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【製作国 : デンマーク 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 リスベットというキャラクターは普通脇役っぽい。石田衣良さんのI.W.G.P.に出てくる「ゼロワン」のように。そこに光をあてて,そのキャラに人生を与えているので,妙に生々しい感じがするし,魅力があるのだろうと思う。ノオミ・ラパスがよくあの役柄を演じきっているのが素晴らしい。シャーロック・ホームズでは全くべつのキャラを演じているので彼女の力で(もちろんスウェーデンの高倉健ことミカエル・ニクヴィストもいいんだけれども)あの,長さを見ることができたといっても過言ではない。ハリウッド版もいいのかもしれないけど,こちらも素晴らしい。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-08-16 22:57:50) 2. フラッド 2回見たんだが、きっと半年後ストーリー忘れてるんだろうなあ。保安官めちゃくちゃだよ。。。と言うコメントを残してもしょうがないので。良かった所を。町が水につかっていく中で現金を奪い合うという着想は素晴らしい。あの水の増え方からすると相当巨大な盆地にある町なんだなあきっと。4点(2005-01-31 22:43:12) 3. ドッグヴィル 《ネタバレ》 ニコール・キッドマンは本作のような姿がとても美しい。着飾ったり髪の毛をいじったりするとどこか人工的な美しさが出てしまい引いてしまうのだが、本作の彼女はシンプルで美しい。そして、この人間の弱さ醜さをこれほどまでに描ききったラース・フォン・トリアーに脱帽した。舞台でも演じきれそうだがそうではない。この話は映画でないと描ききれないのだ。カメラが私たちが見たいと思う物をしっかりととらえることができているからだ。(野球やサッカーをテレビで見た方が分かりやすいのと同じだ。)特に見たくも無い日常や自分以外の人間が何をしているのかどうしているのか分かることで、孤独さを強調することが出来る。10点でない理由は子どもを殺したからだ。幼い子ども(赤ちゃん)にどんな力があるというのだ。母親に対する仕返しのためとはいえ、罪がないのではなかろうか。。。。ま、映画的には子どもたちだけ助けるというのもしまらないですけどね。 ーーーーーーそして、明日からの私の生活はしばらく自己嫌悪でいっぱいの日々となるであろう。映画で人生について考えることが出来るのは良しとしたい。が、生きるのが嫌になる物を見てしまった。セックスの醜さをより強調して見せられ、正義も愛も倫理観もその他全て誰もが認める人間の素晴らしさが、欺瞞に思えてくる。ある意味、R指定の映画だ。9点(2004-11-16 22:54:22) 4. ゼイ・イート・ドッグス レンタルビデオやさんで借りた。凄く面白い映画だと正面玄関にポスター付きで手書きのコメントまでつけてあった。たしかにその通りだった。登場人物の描き方が細かくて,彼等が犯罪をしようとするまでの経緯があまりのなさけなさがとてもいい。人が罪を犯す時って結構あんなもんだったりして。仲間を殺しちゃうときってのもあんなもんなんだろうなあ。でも,どこかで見た事あるような感じのする映画だ。新しくはない。6点(2003-01-18 07:44:54)
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