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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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1.  13F 《ネタバレ》 仮想現実は自分が存在するのか意味を見つける旅だから全然違う。 自分と思い込んでいる固体が他人であるかもしれないという違和感。 こういった世界は不思議を通り越して気持ちが悪い。 最初のほうではタイムトラベルしちゃうので、 これは殺人容疑をかけられた主人公が犯人探しの旅に出る。 過去に旅立つといってもそこは最近のSFですからコンピューターで作られた世界の中。 それでもどこか「ダークシティ」っぽいセンスを感じて嬉しかったのです。 仮想現実とタイムトラベルを掛け合わせた感じで面白いかも? そう観てたんですが・・ 真ん中あたりまでは本当に面白くてこれはこのままいけば、 「ダークシティ」より上を行くかもしれないなぁと。 世界の果ては?と車を飛ばし何もないことに気付き気が狂う。 自分の実態や世界の果てに気がつきという世界は「ダークシティ」そのまま。 ところが個々の覚醒や仮想の世界にもコピーが登場すると、 もう「マトリックス」状態になってしまいます。 マトリックスは非常にわかりやすいからヒットしたのです。 この作品は主人公がどの世界にいるべきか、 実は誰なのかさえうやむやです。 少しずつ判明していってもじゃああの時は?とか、 いちいち確認しようとさえ思わないのです。 なぜならばあまりに唐突に飛びすぎて、 例えれば本体が時代を変え(どれも仮想)あちこちの固体に乗り移る。 しかもその固体はおんなじ俳優が演じているのでつじつまが合わない。 まあバック・トゥ・ザ・フューチャー2のビフもおんなじですが、 あれはタイムトラベルだからまだいい。 しかもどの時代で傷つけられてもなぜか無事なのは変。 マトリックスもスミスは無事だろうてな具合なのか・・ とにかくあちこちのSFを混ぜて急展開に仕上げたような後半は、 アタマが変になるくらいでした。 私には合わない映画だ・・ 自分が誰なのか現実はどこなのか、 哲学的な題材なのにそれを感じない。 ただややこしく足早にしただけ。 ただし真ん中あたりまでは正直面白かったので・・ 一番不可解なのは、 どうにでも取れる選択眼とか観客の自由とかの問題ではなく、 何が言いたいのかわからない曖昧さを主題にしていること。 [DVD(字幕)] 6点(2006-09-21 07:15:54)《改行有》

2.  シンプル・プラン 《ネタバレ》  アタマのいい夫婦が始めに決めたシンプルプランを破ってゆく・・ この夫婦は贅沢ではないけれども、 他のふたりより明らかに幸せのはず・・ 兄は援助を受けてその日暮らしのフリーターでひとりで住む。 このビリー・ボブ・ソーントンがすごくよい。 あの役は子供を生みたてというのが鍵です。 守りに入っています。 入る予定の大金は誰にも邪魔させない(爆) 役として一番ヤな役なのに子供を出すから非難できない。 そういううまい脚本で得をしていますが・・ 先が読めるストーリーであるにもかかわらず、 緊迫感をいたるところでイベントとして演出し、 最後は静かに静かに後味の悪さが残ります。 これがサスペンス・ミステリーの基本じゃないでしょうか。 もともとサスペンスの王道とは後味が悪いものです。 だから推理小説が売れる。 ベストセラーとなったこの作品の原作はわかるような気がする。 後味の悪さは「二十日鼠と人間」のような感じ。 コーエン兄弟の「ファーゴ」は観ていません。 コーエンといえばライミ監督の「死霊のはらわた」の編集。 そしてライミといえばコーエン監督の「未来は今」の脚本。 と親密なる仲なのです。 雪に現ナマと同じような作品にはなりましたが、 シンプルプランは元がベストセラー小説。 あのスティーブン・キングが絶賛したらしいです。 話が読めるのに面白いサスペンスってちょっとないですよ。 どんでん返しというよりも、 なるべくしてなるという雪ダルマのような転がりがた、 ドミノ倒しのこっけいな哀れさ。 古くはヒッチコックの「ハリーの災難」的な手法なのですが・・ お金のない人間がお金を持つとどうなるのか。 つもりごっこはもうできない。 高級車に乗ってるつもり、 大邸宅に住んでるつもり、 美女と暮らしているつもり・・ そんなつもりごっこが本当になるとしたら? 呪われた(悪いお金)お金は悪い心を呼び、 ひとつついた嘘は引き金となり自分に向けられる。 夢を見ながら愚痴をこぼす生活が楽なのかもしれない。 人間はお金では買えないし、 お金で繋がった営利な人間はなくなれば去るのですよ。 [DVD(字幕)] 8点(2006-05-28 15:19:17)《改行有》

