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1. アクト・オブ・キリング
《ネタバレ》 インドネシアであった大量虐殺の加害者に、当時のことを再現しながら演じてもらうというドキュメンタリー。今まであまり大っぴらにされていなかった歴史的事実にこういった形で切り込むというのはそれだけでも意義があり、興味深い。
撮影を続けるうちに、最初のうちは純粋にノリノリだった加害者アンワル・コンゴ達に、変化が起こっていく。暴動のシーンや、悪夢のシーンで、加害者がふと放心したような顔をしたりするところを捉えているので、その度にハっとさせられる。
終盤の拷問シーンに至っては、いままで自分には罪の意識なんかないと豪語していた男が恐怖に怯え、
身体に異常をきたす。そして彼は涙ながらに・・・って、どうもできすぎに感じてしまう。
カメラを回していないところで、演技指導もしくは何らかの誘導があったのではなかろうか。
そこで唐突に終ってしまうので、「大量殺人者である彼らも人間である」という結論ありきの作品だったようにも見えてしまった。
遊び半分で残酷なシーンを演じる前半の彼らには嘘くささはなく、心底ゾっとさせられた。エンドロールに並ぶ、Anonymous(匿名)の多さには脅かされた。[映画館(字幕)] 8点(2015-03-27 23:21:45)《改行有》
2. アンチクライスト
《ネタバレ》 全部セックスがいかんのやー! エロスが悪いんやー!でもやめられない! 人間だもの!! っていう話??? うーん、全然分からないっす。
オープニングは美しかったです。エグい表現については、そこまででもなかったかなー。という印象。実際ものすんごいエグそうなシーンはあるんだけど、そこはガッツリ修正が入ってぼかしてあるので、実際にどんぐらい酷い事になっているのか分からない。あれだけ修正されちゃうと、海外で無修正版観た人と感じ方がまるで変わっちゃうと思うんだけど。でも、この作品ぼかしなしだったら、相当ヤバいか。悲鳴出るレベル。とりあえずデフォーさんのケツはいっぱい映るけど、チンコはAV以上にボカされてます。
内容の方はと言えば、なんかすごーく色々な解釈できそうな映画でもあるんだけど…。うーん難解。難解だけど、繰り返し見たい作品では絶対にないしなぁ。
この映画を見た後、しばらくインポになりそう。[映画館(吹替)] 5点(2011-03-26 21:40:59)《改行有》
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