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【製作国 : アイルランド 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ダブリン上等! 《ネタバレ》 展開、面白いというか巧いですよね。のほほんとする内容では全然無いのに、視点のどこかがスローで優しい。コーヒーにブラウンソースや最中にアゴへの一撃を食らわす中年女性、テレビに映った自分の髭に泣く女の子のキュートさ等に、ついつい笑。それらのシーンも良かったが、何でか女の子をグーで殴るシーンが私的に一番の大爆笑。フェミニストなのに!笑。[DVD(字幕)] 7点(2006-01-13 02:23:29) 2. マグダレンの祈り 自国愛と信仰の熱心さがウリのアイルランド人がこんな映画を製作したという心意気には頭が下がる。信仰というシステムや修道院という組織が問題なのではなく、何の疑問を持つべくもない閉塞された環境・組織・団体の一部が、腐敗を生むのだ。どうしようもないものか、な、問題。アイルランドでは1996年にこれらの施設が閉鎖された事により、社会の病巣にはささやかなるピリオドが打たれた。が、今現在私たちが生活するこの世界のすぐ傍らにも、私たちの知らない所で似たような腐敗が脈打っているように思う。現代社会に生きる者として、恐怖を覚えずにはいられない。[DVD(字幕)] 9点(2005-10-29 23:41:41) 3. ブッチャー・ボーイ 《ネタバレ》 可笑しい。信じられないぐらいの主人公の悪童ぶり。でも、何か憎めない、同情とは違う何かを、主人公には抱いてしまう。女神(天使か?否!みたいなの)との対話で締めくくられたラストシーンの良さは、なんともいえない清涼感。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-10 04:59:54) 4. アフガン零年 私たちが持余している「自由」を、チョットでもいいから分けてやりたい。憐れみだけでは何も変わらないが、モノグサな私は祈る事しか出来ない。アフガニスタンだけでなく、世界中の虐げられているであろう少年少女達に、幸多からん事を祈るしかできない。全く、私は無力だ。そんな気分にさせるのは、この作品の力量なんだろうか。それとも、今現実に理不尽が横行している社会情勢のせいなのだろうか。8点(2005-02-08 23:46:59) 5. ヴェロニカ・ゲリン アイルランド国民は、愛国心のカタマリな奴等ばっかだ!っていうイメージが良くも悪くも私にはあって、「チョットついて行けねェーかも」とか、思って観ていた。しかし、一人のマスコミ人ヴェロニカ・ゲリンは、そんな愚にも付かない私の思惑を超越していた。 スーパーマンでもワーカーホリックでもなく、ただ笑い、泣き、怒り、怯え、屈しない。実に人間臭く戦い続けた新聞記者。彼女の死がドラッグ汚染撲滅の為に国民、法律をも動かし影響を与えたという功績は、悲話ではあるが、称えたい。 実話を基にした映画は「最高点9点」という私的基準も、今回は例外。今も尚、真実の為に命懸けで励んでいる、そしてかつて励んでいたであろう多くのマスコミ人の功績も称える心算で、一点献上。[映画館(字幕)] 10点(2005-01-10 00:03:23)《改行有》 6. スターリングラード(2001) ジュード・ロウは格好良かったが、このテの映画には感情移入し切れない。半端にハッピーエンドなのもアレだが、史実ならば致し方ない。が、やっぱ戦争映画は、なんか浅いとダルい。4点(2004-03-11 00:37:28) 7. アンジェラの灰 プロテスタントとカトリックの確執や時代背景、アイルランドの国民性等々、イマイチ入っていけない感じもあったが、面白かった。主人公の散々な青春に、どういった「オチ」が待っているのか・・・と思ってたら肩透かし。これが不味かった。しかし月蝕のシーンと懺悔のシーンなど、感動的では、あった。6点(2004-01-25 23:58:51)
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