3.  Vフォー・ヴェンデッタ 《ネタバレ》 V・・SAWのソウの仮面に激似(欲しい・・) やはり原作がアメコミみたいですね。 アメコミ苦手なわりにまあまあ楽しめました。 というのも変なキャラがでてこなかったからかな。 その分空を舞ったりするとかもっと派手な演出も期待したんですが・・ CMや特番で見たシーンは全て見せ場シーンだったので、 もっと隠れた見せどころがあるに違いないと観ていて、 ソレが物足りなかった原因のひとつ。 日本のCMはいい場面を惜しげもなく見せちゃうもんねぇ・・ 一番の不満は説明不足。 どれかひとつかふたつに絞ってくれてたらいいんですが。 たくさん登場人物が出てくるわりには主役ふたりがあくまでも中心。 だから復讐とか革命とかその理由が薄く感じました。 どこかで繋がるという表現をラストに持ってこなくても、 予期シーンをいくつか絡めてもよかったのでは。 というのもラストで繋がるという手法はどの映画でもあるのですが、 この作品は実は繋がってはいません。 前にも書いたのですが、 「バタフライ・エフェクト」という蝶が羽ばたくと何かが起こる、 カオス理論、そして「キリング・フィールド」でも書いた、 ドミノ理論。 このすべてのことをドミノ倒しの図で説明しているだけです。 その手法はとてもわかりやすく、 しかも意味不明(ドミノ理論なんて単なる共産主義排除理論ですから) カオスもそうだし哲学の美学やクラシック音楽を流すならば、 そこまでの持って行きようをどうにかしてほしかったです。 ここのアイデアや演出がとてもよかっただけに残念。 どうしょうもない映画ではありません。 観て損はしないと思います。 この素晴らしいエンディングに見合うだけの理由を描いてほしかった。 人間ドラマを絞ってしかも飽きないようにアクションも均等に入れるとか。 冒頭の絞首刑の男からどうやって繋がるのか、 ソレは単なる歴史の引用で主人公の復讐に理由を重ねるためか。 160分くらいかけても面白くできたんではないかな。 犯人探しのサスペンスではないのだから、 描くべきことは主役ふたりの意義なのではないでしょうか。 [映画館(字幕)] 6点(2006-05-28 14:38:57)《改行有》

4.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル 《ネタバレ》 暗い作品が好きなのもありますが特にこの監督作は重いかも。 特典で監督のコメントを観ると、 死刑執行には根本的には反対派なのだそうで、 しかし中立的に作ったらしいのですが、 やはりどうなんでしょうか・・ あとで特典を観たのですが中立的とはいえないかとも。 テキサスという州についても日本人から見たら理解できませんし、 もちろん世界中のどこの国においてもそうなんですが、 かなり政治的な作品だよと監督は言っていました。 それは観ていると伝わってきます。 政治的な作品とはいえ面白く見せられるのは、 演出がいいことと俳優の演技がよいから。 しかし私はケビン・スペイシーという役者の役柄を知っています。 初期からアメリカンビューティあたりまではほとんど観ております。 久しぶりに最近のも観てみようかと借りたのですが・・ 「ユージュアル・サスペクツ」「セブン」これらの他にも、 プロデューサーやL.A.コンフィデンシャルから交渉人・・ ちょっと役がかぶっちゃいますね。 確かにうまいんですが・・ 観たあと重いとは感じなかったのはこの役者のそれまでの役のせい。 ラストで大笑いしたあと妙な気分に。 この作品の内容を思い返せばかなり重いので、 終わったあとまた最初から見返してみようとしましたが、 途中から気味が悪くなってやめました(苦笑) そう感じただけでも意義があったのかも。 ホラーよりもリアルな怖さがありますから。 同時期に借りた「ビデオドローム」より変な怖さがあった。 サスペンスの面白さを味わえ終えたら、 ぜひもう一度最初から見返してみてください。 人間が信じる世界というものはこれほど怖いものなんだなぁと。 宗教的な感覚もあるかもしれませんね。 彼らは狂信的なカトリックなのかもと考えたりします。 鍵を握るカウボーイが頻繁に出てくるので、 ラスト付近でニュース画面の背景にカウボーイが出現し、 これだいやあれだと探すのですが、 テキサス州の警官だった(爆) 最初からの展開は「羊たちの沈黙」っぽく、 牢獄から出ないスペイシーの回想シーンと新聞記者ウィンスレットという演出。 ウィンスレットの相棒役の新米若手記者観たさで借りたってのも理由。 「戦争のはじめかた」に出ていた ガブリエル・マンです。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 14:29:00)《改行有》

5.  戦争のはじめかた 《ネタバレ》 (平和な時、戦争は自ら戦争をする) ニーチェの言葉を復唱しながら宙に舞う主人公。 (ベトナム戦争が一番楽しい、 いくらでも人殺しができるからだ) 曹長のホンネは冗談に取れないリアルさだ。 話自体はテンポもいいしサスペンス娯楽として楽しめる。 しかしあくまでも風刺コメディである。 深い暗いシリアスな反戦映画でもなく、 あまりにバカらしい内容に笑うしかない。 笑って済まそう。 これがアメリカなのだから。 ブッシュ元大統領(ブッシュ父)が頻繁に出てくるあたり、 時代なんだなぁとも思えるんだけれど、 息子ブッシュと変わってはいない。 この当時は9.11テロのあたりだから上映が5回延期になったのもわかるが、 今観てみるとそうもはじけてはいないんだなぁ・・ まあ人事というかあきれて観られるんだけれど、 しかし「1941」のような確信的バカ映画の勢いがいまひとつ。 中途半端なんだけれど誰でも普通に楽しめることは確か。 1941に似ているなぁとい演出も前半にあった。 ほとんどが演習ばかりの映画なんだが、 でかい戦車が暴走し街中で壊しまくるのがあっけにとられる。 中の隊員は麻薬でらりってて見事に変なおかしさがある。 戦争映画ではなく戦争の予行演習映画で、 人間ドラマはアメリカのばからしさと戦争に対する心構えを描いている。 (目には目を)これだろうなぁ。 政治的な難しさが一切描かれていないのに、 なぜアメリカは戦争をしたいんだろうかという疑問が解けるような・・ そりゃあこの作品が5回延期になったのがわかりますよ。 音楽がめちゃくちゃかっこよかったのです。 ラップ調の速いのではなく、 ベースの効いた哀愁のある曲。 何なんだろう?? ボブ・マーリーの曲なのかどうなのか調べたんだけれど主題歌ではない。 映画そっちのけで聴きいったくらいよいです。 [DVD(字幕)] 6点(2006-04-23 13:12:39)《改行有》

