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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1047
性別 男性
年齢 30歳
自己紹介 とにかくアクションものが一番

感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます

備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません
10点…大傑作・特に好き
9点…好き・傑作
8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く

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【製作国 : デンマーク 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  魔女(1922) 《ネタバレ》 デンマークのベンヤミン・クリステンセンによる驚異的な作品。 今見れば恐怖はまったく無いだろう。終始ゆったりした展開で退屈に感じるかも知れない。ただその映像の凄さに酔えるか酔えないかだけだ。 冒頭からしばらく流れ続ける不気味な悪魔のイラストや解説。悪魔に対する歴史的考察は中々勉強になる。 そこからオムニバス形式で悪魔に取り憑かれた人間たちの狂乱の連続。 悪魔に誘われ犯されていく女性たち、サバトの醜悪な宴、気の触れた修道女たちの醜態・・・異様な光景の数々。 その異様さは何処かユーモアさえあるのではないだろうか。 特殊メイクによって作られた悪魔の造形も凄い。 魔女狩りや異端裁判といった中世の呪われた歴史も絡んでくる。 傑作だ。[DVD(字幕)] 9点(2015-01-28 05:43:08)《改行有》

2.  ドッグヴィル 《ネタバレ》 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は余りの嫌悪感に殺してやろうかと思っていたトリアーだが、この映画は素晴らしい。 3時間近い長尺だが、不思議と退屈せずに惹き付けられた。 ベルトルト・ブレヒトの「三文オペラ」に触発されたと語るトリアー。 舞台のような場所に線を引き、観客には丸見え、登場人物たちには塀や窓といった“壁”が見えている。或るいは、本当は見えているのに見て見ぬフリをしているだけなのかも知れない。 10の章に別れたこの作品。 “犬”の街と言われたこの街で、一人の女性が文字通り飼い犬にされていく残酷な話だ。 逃げる女、それを追う黒服の謎の男達。 女は何者で、何処から来たのか解らない。怪しい見た目とは逆に、彼女は何処までも受動的だ。 ゲーム感覚で住人に認めてもらえるようある賭けを提案するトム。 彼はミステリアスなグレースの虜だ。 他の男達も、次第にグレースに欲情していく。 女達も、受けいれては徐々に彼女に嫉妬と怒りをぶつけていく。 彼女は住人に認めてもらおうと涙を呑んで耐えて耐えて耐えた。 舞台劇のような作りで残虐な演出は無いが、精神面はナイフでえぐられるようだ。修羅場怖いよ。 線だけで区切られた“家”の中で犯される女。 住人には見えていない。観客だけがこの真実を知るのだ。 大体ジェイソン一家のせい。 唯一残念な事と言えば、グレースが来るまで男達を虜にしていたリズの裸が見たか(ry 街の住民も酷いが、グレースの“無自覚”さも本当罪な女だよ。 グレースは優しいね。 今まで“世話”になった恩をしこたまお返しするクライマックスの壮絶さ! 後味は悪いが、妙にスッキリするものを感じたのは俺だけ?[DVD(字幕)] 9点(2014-12-31 21:42:56)《改行有》

3.  ガートルード カール・テオドア・ドライヤーは、この作品で人間の精神世界を描こうとしたのかも知れない。かつてロベール・ブレッソンが「スリ」で精神的な世界を造り上げたように、ドライヤーは映像を二次元的な世界に閉じ込めてしまう。いや、三次元から二次元の空間に抜け出したといった方が正しいのだろうか。 「吸血鬼」は白黒画面で壁の白さを引き立たせるために、壁をピンク色にしたという。 ドライヤーが映画を撮る時は、壁や自然といった“空間”から構築していく。 この作品の壁の白さも、異常と言って良いほど白い。この世に存在しないんじゃないかというくらい。 土には土の色があるが、人間で言う“精気”がこの壁にはまるで無い。 壁の白さも不気味だが、劇中の登場人物たちも記号のような存在だ。 感情のかの字も感じられない空間、そして耐え難いほどの緊張で貫かれた画面。ドライヤー一つの境地。[DVD(字幕)] 9点(2014-04-12 01:17:26)《改行有》

4.  怒りの日(1943) 《ネタバレ》 「奇跡」と並ぶドライヤーの最高傑作。 「魔女狩り」をめぐって揺れた時代。女は男に愛を求めるが、その禁断の愛は男を虜にする。 女の魔性の美・・・心は拒絶しても肉体は彼女を求めようとする・・・人間の本能が。 ドライヤーの宗教描写は「宗教なんざクソ喰らえ」ってところが好きだ。 劇中の二人も禁じられた愛に染まっていく・・・。 ドライヤーの描く女性像もフルスロットル。 本当こういうの上手えなドライヤーは・・・。[DVD(字幕)] 9点(2014-01-25 13:30:03)《改行有》

5.  奇跡(1955) 《ネタバレ》 「奇跡(御言葉)」の題でも知られる作品。 俺個人は宗教を否定する「怒りの日」の方が好きだが、この作品が「裁かるゝジャンヌ(裁かるるジャンヌ )」に並ぶドライヤーの最高傑作である事は確かなのだろう。 「裁かるゝジャンヌ」は神格化されたジャンヌ=ダルクを一人の人間として描き抜いたが、この映画に起こる奇跡は神の仕業か、あるいわ人の言葉が起こした奇跡なのか。それは見る者に委ねられ、その瞬間を貴方はワクワクしながら待てるのか、あるいわ苦痛を伴いながらも待てるのか。少なくとも、劇中の人間たちの神に対する信仰は何処か薄い。 丘を登り神のお告げか何かを待つもの、それを諦めてくれる事を待つもの、家族の帰りを待つもの、希望と焦りを抱えながら医者を待つもの、荷物を運ぶためにその時を待つ漆黒の馬車、椅子に座って最後の別れあるいわ奇跡を待つものたち。時計の針も誰かが再び動かしてくれる事を待っている。 のどかな農村風景、動物の鳴き声でいつものように起きる人々。青年が窓を開けると、小高い丘に階段で登っていく男の後ろ姿。 青年たちは丘を登った男の後を追い、それを窓から見守る家族。風でなびく丘、そこから見下ろすように何かを語り始める男。男は部屋の中でも火の灯された蝋燭を持ち、同じような語りを続ける。それを優しくそっと消し、家族にコーヒーを振る舞う。どうやらこの光景は家族にとって日常風景になってきているらしい。 彼はこの後も何度も何度も同じような語りを繰り返す。その積み重ねが奇跡へと繋がる。 蝋燭は室内を照らすため、死者を弔うため。 凶事を知らせる馬車の疾走。 哀しみが満ちた空間、馬の嘶きが時間の経過を伝える。薄いカーテンが窓から注ぎ込む強い光を和らげる。 重く結ばれた指がある“言葉”によって開かれる瞬間・・・!少女の唇も微笑を浮かべ、重く沈んでいた眼に光が蘇る。 冒頭でも神か人間の奇跡かは観客に委ねられると書いた。 ただ、俺個人は人間が起こした奇跡だと信じたい。たとえ本当に神様がいたとしても、その言葉を伝えられるのは人間だけなんだから。時計の針を動かし生命を与えられるのは・・・。[DVD(字幕)] 9点(2014-01-25 13:27:34)(良:1票) 《改行有》

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