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プロフィール
コメント数 154
性別 女性
自己紹介 飲んですぐ効く栄養ドリンクのような映画、
何年も経ってからじわじわと効く映画・・・
良さもいろいろなので、点数には迷います。

いちおう完成度も考慮しているつもりですが
おおむね、自分に強くなにかを残してくれた作品を
高得点としています。

見てもレビュー書く気がしない映画もあるので、
ひどい点のも、ある意味心に残っている映画なのかもしれません。

最近はmixiなどいろいろ映画レビューが見られるページも増えましたが
やっぱりここが一番参考になるかなあと思っています。
ゆっくり更新していきますのでよろしく。


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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  愛を読むひと 《ネタバレ》 ケイト・ウィンスレットって大味でごっつい感じであまり好きじゃなかったんですが、大柄なドイツ人にぴったりだからか、まさに当たり役。なんかマドンナみたいにちょっと迫力ある、強い美しさです。ドイツに行ったことはないのですが、ドイツ人はナチスのした事を今もしっかり子供に伝え教育しているそう。だから虐殺が許されるわけでは全くないけれども。ハンナの罪も知らなかったからといって消えるわけでもない・・・ドイツ人の心には自分が関わったことでなくても、恥ずべきことをしたという自責の意識が今でも深くきざまれているのではないでしょうか。「じゃああなたなら、どうするの?」裁判でのセリフが重いです。この話は、読みきかせるという関係自体がとても魅力的だ。若い時の朗読は甘美でエロチックに、でも2人の間の微妙な距離を表すように。そして時を経たテープでの朗読は、離れた距離を感じながらも寄り添うように。原作は文盲であることがミステリーのような味付けを添えているところが魅力的だっただけに、知っていて見るのはちょっと寂しかったかなという気がしました。[DVD(字幕)] 7点(2010-01-21 21:56:45)

2.  コッポラの胡蝶の夢 《ネタバレ》 一瞬リンチかっ?と思うような、時間や意識が混沌とした世界・・・「老い」とは?・・を中心に、時間、言語、哲学などさまざまな根本的テーマが絡んで、かなり大風呂敷にひろげられています。SFとかファンタジーとかくくれない感じで、今までにないものを追求し、創りだそうというアーティストとしての姿勢が、さすがコッポラと感じました。わかりにくいところもありますが、不思議が不思議のまま進んでいく感じは、幻想文学のようで嫌いじゃないです。浦島太朗的なラスト・・・しかし偽造パスポートはそこにありました。3つめの薔薇にはどんな意味がこめられているのでしょうか?[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-07 19:59:09)(良:1票)

3.  ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア タランティーノみたいにカッコよく作りたかったけど、真面目すぎました、な感じがしました。音楽やテンポであおっているわりには、2人が死ぬという前提に頼りすぎて緊張感がありません。脚本がまずいんでしょうか。ほのぼの映画として見れれば良かったのかもしれませんが・・・。[DVD(字幕)] 6点(2009-01-19 16:29:10)

4.  街のあかり 光と影の美しい計算された画面、だけどなんだか昭和の香りさえ漂う、微妙に演歌な感じ。なんでだろう。日本も昭和のころは庶民がちゃんと庶民だったから、そう思うのかもしれない。シャンデリアがあるのが憧れの金持ちの家、みたいな。うだつのあがらない主人公は、女にだまされ、でも淡々と運命を受け入れる。でも、犬を見捨てたり、自分を見捨てたりはしない。何の力もない庶民だから、受け入れなければいけないこともたくさんあるけれど、それと流されることとは違うのだ。[DVD(字幕)] 7点(2009-01-06 01:13:50)(良:1票)

5.  酔いどれ詩人になるまえに 職場から次の職場へ、酒場から次の酒場へ・・・いわば酔いどれロードムービー? マット・ディロンがいい感じのダメっぷりです。酒もたばこも、もういいよって感じになるので禁酒禁煙する前に見ると逆にいいかもしれません。成功してからなら苦労話だけど、このままならどうしようもない男。原作の予備知識が無かったので、ラストでほっとしました。どんな生活をしても何かを貫くって、ただごとではないですね。[DVD(字幕)] 6点(2008-12-09 17:10:13)《改行有》

