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【製作国 : アイルランド 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ミスター・ロンリー 映画紹介のそっくりさんというところで場末の演芸場のようなイメージを感じて敬遠していましたが予想以上にはまってしまいました。 最初の方は温かい優しい人が多くてほんわかした雰囲気で入っていきますが、途中から毒がのぞき始めて、尼さんが飛行機から落ちるあたりで、この映画はどちらに向かって行こうとしてるんだろうと思いはじめ、そうしたら目が離せなくなりました。 いくつもの印象的な死が出てきます。人生なんて思う通りになんかいかない、それでも生きて行こうと思う。それも力強くではなく、なるように流されてみよう、そんな風に思える映画でした。[インターネット(吹替)] 9点(2017-07-02 12:38:17)《改行有》 2. 麦の穂をゆらす風 《ネタバレ》 今に続くアイルランド紛争をアイルランド側から見た映画です。どんな戦いでもなにかしら息抜きがあるものです。ケン・ローチの映画が好きなのは悲惨な状況の中で、ホッと息をつける、息を抜ける部分があるからなのですが、この映画にはそれがないので悲惨さだけが残りました。余所の国のことはもとより、同じ国の人のことさえも理解するのはむずかしいけど、理解しようと努力することは出来ます。この映画を見て理解する努力をすることですら難しいということを実感しました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2007-11-17 05:54:52) 3. マグダレンの祈り 《ネタバレ》 実話ものの映画である意味、驚きはしましたが楽しめる映画ではありませんでした。修道院からの脱出ものですが実話とフィクションの線引きは難しいです。実話を実話として描く映画の限界を感じました。ラストに登場人物達のその後を字幕で入れることが実話映画では当たり前のようになっていますが、食傷気味です。[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-29 12:54:44) 4. イン・アメリカ 三つの小さな願いごと 《ネタバレ》 後半は涙と鼻水をすすりながら見ていました。自分を責めながら生きていく人の話にめちゃくちゃ弱いです。ニューヨークのスラム街、貧しくて恐くて吹きだまりな人たちの決して良い環境でもないぼろいアパート。不幸を抱えたままの家族の暮らしなのに幸せな感じがしました。うだる暑さでやっとつけたエアコンがショート、それだけで死にたくなるくらい鬱になりそうなのにニューヨークの街のせいか、どうにかなるだろうという開き直りのような不思議な力を感じました。そんな生活からかいま見える街の生活が不思議なノスタルジックを伴って魅力的でした。ニューヨークに住みたい![CS・衛星(字幕)] 8点(2005-09-17 17:21:10)
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