6.  リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い 《ネタバレ》 お話自体は「バンデットQ」の逆タイム・トラベルみたいで面白いんですが、 とにかく時間のわりに内容が整理されていなくてわかりにくい。 サスペンスでわかりにくいというのではなく、 せっかく仕分けした面白いものをごっちゃに無理やりロッカーに詰め込んだような感じ。 しかもラストも続編が出ますよ~みたいなホラー落ちで無理やりすぎ。 関係者の趣味だけで作られたような映画に見えました。 だからそう思ってわりきると案外面白いかもしれませんが・・ 突っ込みどころが多すぎる上に後からこじつけのような演出は呆れる(苦笑) まあ面白いところをあげてみましょう。 あちこちの時代から集まったSF小説の主役たちは、 たぶん誰でも知ってるような面白い人物?ばかりです。 特にネモ船長には呆れました。 なぜネモ船長のノーチラス号はベニスの狭い水路を通れるのか? しかもいやにばかでかい!! ジキルとハイドはまるで超人ハルクのようだし、 主役であろうショーン・コネリーのいでたちは、 まるでインディ・ジョーンズ/最後の聖戦であります。 しかも彼に命令を下すのが(M)という名前・・ 007じゃあないですか(爆) しかもそのMの正体がファントムって・・ オペラ座の怪人じゃあないですか(苦笑) 水夫は全員アラブ人のような様相。 吸血鬼ペア(と私は呼んでいます)はまるでヴァンヘルシング(未見) 透明人間の使い方は最初はよかったんですが、 後半になるとつじつまあわせにしか思えない演出。 核となる主役やエピソードを絞った方が面白いのに・・ そして悪い役のオヤダマの影の薄さと意義のなさ・・ コメディならばお決まりでも世界征服としたほうがいいのでは? と、まあパロディ映画大合戦のようなはちゃめちゃさ。 1899年のロンドンの街がダークシティそっくり! 街が夜中に動き出すところまで(まあ爆撃されてるんですが) 映画、特にSFや冒険映画のお好きな方なら、 内容はどうあれ一度は観賞されてみては? くだらないんですが要所要所は面白いことは確かです。 [DVD(字幕)] 5点(2006-04-23 13:08:43)《改行有》

7.  アイ,ロボット 《ネタバレ》 ダークシティ」の監督作とわかり今まで避けてたこの作品を観ました。 どうせロボットとかコンピューター映画なんて、 結局は風刺や哲学めいたことを問いながら人間とは機械とは? とかの世界になるんだろうなぁ・・とあまり好きではないジャンル。 「A.I.」「アンドリューNDR114」は見た目も人間だから感動してしまったんだけど・・ でもよく考えればこの「アイ.ロボット」こそわかりやすいのです。 「マトリックス」のほうが登場人物の名もあってか宗教色が強いと言われていますが、 この作品こそそのまんまじゃあないのかと変に感心。 キリスト教映画として観ると、 博士はイエスで彼サニーが今のキリスト教の言う新しい救世主。 すべてのユダヤ人をあの丘に集め改宗させると死んだはずのイエスが君臨する。 ・・らしいお話をこの作品にあてはめてみた(爆) まあこんな暇なこと考えるのは私ぐらいか(汗) 最近のSF映画ってこういうパターンに当てはまるのが多いんです・・ 演出的には「SW2」クローンの攻撃そっくりで大うけしました。 個人的に私はこの監督はパクリの天才と思っていますし、 そこがうまいので結構好きなんです。 「ダークシティ」もだから好き。 テリー・ギリアム監督とも共通する点なんですが、 このアレックス・プロヤス監督・・ なんともいえないミスマッチなセンスの悪さが目立つところがある。 そこが好きなんです。 近未来なのになんですかあのビルのデザインのセンスは・・ そこがいいのですよ。 まるで「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」のセンスだ・・ 「未来世紀ブラジル」と「ダークシティ」がよく似た雰囲気だったし、 この作品も「12モンキーズ」真っ青な変な建物やオシャレではないモノ・・ 完璧なかっこよさがないにもかかわらずマンガみたいなかっこよさもある。 まさにA級の中のB級っぽさの違和感が好き。 「バビル2世」をハリウッドでリメイクできるのは、 テリー・ギリアムかサム・ライミしかいないと思っていたのですが(苦笑) もしかしたらアレックス・プロヤスが一番近いかもしれない・・ [DVD(字幕)] 6点(2006-04-02 13:45:55)《改行有》

