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【製作国 : デンマーク 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 偽りなき者 点数が高かったので期待して見たが、それほどでもなかった。 デンマークでは性犯罪に関して、被害者側が告訴する・しないというシステムは無いのだろうか。 日本にはこのシステム(親告罪)があるせいで、残酷な仕打ちをした加害者が罰せられないことがある。被害を受けても警察に言わない女性もいるため、立件数も少ない。 日本の性犯罪の認知件数はわずかであるが、レイプ被害を受けた女性のうち、警察に訴えたのはわずか4%である。(この数字はある統計からのデータだが、泣き寝入りする女性は9割以上というのが日本のレイプ被害に関して、関係者に一致する見解である) この数字は世界的に見ても圧倒的に低く、立件されていない犯罪も入れれば、他の先進国並(かそれ以上)の犯罪発生率となる。決して日本は、性犯罪が少ない国ではない。 実際に、自分の実家の近くでも小学生女児が高校生の男に性的虐待をされ、子宮を切除する事態になったが、親が告訴をしなかった為その男は野放しになっている。そのような男が再犯する可能性は高いのではないか。このような面でも、日本は女性が生きにくい国である。 この作品で描かれるように、加害者とされる男性の主張を聞かずに逮捕するのも良くないが、日本のように被害者が泣き寝入りしなければいけない国も悲惨だ。 その他印象に残ったのは、親の罪を子どもにまで求めないのが日本とは違って良いな、ということと、疑惑が晴れたらすぐにコミュニティに受け入れられるのも日本と違うな、ということ。 ムラ社会日本は、不祥事は家族ぐるみで非難され、一度良くないレッテルを貼られた者は社会復帰が難しい。デンマークのような国と日本のような国、どちらが生きやすいかは人それぞれだと思うが、自分はデンマークのようなシステムの方がよい。 [DVD(字幕)] 6点(2014-01-26 00:06:22)《改行有》 2. バベットの晩餐会 ポジティブな意味でもネガティブな意味でも印象に残らない作品。 嫌なシーンがあるわけでもなく、印象的なシーンがあるわけでもなく… 過去に見ていて、それを忘れていてまた見たとしていても違和感がない、それぐらい自分の印象には残らなかった。 老いてから見たら違うのかなー[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-12-05 22:51:02)《改行有》 3. 光のほうへ どこかで救いがないというレビューを目にしたが、少なくとも不条理な救いのなさではないと感じた。展開が読め、予想できる範囲での悲劇が起こるので、多くの観客にとって予想できないであろう不条理な悲劇が突き付けられる作品のような「救いの無さ」はない。 内容としては暗いかもしれないが、映画としては良く出来ていると感じた。音の使い方、時系列の見せ方、複数視点など。内容というより構成で唸らされた作品。[DVD(字幕)] 8点(2012-09-09 15:45:02)《改行有》 4. ストリングス 愛と絆の旅路 『糸』で動くという世界観が確立していて、ストーリーもよい。 吹き替え版の声の感想。草なぎ剛は良くも悪くも普段通りの演技で、他のベテランの方は上手だった。本業が声優ではないが、香取慎吾は上手かった。 彼の普段の声からは想像できない嫌らしい『悪役』の声を出していたのが高評価。 デンマークの作品ということだが、これからにも期待。 [映画館(吹替)] 6点(2011-01-27 17:13:58)《改行有》
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