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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 限定版試写会で観てきました。 原作未読、スウェーデン版は全シリーズ観てます。 ハリウッド版はとにかく派手で画面に華がある。 出演者は『さすがハリウッド俳優!』って感じで、画面にいるだけで華やか。 そして、スタイリッシュだ。 しかし、内容はと言うと、私個人はスウェーデン版に軍配を上げてしまった。 地味だが丁寧に人物の心理描写を描いたスウェーデン版に比べると、ハリウッド版は猟奇的な部分ばかりを強調した印象を受ける。 決定的だったのが、リスの『殺してもいい?』の問いかけに、ミカエルが頷いたシーンだった。 ミカエルは徹底的にクリーンな善人でなくてはならない。 だからこそ、リスは彼に惹かれる反面、彼と反発し、付かず離れずのスリリングな関係を築くのだ。 もしかしたら、ハリウッド版はスェーデン版とは全く違う物語を目指しているのだろうか。 だったら、全く違うタイトルでやれば良いのに。 そうすれば、この作品をオリジナルとして楽しめたのにな~。 今回の点数は、スウェーデン版のリメイクとして採点。 これがオリジナルなら、もっと高得点を付けてました。[試写会(字幕)] 5点(2012-05-13 14:04:12)《改行有》 2. ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 《ネタバレ》 原作未読です。 1は猟奇ミステリー、2ではリスベットの激しい怒りと暴力炸裂、そして完結作となる3では何と法廷モノ!! ただでさえ地味な法廷モノ。 1、2作に比べると、やっぱり見劣りしちゃいます。 見所は法廷でのリスベットのパンクファッションですかね。 カッコ良すぎ!!! 一応は全てに決着が付いた作品ではありますが、ミカエルとの絡みが少ない上に、二人の関係が何となくフワ~~っとした描かれ方で終わったのが残念。 個人的に、リスベットが入院した病院のドクターが、リスベットに対して恋愛を匂わせていてドキドキして観ました。 原作者が急死されたとのことで、ちゃんとした完結を観る事ができないのが本当に残念。 R.I.P....[DVD(字幕)] 6点(2012-03-28 23:20:36)《改行有》 3. メランコリア 《ネタバレ》 実は試写会で一足先に鑑賞しました。 何て言うか、私にはただただ退屈な時間でしかなかった。 冒頭の映像は神秘的で美しい。 だが、それも長すぎて『え?まだ本編に行かないの??』と、冒頭からイライラ。 見終わった後は『やっと開放された!』という気持ちしかなかった。 とても観客を選ぶ作品だと思う。 私には良さを見つけることは出来なかった。[試写会(字幕)] 1点(2012-03-11 14:14:57)《改行有》 4. ミレニアム2 火と戯れる女 《ネタバレ》 原作は未読。 シリーズ1作目でハマり、続けざまに2を鑑賞。 率直に言うと、1に比べ『あれ?』と肩透かしを食らった気分。 今回、ミカエルとリスベットは別行動を取っており、時折、PCを通じてリスベットから一方的にコンタクトがあるのみ。 ミカエルとリスベットの引っ付きすぎず、離れすぎず・・・の関係が面白かっただけに、今回の、この二人の関係は正直物足りなさを感じてしまう。 また前回の事件は猟奇的で毒が強すぎたせいか、今回の少女買春はあまりにも普通すぎて『ありゃ?』とガックリ。 欧米人の感覚からいくと目を覆いたくなるような犯罪なのだろうが、日本では珍しくないんですよね~、少女買春って。 また、ミカエルと距離を置こうとするリスベットの心情をしっかり描かれていないところとも消化不良。 全体的に中途半端なんだな~~。 銃で撃たれ埋められたはずのリスベットが、生き返るのも『???』。 家族の情が働いて、銃弾が急所を外れたのか。 それともリスベットの執念か。 その辺りも説明が無く、一気にリアル感が消えて『やっぱりヒロインは死なないのね!』と冷めた目で見てしまうことに。 ストーリー自体は悪くないので、とにかく残念!![DVD(字幕)] 5点(2012-03-11 13:58:04)《改行有》 5. ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 原作、ハリウッド版は見ていません。 2時間を越える長作品だったが、尺の長さを感じさせず最後まで作品に引き込まれた。 唯一、気になったのは馴染みの無いスウェーデンの人名か。 次々と登場人物が出てくるのだが(名前だけの人物もいたが)、とにかく顔と名前が一致しない。 ・・・というか名前を覚えられない(聞き慣れない人名だったから)のが辛かった(>ω<) しかし、そんなことが吹っ飛んでしまうほどリスベットの存在が大きい。 黒メタルなファッションに身を包み、危険な瞳のリスベット。 一発でぶっ飛んだ。 彼女にハマれるかどうかで、この作品の好き嫌いが分かれるのではないだろうか?? デンジャラスなリスベットとは間逆の人物として主人公のミカエルがいる訳だが、リスベットが危険であればあるほど、主人公が光ってくる。 うまい! リスベットがいなければ、多分、地味な主人公で終わっていたことだろう。 