8.  レッド・ドラゴン(2002) 《ネタバレ》 トラウマからの脱出というテーマは今回はFBI捜査官にではなく、 犯人に向けられていたということが弱かったです。 ノートンのトラウマもあればよかったかな・・ 最後のほうの火災からの生還は「宇宙戦争」の息子か!? と、私はストーリーとしては面白いが納得できかねました。 愛する盲目の女性(ありきたりですね) エミリー・ワトソンが、 どうも風吹ジュンに似ていた・・ 全体的にはひとつの作品としても観られます。 しかしやはり「羊たちの沈黙」があったからこその作品なので、 ファンのための説明的な作品です。 こういったレクター博士の使い方ももしかしたら飽きがこないかも? と思う私は完全にレクターは檻の中のコロンボだと理解しました(爆) 同じような手でテレビ・ドラマ化してもよいのでは・・ もちろんレクターは檻の中で推理しては捜査官いじめをするという(笑) スターウォーズシリーズで言えばエピソード3、 あと最近よくある序章映画。 やっぱりシリーズモノってもう過去に向かうしかないのですよね。 大成功すると特に未来のことを書くと繋ぎより話が脱線してくる。 で、序章ならば成功作と同じような作りにしても懐かしい感じで繋げてくれる・・ 「ハンニバル」が大ヒットした「羊たちの沈黙」からの失敗例だったのは、 何よりも主演女優が変わったことが大きかった。 「ターミネーター2」から「3」に子役=救世主ジョンが変わったことで大不評になった。 そういうものなんじゃないかな。 内容はどうであれファンは同じ俳優の成長や年をとった姿を見たいもの。 もしも役者を変えるのならば出さなければいいと思ったのがこの作品。 ホプキンズのお相手がジョディからノートンに変わってもいいのですよ。 同じことをやっててもいい。 ラストの「羊たちの沈黙」に繋がる(その女性FBIの名は?) そのひとことが聞けただけでもう感激しました(おかしいかな?) もうこの作品自体がそれだけでもういい映画になっちゃう。 まあ内容もいるんですがやはり「SWエピソード3」のラストのような感激。 [DVD(字幕)] 6点(2006-04-02 13:08:04)《改行有》

9.  ツイステッド 《ネタバレ》 普通に面白かっただけのミステリー・サスペンスです。 内容はテレビ映画みたいなのすが監督も配役も有名どころばかり。 犯人も特定できず最後になってようやくわかる。 とにかくよくある最後に説明して終わるサスペンスです。 そのたぐいの中ではまあまあアイデアはいい。 とにかくあのキーワードが気になって・・ 主人公が血液鑑定を出す場面があるのですが、 あそこでひっぱるなら小さくどんでん返しにしないで、 それを根拠に新しい大きなどんでん返しがほしかったです。 「ユージュアル・サスペクツ」の犯人が実は、 ガブリエル・バーンだったみたいなオチもいいのではと。 ありきたりに既存のどんでん返しの刑事ドラマだと、 もう誰が出てても同じようなものだと思いますよ。 ヒッチ・コック作品を今更観ているような気分にもなりました。 時間の問題もあるでしょうけれど、 後半をもっと丁寧にしてほしかったです。 この作品に一番似ている系統では、 「リクルート」でしょうか。 父親の死の謎を意味なくひっぱり、 CIAと刑事と微妙には違うものの、 携帯電話の使い方も同じです。 もし観た人は見比べると面白いですよ。 [DVD(字幕)] 5点(2006-03-05 10:58:47)《改行有》

10.  戦場のピアニスト 《ネタバレ》 こういうヘタレ役は根本的には合いません。 これが事実を元にしているにせよ合わない。 時代に翻弄されるというよりも仲間の犠牲に生かされている設定。 「ロード・オブ・ザ・リング」のフロドとか、 「キングダム・ヘブン」のオーリーの役は苦手。 事実だから仕方ないにしても・・ 逢引できた彼女は?それを仲介した仲間が罪をおわれることは? 家族は?目の前で殺されてゆく仲間たちは? それらを景色のように描いてゆくので、 主人公がただ運がよくヘタレだということしか伝わらない。 心の葛藤があまり感じられない。 生き残っていることが罪ということでもなく、 生かされている自分に感謝をしている様子が感じられない。 ラストの延々と続く演奏シーンは、 「シャイン」を思い出しましたがシャインのほうがいい。 「シンドラーのリスト」の方がいいと思うのは、 金持ちドイツ人がユダヤ人を救うことが偽善であることと、 その時代にその偽善が全く結果的には正義であったということ。 その金持ちドイツ人も完璧な人間でもなかったこと。 ユダヤ人が生き残る方法を与えたシンドラーと、 生かされる権利を得た彼らが日本の戦時時代のように、 工場などで働くさまは彼らの器用さやアタマのよさが生きのる糧であったこと。 そしてドイツ軍人の個性がよく描けていた(レイフ・ファインズ) 敗れたドイツの敗者の美学と生き残った権利を得たユダヤ人の弱者の美学。 なぜ彼らは生かされたのか? 運と何かができるという糧があったから。 シンドラーのリストは糧が器用だとか頭がいいとかの理由で日本人にも理解できる。 運はシンドラーというドイツ人の最初は私欲から始まった偽善から。 ピアニストは糧はピアノがあの場面で弾けたこと。 運とはその場面まで生かされたこと・・ その違いなのです。 だから比べられるであろうこのふたつの作品は違います。 どちらかというと、 「戦場のピアニスト」は「太陽の帝国」なのです。 逃げ回る姿を客観的に描き、 周りの犠牲と自分の運で生かされ、 戦争が終わることで何も終わったわけではない・・ 少年とピアニスト、ユダヤ人とイギリス人と全く違いますが、 なぜか共通点を感じたのでした。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-28 08:45:29)《改行有》

