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【製作国 : ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  PERFECT DAYS 《ネタバレ》 「本当にトイレ掃除やってるの?」「お父さん昔みたいじゃないし施設に会いに行ってあげて。」という意味の妹のセリフや平山の行動から、昔例えば進路などへの家庭内の干渉に反発して、家庭を持ち普通の生活を営むことを放棄し、孤独で自由な生活を選択したのではないか。彼の中ではその点時間が止まったような部分があるが、生きている以上日々時間は経過して行くし、他人との関係や喜び、驚きもそこここに存在する。そういった人生に彼は満足しつつもいくばくかの後悔、そして諦念もある・・・という感じなんだろうか。 6~70年代の渋い選曲の音楽、堅実な演技の三浦友和が出てたのも個人的には好印象、平山程の悟りには程遠く世俗の中で苦闘する今風若者を演じた柄本時生もよかったと思う。石川さゆりはわずか1分ほどの歌唱時間にもかかわらず心に残る流石の歌声の張りと艶。彼女を知らない外人観覧者からすると単に「ママ歌うめえなあ」、なんだろうけど日本人からしたら演歌の女王なんだからそらそうよ、とある意味贅沢な起用ではと感じた。まあ兎に角本作ではセリフも極端に少なく単調なシーンも多い中2時間余、ここまで引きつける役所広司の演技は大変見事でしたとしか言いようがない。 ドラマチックなストーリーの娯楽作品とかではないので少し観る人は選ぶか。[映画館(邦画)] 8点(2024-01-28 11:43:01)(笑:1票) 《改行有》

2.  帰ってきたヒトラー 《ネタバレ》 ムッソリーニの方を先に観てしまいあまりにそっくりな内容で拍子抜けした。 上手くいかなかったり、酷い事になると悪者探しをしてそれを糾弾して終わりにする人間社会の進歩のなさ、戦争は終わっても地域の根元的問題は残るという事、マスコミの無責任な商業主義について描かれているのは良いと思った。[ブルーレイ(吹替)] 5点(2020-05-16 15:59:21)《改行有》

3.  スターリングラード(2001) なかなかお金をかけていて、それなりに楽しめました。CGは使ってますが、最近の擦過音と爆音で誤魔化した映画ではなく、じっくり見せてはくれてます。ロマンスも女性兵士の多かったソ連軍ならではの状況を活かしていて、よくある愛と感動の駄作戦争映画にはなっていなかったと思います。邦題はドイツ映画の方と同じだし、芸がない。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-02-11 20:58:36)

4.  ヒトラーの忘れもの 《ネタバレ》 第二次大戦後のデンマークで、ドイツ軍少年兵の捕虜たちが海岸で大戦中にドイツ軍に敷設された膨大な数の地雷除去処理を課せられる話。全く知らない話で映像も良かったが、少年兵達のキャラクターの描き分けがもう一つ。 何度かの地雷爆発シーンはそれぞれ衝撃的で痛々しく、いたたまれない気持ちにさせられるが、それとは対照的な浜辺のサッカーシーンはほのぼのしてよかった。 ラストのデンマーク軍将校の少年兵たちとの約束を果たそうという気持ちはわかるが、行動までの流れがやや唐突過ぎ。[映画館(字幕)] 5点(2017-09-05 21:27:48)《改行有》

5.  スターリングラード(1993) 《ネタバレ》 1942年秋から冬にかけてのスターリングラードでのドイツ軍の壊滅を、突撃工兵大隊を軸に描いていますが、全く救いのないストーリーです。個々のエピソードや映像は印象的なものが多く、輝くイタリアの海水浴場での休暇からトンネルを抜けるとどんより曇ったロシアの平原、土砂降りの中を町に着けばあふれる戦傷者に捕虜への無慈悲な虐待、苛烈な市街戦と炎、ネズミのはびこる真っ暗な地下道の戦い、泥、血、凍傷、そして真っ白な雪原の中での絶望感等、なかなか強烈でした。ただ、最後のソ連女兵士や憲兵将校射殺等の話は余計だったような気がします。 また、最後の脱出輸送機に群がる兵士達の姿等、50年台の同じスターリングラード戦を描いた西ドイツ映画「壮烈第六軍!最後の戦線」と似た描写などもあり、参考にしているものと思われます。[DVD(字幕)] 7点(2017-08-29 22:10:14)《改行有》

6.  ワルキューレ 《ネタバレ》 戦時が舞台ですが、戦争映画というよりサスペンスものとしてよく出来ていたと思います。 史実に基づいてますが展開は割りと早いので、重い歴史的テーマからの感銘とか、余韻とかはあまり感じられませんでした。字幕の訳ではややはしょった表現もありましたので、当時のドイツ軍の組織とか知らないと解りにくい部分もあったと思います。 爆弾爆発の後、シュタウフェンベルグと共に車で脱出する際の、副官ヘフテン中尉の呆然とした表情が印象に残っています。 ベルリン護衛大隊長レーマー少佐役はドイツ映画でおなじみのトーマス・クレッチマン。またドイツ軍将校役か、という感じですが、クーデターの鍵を握る事になる役をクールに演じていました。史実ではこの騒動時の行動により、彼は2階級特進しているはずです。 時は1944年の7月ですので、何度か出てくるヒトラー他列席の会議では、ソ連軍のバグラチオン作戦により白ロシアでドイツ軍がコテンコテンにやられている様の報告がなされています。何度か登場するJu52は実機のようです。[映画館(字幕)] 5点(2017-08-11 10:17:39)《改行有》

7.  麦の穂をゆらす風 独立戦争への過程が一地方での出来事中心で描かれている感じなので、 あれ、もう{一応)自治が獲得できちゃったのか? という唐突な印象を受けた。アイルランドの歴史について知識がないとわかりづらい。[DVD(字幕)] 4点(2017-08-06 10:57:29)《改行有》

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