作品自体は『セブン』のような聖書を引用した猟奇殺人を解き明かすミステリーなのだが、『セブン』に比べたら幾分地味なのは否めない。 だが、ミカエルとリスベットの関係が徐々に変化していく様子が丁寧に描かれており、単なるミステリーだけで終わっていないところが面白い。 また、個人的には北欧インテリアがとにかくオシャレで、それを観るのもまた楽しかった。 久々に面白い作品を観た! そう思えた作品でした。[DVD(字幕)] 9点(2012-03-10 23:54:28)(良:2票) 《改行有》 6. アンチクライスト 《ネタバレ》 う、う~~ん。 難しい作品ですね。 結局、肝心な部分は明かされないまま作品は終わります。 妻(シャルロット)の心の闇、エデン、そして夫(ウィレム)。 すっきりしないわ~~。 もう少しヒントがあれば、観てる側としてはあれこれ想像して楽しめるんですが、ほとんどノーヒント。 噂通りの激しいセックス描写でしたが、シャルロットの体つきが貧弱なせいか、あんまりエロさは感じませんでしたね。 むしろ、謎が明かされなかったことの方が引っかかって、あんまりセックス描写は印象に残ってません。 暴力描写も痛々しくはありましたが、観終わった今。 印象薄いですね。 宣伝でセックス、暴力描写を強調し過ぎなのかもしれません。 想像していたものより薄かったです。(私の感覚では) セックス描写目当てで観たので、もう1度、今度はしっかりストーリを観たいです。 個人的妄想・・・ そもそも、子供って本当に落ちて死んだのかしら。 実は妻が虐待して森で殺してたんじゃないの・・・? なんて思ったりしました。[映画館(字幕)] 7点(2011-03-02 23:21:13)(良:1票) 《改行有》 7. クライモリ(2003) 《ネタバレ》 いやー、どうしよう。 全然怖くない(笑) オープニングで殺人鬼の正体が明かされるという、言ってみたら早々にネタバレなこの作品。 「奇形」「近親相姦」「発達した筋力」「暴力性」など、ザワザワするようなキーワードが画面に流れるから、もの凄く期待してたのにっ・・・! 登場する3人の殺人鬼(マウンテンマン)の奇形ぶりが分かりづらい。 映画館みたいな大きいスクリーンだと良かったのかな? 我が家の小さいテレビでは、ただの小汚いオッサン達にしか見えないし、「発達した筋力」という設定が生かされていない。 せっかく3人もいるのに、それぞれの個性を表現し切れてないので、唯一見分けが付くのがモヤシロン毛のみ。 お目当てだったケヴィン・ゼガーズ君は、早い段階であっさり殺されちゃうし。 ・・・え? これ、続編が作られたんですか!? このことが一番のビックリです!!! [DVD(吹替)] 3点(2010-08-25 18:23:48)《改行有》 8. 善き人のためのソナタ 《ネタバレ》 まったり進行な作品。 うちの旦那は始まって5分で寝ちゃいました。 社会主義を信じ、愛している主人公。 盗聴という仕事を通じ、彼が見たのは「慈しむ愛」。 主人公の私生活は、シンプルな部屋と金で買う性。 愛の無い生活を送っていた冷酷なマシーンだった主人公が、徐々に人間性に目覚めていく姿を、主人公演じるウルリッヒ・ミューエが好演。 社会主義を裏切れば、待っている制裁。 主人公が苦悩し、制裁を恐れ、それでも恋人達を守ろうとする姿に深い感動がありました。 最後の「これは私の本だ。」のセリフで、どっと来ました。 2時間超えの作品ですが、最後まで作品に引き込まれたまま見終わることが出来ました。 しかし、ほんの20数年前に、こんな事が本当に起きてたんですから、考えたら恐ろしい話ですね。 [DVD(字幕)] 8点(2007-11-10 18:34:21)《改行有》 9. ブラック・ダリア 映画公開時、テレビのCMで「ブラック・ダリアの死体」をやたら強調するんで、サイコ・サスペンスと思い込んで見てしまいました。 そのせいでしょうか。見終わっての感想は「やられた~~~!」です。 これサスペンスなんですね。人物をしっかり書き分けられていないのか、アイスとファイヤーのキャラが際立ってこない。だから、2人のやり取りがツマラナイ。ラストで、色んな事柄がブラック・ダリアと結びつくんですが、それまでの見せ方がツマラナイせいか、「へ~~・・・」って感じに。パズルで言うところのピースをたくさん散りばめたのはいいけれど、そのパズルをはめて行く行程の見せ方が悪かった、という印象。残念。 [DVD(字幕)] 3点(2007-09-12 14:56:41)《改行有》 10. 運命の女(2002) 《ネタバレ》 主婦の私としては、素敵な男性に誘われてトキめいてしまうコニー(ダイアン・レイン)の気持ちは、よ~~~く分かります。 ポール(オリヴィエ・マルティネス)に惹かれながらも、妻として、母としての道徳観に悩んでしまう女心をダイアン・レインが見事に演じているなあと感じました。 物語は不倫モノで終わるのかと思いきや、途中で、逆上した夫がポールを撲殺した所から、サスペンスへと様変わり。 正直、こんな展開になるなんて・・・、と驚きました。 ただ、サスペンス物として観ると物足りないし、不倫モノとしても物足りない。 映画館で観てたら、多分、ガッカリしてたかも。 テレビで観るには丁度いい映画。 [地上波(吹替)] 6点(2007-09-12 14:18:39)《改行有》
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