11.  愛しのローズマリー 《ネタバレ》 ちょっと前に夜中にやってて映画(特に洋画)はテレビ放映のは観ないんですが、 あ、キング・コングの監督役やってたおっさんだ!? ジャック・ブラック だったんですよねぇ・・ なかなかいい味出してました。 おそらくCMで切られず字幕つきできちんと観たらもっといい映画なんでしょうけど、 私にとって吹き替えであるテレビ放映映画をチャンネルを変えずに、 飽きずに最後まで観られたという珍しい作品。 グウィネス・パルトローは女優さんで苦手な部類の人なんです。 薄幸そうな雰囲気がどの映画にもあるんで・・ でもこの作品は好印象でした。 しかしジャック・ブラックにつきます。 この俳優さんも男優の好みから言えば全く違うのですが、 なんとなくかわいいと思うのはおかしいかな(苦笑) ジャック・ニコルソンとかそういったゴツイけどかわいい風な(爆) 今の俳優であまり見かけないタイプです。 太い人=醜いが心はきれい。 やせている人=その逆と風刺してるのは直接すぎて、 素直にはいい映画だともいえないのですが、 主人公の好みがスレンダー=美人=性格はどうでもいい。 こういう単純な図式だからコメディになるのですよね。 グウィネス・パルトローは太ってもあまり顔は変わらないというのが難点。 [地上波(吹替)] 6点(2006-02-15 11:22:33)《改行有》

12.  es[エス](2001) 《ネタバレ》 この作品って評価高いんですよね。 でも生理的に合わないだろうなぁと後回しにしていました。 やはり合わなかった・・ しかも生理的になのではなく演出的になんとも思わなかった。 最近こういう込み入った精神にくる映画を観ているので慣れてきたのか、 それともあまりにストレートすぎて推理とかの面白さがなかったのか・・ 題名からしてesというのはそのまんまじゃあないですか。 ミスチルの曲でesという曲がありましたが・・ その曲が好きで曲が流行ったころ(自我)の意味を知ったのですが、 この作品の題名を見た瞬間すぐにわかってしまいました。 ので過度の生理的な嫌悪感と心理描写の演出への期待感がありました。 ドイツ語のesと精神分析語のesと映画の題名は同じなのかは知りませんが、 私はこのふたつをかけた言葉だと思います。 暴力はいけない・・ そういうルールで始まってはいるものの、 どこまで自分をコントロールできるか、 看守のグループのほうに注目していました。 先入観からかドイツ=ナチなら人体実験とか妄想してしまい、 よほど問題映画に違いないと勝手に思い込んでいましたから、 このくらいの描写なら「フルメタル・ジャケット」のほうが残忍ではと・・ もちろん題材が戦争映画なのでそれと比較はできないのですが、 やはり演出という点では囚人グループの精神描写は描けていても、 看守グループのほうが今イチでした。 結局は大元の研究グループのずさんさからあんなことになってしまったのですが、 ずさんだから悲劇が起こり明るみに出たという結果論も・・ [DVD(字幕)] 5点(2006-02-15 10:58:26)《改行有》

13.  カットスロート・アイランド 《ネタバレ》 なぜなぜ、途中で面白くなくなったのか?? こういうジャンルのジェットコースターアクション映画は、 突っ込みどころを笑いながら観られるのでかまわないのです。 都合よく主人公たちが逃げとおせてお宝にありつく。 そしてぶっ壊される帆船やら街やらは映画ならでは。 面白いじゃあないですか・・ ではなんで飽きてきちゃったのか? アクションがひつこすぎ! 私は中華映画は映像のきれいさで好きなのですが、 中華アクションは同じことのひつこさで苦手です。 そんなノリがこの映画にあると思うのです。 山ばかりでしたしアクションシーンがいつ終わるのかと思うくらい長すぎる。 基本的にはこの映画は恋愛ではなくコメディなんでしょう。 そう見てみるとツボにはまるおかしいシーンがあったのですが・・ マシュー・モディーンの登場シーンがおかしすぎて、 何回もそのシーンを見直しました。 クリクリのパーマ毛かつらで変装した顔立ちは、 リチャード・ギアそっくり(ダビテ王の役のに似てた) 変装がばれて踊り場から落ちて囲まれて頭をたたかれるんですが、 この間合いは大うけしてしまった(そういうキャラなんだ・・) ジーナ・デイヴィスは女性なのにジャッキー・チェンなみの活躍で、 とび蹴りやらパンチやら顔関係なしのアクション(普通顔つぶれてるって) 男なのにマシュー・モディーンの役といったら、 後頭部をいい音させてたたかれるんです(お決まりのよう) 何回か続くとすっかりお気に入りになって(大笑い) この人・・「バーディ」や「フルメタル・ジャケット」の主役なのに・・ と笑えなくなってしまうくらいバカ映画に染まっていた・・(納得) なぜこのふたりはこんな映画を真面目にやってるのかと思うくらい真剣・・ しかし完全にジーナ・デイヴィスの映画なんだとその繰り返しに思いました(爆)  キャサリン・ゼタ=ジョーンズで観たかったなぁ(苦笑) このスタローンみたいな女性と頭いい役なのにマヌケな男性・・ 恋愛シーンになりそうな展開になるとまたコメディに戻っちゃう。 でもこのふたりだと恋愛には見えない・・女性が強すぎ。 ・・ん?結構気に入ってる作品かも。 ではなぜこの点?? 「1941」のようにバカ映画ですがぜ~ったい1941のほうがお金の無駄使いが快感。 「インディジョーンズ」のスピード感はあるものの女性が強すぎてしらけた。 [DVD(字幕)] 5点(2006-01-20 04:24:55)《改行有》