6.  厨房で逢いましょう 《ネタバレ》 タイトルからして「マーサの幸せレシピ」みたいなほのぼの映画?という想像を、いい意味で大きくくつがえしてくれた。冒頭の美しい料理の映像など、テーマの大部分をしめる料理そのものをしっかり扱っていて、全体にとても楽しめました。ワインセラーを壊してしまった旦那はかわいそうな人。あれだけの料理を出す店だから、稀少なワインが集められていただろうに、それを壊すことができるなんて・・・告訴してもいいんじゃないか。しっかしエデンは怖いねー。欲望に素直な女は、怖いけれど、人がどう思うかよりも最終的に自分が欲しいと思うものを手にいれることができるような気がする・・・関わるほうはそりゃあ大変ですけどね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-11-17 15:57:36)

7.  ボーン・アルティメイタム 世界トップレベルのサッカー選手のように、つねに相手の先を読み、コンマ何秒で判断、行動する。そんな「頭脳アクション」?に徹した3作目には潔さを感じました。・・・が!1作目でマット・デイモン+アクションのミスマッチに胸キュンした女子としてはですね、2作目でマリーがあっけなく死んでしまい、ポカーン。・・・それ以来ロマンスがないではないかっ!パメラじゃ感情移入できないのよねー。もうひとつの見どころ、世界一周旅行的なロケ地めぐりは健在でしたけど・・・。[DVD(字幕)] 5点(2008-06-09 16:48:32)

8.  アンフィニッシュ・ライフ ハルストレム監督には甘めな自分だが、なんだか普通すぎる印象。ジェニファーロペス??と思いつつ、そんなに悪くはなかったけれど、トーンが彼女にひっぱられている気もする。・・・孫の力は偉大です。[DVD(字幕)] 6点(2008-02-05 14:58:38)

9.  モーターサイクル・ダイアリーズ きっとこんな長~い旅をしたら、こんなふうにくだらないことでくだらないピンチになったり、ちょっとうれしいことがあったり、旅が日常のようになって疲れてくる、そんな状態になったりするのだろうなぁ・・・と想像できて楽しかった。ロードムービーとしてはけっこう正しいのではないかしら?  大切なのは、新しい世界にふれた時、こんなふうに常に自分の中の「違和感」や「疑問」に向き合っていけるかどうか。はたして自分は日常という旅のなかで、そんな目線を持ち続けているのかな・・・[ビデオ(字幕)] 6点(2006-02-07 17:56:23)

10.  ボーン・スプレマシー 携帯電話にサクサクっと細工したり(そんな道具いつのまに??)、運転しながらハンドルに地図ひろげたり(そんだけ見ただけで外国まで行けちゃう!)といった、つっこみをふきとばすようなクールな仕事ぶりがボーンの魅力!そんなトコが今回は少なかったような。カーチェイスはあんなにいりませんよ~。あと残念だったのは、CIA(?)のおばちゃんがキャラ弱い。シリーズ化するなら強力な存在感がもうひとつ欲しかった。前作が「拾いモノ」って感じだったので期待が大きすぎたのか…。ヨーロッパ旅行ガイド的な大風呂敷は健在なので、いろんな国の風景が見れるのは楽しいですね。5点(2005-01-25 20:20:33)

11.  ヘヴン 《ネタバレ》 こんなこと絶対ない!と思いながらも、なぜか腹が立たない。もしかしてこれは聖書の一節のような、寓話めいた世界なのではないかしら、と思ったからだ。お父さんに「彼女を愛してしまった」と告白するシーンから、おや、これはサスペンスではないのだな…と思いはじめる。翻訳によるのかもしれないけれど、ふつう「彼女に恋をしてしまった」でしょうが! そして教会で父と再会するシーン。要職にありながら、その顔に泥をぬるような行為をした息子と彼女に「でも息子はあなたを愛しているんです」って、こんな父親いますかね。寛容すぎる!まるで聖人じゃないですか。そして無言ののち「愛してる」と答える彼女。場所が教会だけに、父親は2人のひっそりとした結婚式を司る神父様のようだ。そして「ヘブン」への新婚旅行に旅立つ2人…はたして神様は十字架を背負ったふたりに「許し」をあたえたのでしょうか?それがわかりません。7点(2004-09-06 16:41:39)

