|
1. ダーク・ブルー
《ネタバレ》 有る意味「パールハーバー」のような設定なのですが、こちらの作品の方が格段に崇高です。ストーリーはよくある単純なものなのでエピソードの端々は容易に予想出来ますが、男同士の友情という面で内面的な部分を深く掘り下げているところに好感が持てます。
しかしカレルは本当に良い奴ですね。女性関係のもつれから、尊敬する上官・・・と言うよりも親友であるフランタから裏切りを受けてしまいます(フランタにも悪意は無かったが)。ショックを受けて落ち込みますが、フランタが敵機に撃墜されそうになった時にきちんと助けました。ところがフランタは勘違いして、カレルが腹いせに自分を撃ったと言い掛かりをつけます。フランタは自分が勘違いしていたことに気が付きますが時既に遅し、カレルはすねてしまい返事すらしてくれません。カレルとの友情は完全に壊れてしまったと思ったでしょう。フランタは数日後の戦闘で、戦闘機から海に投げ出されてしまい再び死に直面します。しかし、またもカレルは自分の命をなげうってフランタの命を救いました・・・。
こんなにハートの有る友人を持てたら幸せですね。同じ立場になった時、私のまわりの親友達はどうでしょうか・・・、大丈夫!きっと救ってくれるでしょう。もちろん逆なら私も助けますよ!・・・と、そういうことにしときます。6点(2004-01-29 16:57:19)《改行有》
2. マイ・リトル・ガーデン
《ネタバレ》 戦争というものは本当に悲しい行為だとひしひしと感じる作品です。壁を隔てての天国と地獄。命を賭けたリアルな隠れんぼ。少年の勇気を支えたのは「家族の愛」と一冊の「ロビンソンクルーソー」だった。少年の直向きな生への挑戦、父親を一途に思う純粋な気持ちに心打たれる。
水が無いので仕方無く酒を飲んで酔っぱらってしまう少年。父親と叔父さんの幻影がセピア色で表現されるこのシーンは、最後の父親登場のシーンに生きてくる。少年と同じように、見ているこちら側も夢なのか現実なのか混同してしまうように仕込まれた演出は非常に上手い。
7点(2004-01-20 08:52:31)《改行有》
3. キングダム(1994)
非常にシュールな作品。記憶ではデンマークの作品だったと思います。
暗くて嫌~な感じの映像で、訳の分からないキャラも出てきます。「皿洗い?している2人」は一体何なんでしょう?
WOWOWで見ていたのですが、変な赤ちゃんが生まれて、怪物みたいに大きくなって・・・、院長先生のようなオッサンが外国に旅立つとか、何かそんな感じの場面で終わりました。近々続編が有ると宣伝してたくせに、いまだに何の音沙汰も無しです。そうしたら打ち切りという情報。何なんだこの作品は?
2点(2003-12-25 19:05:29)《改行有》
|