14.  アビエイター 《ネタバレ》  長い作品それならいっそあるお約束で締めればよかった・・ お話の終わりに実はこうでしたみたいに、 主役のそのあとを5分くらいかけて説明する。 お約束すぎるんですが・・ うまく使うと感動作にもなるんですよ。 わかりやすくなると理解する人が増えるから感情移入しやすくなる。 特にキャラがかぶるディカプリオを使った伝記もので、 「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を思い出したけど、 あれもちょっと似てなかったですか? でもあっちの方が私は好きです。 トラウマを抱える主人公の成功と挫折を伝記もののお約束で締めている。 アビエイターもそうしろとは言わないけれど、 いらない場面も削れたと思うしあとの説明もあったほうがいい。 これではハリウッドの本当に個人的な昔の映画ファンしかわからない。 しかしあいかわらずディカプリオは演技がうまいなぁと感心。 童顔が合ってないと言われていますが、 私はもとのヒューズ氏を知らないのでピンとはきませんし、 ディカプリオ自体が現代風な顔ではないので良いと思いました。 が・・調べると体格が全然違うんですねぇ(苦笑)190cmもあったんですか。 トラウマという扱いはわかりやすいし原因もよく描けていますが、 あまりにひつこすぎるので共感はできませんでした。 そして同じ暗いトラウマ映画でもラストの描き方のていねいさや、 同じ日本人としてわかりやすいということで「砂の器」のほうが断然よい。 逃げても忘れたくてもいつかどこかで忘れたいものは蘇るのです。 それが悪いことに弱いときに現れるんですね。 そのときにそばにいてくれる人がいたらどんなに心強いか・・ どんなになってもそばにいてくれるそんなわがままを他人に求めるのも、 満たされなかった幼少時のトラウマから抜け出せないから。 逆にそれを反骨としてバネにしている人もいる。 でも成功のレベルが大きいほど逃げ込む夢が大きいほど、 失ったときにそばにいてくれる人は少ないはず。 ある意味「市民ケーン」と同じような世界の映画なのですが、 この映画が市民ケーンになりえなかった原因はなんだったのでしょうか・・ ヒューズはキャサリンに母親を父親を求めていたのかもしれない。 そして大きな空をも重ねていたのかもしれません。 [DVD(字幕)] 5点(2005-12-04 15:49:51)《改行有》

15.  クイルズ 《ネタバレ》 観るきっかけとなったのは俳優の演技が見たかったからなのですが、 何でも出ちゃあいけないでしょう。J・ラッシュ(笑) でも他にやりそうな俳優は現在いませんよね・・ J・フェニックスもうまいんですがアカデミー賞他ノミネートされた(てゆうか常連) ラッシュの演技は普遍的でもあります。 いつもうまいからこれも普通ですね。 ただ「シャイン」は映画自体が感動作でしたからよかったのですが、 「エリザベス」もまあよかったけど他はぱっとしない・・ これは久々の主演でしかも史劇っぽいからハマリ役かなと期待したのですが、 もとからうさんくさい演技ですからはまってはいるもの・・ まあパチーノがやってたとしてかなり濃いでしょうから他にいないでしょう(爆) 俳優は悪くはないが作品にクセがありすぎるということで、 次回のスピルバーグのテロ映画でのモサド役のラッシュに期待大! 配役であと気になったのはM・ケイン。 もしかしたら一番胡散臭いのは彼かもしれない。 ラッシュが十字架を飲むシーンで終わっていれば作品の価値も上がったかも。 後味が悪くメッセージ性を残すということならばね。 そのあとJ・フェニックスがエクソシストの神父状態(取り付かれた)でしらけた。 かなり下品なそれでいてセリフ回しは品がある困った官能映画を、 コミカルに(途中笑えてしまうところも)面白く描いていたので、 なかなかブラックな作品だとも観ていたので、 ラストに怖さを持ってきてほしかったなぁ・・ なんというかよくわからない人物の物語なのですが、 この時代の宗教は腐敗していることの風刺と、 サド男爵が最期に実は洗濯女のK・ウィンスレットが処女であることを知り、 かなりショックを受けたところと神父ゆえ正直に生きられぬJ・フェニックスが、 その両方を失うショックはちょっと入り込みました。 役者の演技が良いとしかいえない映画かな・・ それとも私が拒否反応を起こしているのかもしれません(笑) 想像の主人公であるK・ウィンスレットを愛したふたりは、 実は彼女こそ存在していたいとしい人だった。 実際のところ彼女はどちらを本気で愛したのか・・ 小説の中の主人公になったつもりでいたのかもしれません。 ある意味この男爵は「時計じかけのオレンジ」のような本能を剥奪される人間で、 精神病院の患者もその物語のなかで本能のまま自分も生きられる自由を持っています。[DVD(字幕)] 5点(2005-11-04 07:51:23)《改行有》

