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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ワンダー・ボーイズ 神童(ワンダー・ボーイ)をめぐる、疲れた男たちの再生物語。LAコンフィデンシャルの監督と神童を演じるサイダーハウス・ルールのマグワイアに期待し、評判も良かったので観たが、全然期待はずれ。二日掛けて何とか最後まで見たが、退屈極まりなく、取って付けたようなハッピーエンドに何の説得力も感動もない。大体、小説家の世界を描いているのに、文学的雰囲気が丸でない。そして、若い二人はともかく、疲れ果てた男女三人に何の魅力も感じられない。シニカル・コメディというコンセプトが上滑りして、全く洗練されていないのである。やっぱり、マイケル・ダグラス主演の映画にろくな物はないなと、改めて思ったことである。2点(2004-06-27 19:44:29) 2. ライフ・オブ・デビッド・ゲイル 異色のサスペンスとしては面白いが、死刑廃止論の社会派映画としては全然ナンセンスである。死刑廃止論で常に根本的に欠けているのは、被害者の人権に対する視点である。死刑囚の冤罪救済を言うなら、注射などよりもっと理不尽な方法で、予告もなく裁判もなく、冤罪というより罪もなく死刑を執行される被害者の人権は誰が償うのか。責任を負うのは加害者であり、それが死刑という”眼には眼を”の罰であるのは当然であると思う。7点(2004-05-06 09:46:12)(良:1票) 3. ヤング・ブラッド 何度も映画化されているデュマの三銃士であるが、見る価値があるのは、相変わらず美しいドヌーブの容姿のみ、アクロバットのような新趣向の剣戟もそれで迫力が増したかと言えば?が付くばかり、ストーリーも原作をだらだらと追っているだけで新鮮味がなく、焦点もボケている。剣戟が超凄いとか、娘役が超美しいとか、物語がスリル万点とか、何か目玉が欲しいのである。最近、名画ばかり見ているせいか、こういう中身のない娯楽作品はただ興ざめするばかりである。4点(2004-03-11 10:28:43) 4. 17歳のカルテ 精神病院の若い女性群像を主人公の眼から描いた実話で、精神世界に興味ある人はすごく面白いし、そうでない人には限りなく退屈であろう映画。W・ライダーの純真、A・ジョリーを始めとする同僚患者の凄まじいまでの狂気、治療する側のW・ゴールドバーグ、V・レッドグレーブの抑えた情感。そして、ラスト近くでウーピーが言うセリフ、「溜めていないで全部吐き出しなさい」などなど、なかなかのものであった。8点(2004-02-29 18:52:41)(良:1票)
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