面々に、リタイアした勝ち組さんが自治体が支援するナントカ大学に入って優雅なお時間を過ごされているのが思い浮かびます。この方々が間違っても歌うことないヘビメタやセックスがどうたらは映画ならではでしょうが、アーサーならずとも「何じゃこりゃ」で白けます。冒頭のシーンで予想した通りの展開だったありきたりな物語。しかし、キャスティングが奇跡的でテレンス・スタンプとヴァネッサ・レッドグレイヴは鑑賞歴中でのベスト熟年カップル。皺くちゃになっても瞳の色は若かりし頃と同じで「血と怒りの河」「わが命つきるとも」の溢れ出ていた魅力そのままに齢を重ねた姿に感動しました。お二人に点数の全てを。[インターネット(字幕)] 8点(2019-01-07 13:34:14)

14.  スケルトン・キー 《ネタバレ》 ジョン・ハート出演作という事で鑑賞。会話が出来ないという役柄もあって物足りなさを感じながら寝転がって観ていたエンドロールにあった Gena Rowlands に「え~! 貴女でしたか!」 飛び起きて速攻で正座して最初から観直しました。独特のオーラを放つ人だなぁと魅入ってた人が私の敬愛するジーナ・ローランズと気付かなかった自分の間抜け加減に凹みつつ、夢の共演を堪能させてもらいました。 「ここから出してくれ」の意味が解る、救急車の二人が示す結末は救いが無い恐ろしさで見事な脚本に唸らされます。 名優が出演するに相応しい一級品のサスペンスでありました。[DVD(字幕)] 8点(2018-04-20 15:57:01)(良:1票) 《改行有》

15.  手紙は憶えている 《ネタバレ》 「オットー・ヴァリッシュは君だ」まさに青天の霹靂でありました。マックスの深謀遠慮は憎悪が生きる糧となっていたようで胸の詰まる結末でした。痴呆症のヨタヨタの老人を演ずる矍鑠としたクリストファー・プラマーの衰えぬ役者魂に喝采を送ります。[DVD(字幕)] 8点(2017-05-30 00:55:59)

16.  リスボンに誘われて 身投げを救った女性のコートにあった本とリスボン行きの乗車券。女医との出会いのもととなった自転車事故。「まるで映画のような話」を地で行く展開。1冊の本が繋ぐ瑞々しい過去とほろ苦さを噛み締める現在の模様が丹念に描かれている。仕事を放り出しての探索で彼我の差に落胆を抱えたまま帰郷しようとするプラットホーム。ラストシーンが深い余韻を残す。[DVD(字幕)] 8点(2017-05-22 10:42:47)(良:1票)

17.  怒りの荒野 ジュリアーノ・ジェンマはアラン・ドロンと並ぶ小学5年生時の私の中の大スター。香港カンフー映画のようなストーリーの中に漂うリー・ヴァン・クリーフの色気は小学生には解らなかったようで、ジェンマは霞んでおりました。テーマ曲が何とも懐かしい。[DVD(字幕)] 8点(2017-03-26 20:35:06)

18.  グランド・ブダペスト・ホテル ホテルの外観、内装の幻想的な美しさに「こんな所でゆったりとした時間を過ごしている」自分を妄想しました。苦手なレイフ・ファインズが登場した時に「しまった」と後悔したものの、グスタヴはドンピシャのはまり役で初めて魅力的だと感じました。びっくりするほど多数の名優達と織りなす物語を飽きることなく楽しめた絵本のような作品でした。ハーヴェイ・カイテルに気づかず観直して確認したのは不覚でありました。[DVD(字幕)] 8点(2017-03-23 01:55:17)

19.  黒猫・白猫 何時の時代? 舞台は何処? ガチョウの大群? 何故にリックとルノー署長? 等々、「何じゃこりゃ?」が満載。 どことなく詩情を感じる賑やかにも程がある音楽と共に繰り広げられる突き抜けたハチャメチャぶりに何だか元気を貰う。特に大爆笑させられた楽団が病室になだれ込み爺さんを連れ帰るシーンは「天才バカボン」の世界。ラストの二人のカサブランカダンディの粋な台詞に、バカボンのパパの決め台詞「これでいいのだ」が浮かんだ。掘り出し物の珍作・快作に出会えた喜びを味わった。[DVD(字幕)] 8点(2017-01-14 23:28:59)(良:1票) 《改行有》

20.  未完成交響楽(1933) シューベルトの交響曲第7番が未完成に至る物語。エミー、カロリーネ、シューベルトの心模様と三者のどうにもならない恋の成り行きが何とも切なく、セレナーデを始めとする楽曲がその思いを更に掻き立てます。ユーモアの洒脱なセンス、ハッとするショットの数々も印象深く、作品の完成度の高さに驚きます。[DVD(字幕)] 8点(2012-05-07 00:30:20)

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