16.  コンスタンティン 《ネタバレ》  最初からエクソシストしていますね(笑) なんでみんな砂漠で発掘するのよ~(今回のは発掘とは言わないが) 内面まで描けているように見えて私には伝わりませんでした。 自殺がいけないことと禁煙しなければあの世に行けるという映画としか伝わらず・・ サタンの都合よく「自己犠牲・・」と言う主人公が地獄に行けなかったところとか、 双子の片割れがどうのこうのというよくあるストーリーは大変わかりやすく、 しかもそれなのに観終えたあと記憶に残らないというのはどういうことなのか?? わざわざ話をわかりにくく演出するほうに力を入れて、 心理描写などを観客に考えさせてくれていなかったり・・ 全く怖くはないエクソシストとは別のエクソシスト2に一番似てるんじゃあないかな? あれは砂漠から始まるし昆虫の群れの使い方も似てるしで・・ しかしこちらのほうが人間のトラウマは(だからエクソシストなんですが) よく描けています・・(私に共感できないだけで) 観ている最中に主人公に違和感を感じてきて、 この役はR・デニーロみたいなハードボイルドな疲れた役者がいいと。 でもさらに後半に近づくとかなり体育会的なひつこい描写が続き、 やはりこの映画は濃すぎるからキアヌしかいないかと納得。 最初から主人公を神父として描いてくれればついてゆけたんですが・・ まんまエクソシストになっても主人公が神父でもかまわないと思うけど。 逆に若い神父が活躍する作品ってないから珍しいし。 アメコミが元という設定からか漫画そのものみたいなんですが、 正直アメコミ映画はスパイダーマンは好きですが苦手な方です。 双子やラストの大御所現れ解決ってのはまさにファンタジー・アメコミ・・ エクソシスト+丹波哲郎の世界+エンド・オブ・ディズみたいな・・ 日本の漫画にもありそうなネタでした。 ロープを使ったりあの世の世界に行くシーンなどは、 作品は違えどポルターガイストも思い出しました。 登場人物でよかったのはガブリエルです。 一瞬ケイト・ブランシェットかと思いましたがティルダ・スウィントンという人なんですね。 キアヌのファンか宗教ファンタジーが好きな方にお勧め。 私はちなみにマトリックスも観ていませんので似ているかは言えません。 [DVD(字幕)] 6点(2005-09-23 12:49:43)《改行有》

17.  エイリアンVS. プレデター 《ネタバレ》 DVD特典のサスペンスドラマ第1話のほうが面白かったです。 本作は子供が作った脚本に大人が演出したかと思いきゃ、 この監督って・・脚本も書いてるんですね。 しかも「バイオバザード」の監督さんなんですか・・ あまりにもオリジナリティがない(パロディ映画だから仕方ないけど) 途中から私マジに邦画SFかと思いましたもの。 あらら~最後は未知との遭遇を真似たリターナーかい!とあきれましたが、 プレデターは神だということにまで発展させてど~すんの? プレデターびいきの人はうれしいかもしれないけど・・ いや、ダークさがなくなって安っぽくなった。 それと最初の方のえらい丁寧な人間ドラマはいらない。 何も意味をなさないしそんなものを観るために借りたんじゃないし、 何よりじいさんの余命を知って背中を向けたプレデターにじいさんのあの態度はない。 たぶんこの映画の監督がよほどプレデターびいきと思う。 けど・・神ねぇ、私は北国の生ハゲか中世の騎士の置物に見える・・ エイリアンのほうが3まで観てるからというのもあるけど、 悪に徹してるから好きです(エイリアン自体のファンではなく) 今回久しぶりにエイリアンを見て思いました。 こいつはキモイけど映像より音がキモイんだなぁと・・ あの粘着系の音はレタスをつぶしたりして作ってるとか聞いたことがある。 慣れてしまえば映像的には爬虫類の怪獣なんだけど、 生まれ方やネバネバしたものが生理的に匂ってきそうで気味が悪い。 そのクチャクチャっていう音がよけいそう思わせます。 エイリアンが苦手な人は音を消して観てください。 全然平気だと気づくはずです(音を最初に考えた人はえらい) しかし映像がめちゃくちゃ見にくいので途中から電気を消した。 青黒いのはもう最近のSFのお約束といってもこれはひどい。 怪物対決だけ見たかったのにまるでゲームの中の決闘。 またまたロストワールド(あるいはゴジラ)を思い出した。 脚本バツ、人間ドラマもバツ、映像は見にくい、演出もアップと平面が目立ち、 良かったところを仕方なく探せば冒険モノが久しぶりに見えたことくらい。 それもインディシリーズからの明らかな流用がわかるのは少し嬉しい。 インディジョーンズ久しぶりに見てみようかなぁ・・ [DVD(字幕)] 3点(2005-08-10 12:33:14)《改行有》

