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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 制服の処女(1931) 《ネタバレ》 自分の古い映画、名作志向に関しては少なからず視野の狭さを自覚しているが、どうしても1930年代を中心とした映画が肌に合ってしまうことは、自分自身如何ともし難いと思ってもいる。そして本作のように時代も国や文化も、まったく異なる作品に酔いしれると、そういう思いは殊更に強くなってしまう。ましてやこの映画は、女しか出てこない、女の世界の物語なのだ。僕は日常から切り離され、この独特のトーン、世界観に好奇な目で引き付けられていく。そして絶対的な権力者が、一夜にしガラガラ・・・と失墜していく様を、鮮やかな演出とスリルを持って描かれるクライマックスの盛り上がりの中で堪能し、このような自分とかけ離れた“世界”の物語に、“人間”としての共感を覚えてしまう。更に少しでもこの“世紀の悪役”と言える校長先生の立場が頭を過るだけでも、鑑賞後の余韻をより格別なものへと変えていくように感じる。[DVD(字幕)] 8点(2008-09-20 21:18:20) 2. ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ いつか奏でられた楽器の音がリズムを刻み、人が発した美しい声がメロディーを綴る。時に素晴らしい光のような、そして部屋に飾りたいポートレイトとのような映像。僕はキューバ音楽にも、ここに出てくるアーティスト達にも明るくはない。むしろライ・クーダー目当てで鑑賞したクチだ。でもこの作品に漲る老人達の尋常でないエネルギーを感じるにつれ、この鮮やかな音楽と人の生活についての洞察を駆り立てられる。すべての音楽を愛する人への贈りもののような作品。[DVD(字幕)] 7点(2008-06-07 12:06:36) 3. 嘆きの天使(1930) 毒と分かっていても手を伸ばしてしまう毒を撒き散らかすマレーネ・ディートリッヒの代表作。痛いほどに美しい名作ですね。ディートリッヒにこんな視線で見られたら、のた打ち回りますよ、そりゃあ。完全に手の届かない女性(当たり前だけど)だけど、もし仮に届いた瞬間にピンポンダッシュで地平線まで逃げてしまうような(・・・情けない)まさに銀幕のスタア! [DVD(字幕)] 9点(2006-04-20 00:17:36)《改行有》 4. 會議は踊る この1曲、"ただ一度だけ"胸躍る永遠のメロディ。何度観ても心はずむ、あのシーン。大切な宝物のような作品。 [DVD(字幕)] 9点(2006-04-16 23:20:18)《改行有》
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