12.  ベッカムに恋して 《ネタバレ》 女の子ふたりでサッカースパイクを楽しそうに買いに行くシーンが大好き。「ベッカムに恋して」=「サッカーに恋して」なのだろうと、サッカーに恋してる私は思う。親に隠せる程度の練習でスカウトがくるほど女子サッカーは甘いのか!というつっこみもしたくなりますが、全体にただようハッピー感で許せちゃう、好感のもてる娯楽映画でした。 [映画館(字幕)] 7点(2004-06-28 20:55:41)(良:1票) 《改行有》

13.  ボーン・アイデンティティー あまり娯楽アクションてジャンルは得意じゃないので、期待せずに見たからか、なかなか掘り出しモノかも。映像の肌触りとアクションにしては「ジャーン」って脅かしの少ない音楽がいいですね。船が停泊する港の色彩、しんとした雪のスイスの街…けっこうロケーション選びにこだわっているんじゃないでしょうか。それからなにより「ひねくれ頭脳明晰少年」マット・デイモンが、脱いだらすごいんです、っていうギャップがナイス!(おやじっぽいかしら)ラン・ローラ・ランで走ってたおねーちゃんも、放浪癖のある女のコって感じが出てます。CIAの目的がやっぱりよく解らないとか、つっこみどころはありますが、次作が楽しみ。過去の自分と今の自分のギャップに悩むデビルマン的孤独なヒーローって方向はどうでしょう? 8点(2004-06-28 20:05:04)《改行有》

14.  過去のない男 《ネタバレ》 今回は「どん底度」がもの足りなかったのでマイナス1点してしまいました。 主人公を不幸のどん底に突き落としながら、くすっと笑えたりほのぼのしちゃうのがカウリスマキの良いところと(勝手に)思うので。今回は文無しのうえ記憶まで無くして、まさに「失うものはない」設定なのに、サバサバしちゃってうらやましかったりもするもんなあ。いきなり女くどいてるし(いつものあの女優さんだけど)。過去とかしがらみにしばられていないって幸せなのかも…もし人間が過去のできごとをすべて記憶しているようだったらつらくてきっと生きてけないし。6点(2004-06-22 16:31:05)

15.  ボウリング・フォー・コロンバイン 白人がいかに「恐がりさん」かというアニメのくだりで笑った。笑ってられないのは、こういう国のまねをしてきた自分の国が、こういう国に言われて断れなくって自衛隊派遣してたりすること。ジャーナリストとしての視点を持ちながらもウィットに富んだ作品が存在し、ちゃんと上映できることは素晴らしいと思う。7点(2004-02-01 16:32:11)

16.  レ・ミゼラブル(1998) あらためて原作のすばらしいドラマ性を感じました。絵もきちんとつくられているし、演技も良い。しかし!英語なのに「ジャンバルジャン」って言う時だけフランス語チックになるのには笑った。「アイ・アム・ジュアーン・ヴァル・ジュァン」って言われても…8点(2004-01-20 17:52:55)

17.  復活 長いわりにはすんなり見れた気もするが、ロシアか。冬に見ると寒さ倍増の映画だったなあ。所詮、昼メロも、トルストイも、はたまたオペラだって、大昔から男女のうんぬんって筋立てはあんまり変わらないもの。そこにタヴィアーニたる世界、芸術があるかどうか。うーん、ちょっと私には伝わりにくかったかなあ。でも「偽善」とは、ということについて考えさせられた。まだあんまり答えは出ていませんが。5点(2004-01-20 13:11:11)

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