18.  飛ぶ教室 《ネタバレ》 ボーッと見てたらなにがなんやらわからないまま進んでいきました。 脚本は良い作品ですがちょっとノリについていけず・・ 終わったあとで気がつきました。 あ、ドイツ語いらないや・・ (と言いつつグッバイレーニンは良かったけれど) 日本語吹き替えで最初のほうだけまた見直すと良かったです。 生徒が主役なのか先生が主役なのか、 結局両方がリンクし合ってるんだけれど・・ 題からしてSFものか?と期待してしまった。 ジャンルはコメディらしいんですが、 ネタはシリアスでした(コメディによくあるパターン) でも先生の思いで探しのネタはとても良いお話でした。 [DVD(字幕)] 5点(2005-07-17 06:31:19)《改行有》

19.  マン・オン・ザ・ムーン 《ネタバレ》 なんとも評価が難しいドラマです。 実在したコメディアンの生涯を描いているのですが、 全く初めからついてゆけず中版まで苦痛でした。 私は向こうのギャグが合わないのか全然面白くないのです。 これは仕方がないかな・・ 例えばアメリカ人に吉本のギャグを言っても受けるかは疑問だし。 全てこの人のコメディを見たわけでもなくこの作品中で思ったことですが、 今の下品な日本のコメディに通じるものがあります。 でもネタが違うから笑えないんだけれど・・ 中版あたりからプロレスネタになりいっそうヤラセコメディはエスカレート。 ここらから主人公の人気が落ちだすのですが、 体感コメディのほうがわかりやすくて見ているほうには面白くなる。 時代が早すぎたのかもしれませんね。 今なら日本ではナイナイとかやってるじゃないですか。 あと、これは(やすきよ)の物語だよなぁとも思いました(爆) この作品はジム・キャリーの熱演による魅力(それだけかも)が大きいのですが、 私は表には出ないがいつも出てる鑑賞者にはわかる片割れから見たドラマ、 そういうのが見たかったなぁとも思いました。 演出が悪いのか切れがないんです・・ 身内受けというかこの人のファンかコメディに共感できないと辛い、 わからない私にはそこが伝わらないのでした。 わからない人にもわかるのは中版くらいから・・ J・キャリーはよくやっていたのですが、 最後のほうのフィリピンでの治療を受けるシーンで、 自分が笑う番が来たときにやっとわかったくらいですから・・ あのシーンは哀しくもおかしい。 そしてD・デピートの「自業自得だよ」これもうなずくしかない寂しさ。 なにせわけのわからない突飛なコメディアンの本当のことは、 このボブ・ズムダという親友くらいしかわからなかったのではないのでしょうか。 ポール・ジアマッティ がやってるんですが、サイドウェイでノミネートされてました。 このふたりのことを書いているのかどうか憶測ですが、 エンディング曲の歌詞がすごくいいのです。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-07-01 09:23:56)《改行有》

20.  トラフィック(2000) 《ネタバレ》 な・・難解です。そしてわかりやすい。 この両極端な作品です。 きっかけは、アカデミー作品ということと、あのベネチオ・デルトロの助演男優賞。 そして、マイケル・ダグラスとキャサリン・ゼタ・ジョーンズの競演。 この作品はドキュメンタリービデオみたいなつくりで、 まず最初はその手法にとまどいます。 しかし慣れてきます。その手法とは・・ メキシコ領に入ると(最初ここから始まる)セピアっぽい色で、 ベネチオ中心のお話です。 変わってマイケル・ダグラスこの人の場面では最初普通の色、 ところがその子供の場面に関連すると青い画面へ・・ 子供の世界が青い画面で父親がドラッグにおぼれた娘を探しに行く。 その青い画面にダグラスが入ることで子供の居場所の近さがわかります。 メキシコも国境を越えるとセピアから普通の画面に戻る・・ そういえばと気づけば、この監督のデビュー作、だいぶ昔に見ました。 理解できずに忘れていました。「セックスと嘘とビデオテープ」 ジェームズ・スペーダーのファンで見たのですが・・ あと「カラーパープル」も変わっていました。 撮影手法が変わっていることと、ドキュメンタリー出身ということも面白い。 ベネチオ・デルトロ・・そんなにうまいとは思わなかったことと、 (ユージョアルサスペクツのほうがよいと・・)すごい太ってて予想してたのと違い、 ああでも古谷一行に激似だと再確認(もっとセクシーだと思うんだが・・) ダグラスよりゼタジョーンズのほうが食っていた。 しかしこの作品、実にまじめでストレート、立派な社会派映画です。 が・・長すぎる。もちろん無駄もなくわかりやすく親切なのですが、 映画としての娯楽が色分けくらいしかない。 日本人がこの問題を映画として見るのは難しいものがあります。 私は途中から面倒になり、青い画面中心に考えて見ていました。 嫌いではないのですが、深すぎる問題ですね・・ 最後にセピアのメキシコの場面で、この国の子供らにはドラッグの世界はなく、 ドラッグを輸出する(というか・・)国のほうはまともで、 買うアメリカ側の色は病んだ青のままなのかと想像してしまう。 この余韻が深いのです。 もう一度見たいとは思わないですが、残る作品ではあります。 [DVD(字幕)] 5点(2005-05-20 05:08:52)(良:2票) 《改行有》

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