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プロフィール |
コメント数 |
304 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
つたない文章力で自分なりのレビューを心がけます。映画館で観た作品は自然と評価が高くなりがちです。 |
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1. ストーカー(1979)
《ネタバレ》 他者を幸福に導く事を自らの幸福であると信じているストーカー。自分の名誉や欲のために部屋を目指す作家。人類の幸福の為であると言い部屋を壊そうとする物理学者。いずれも大義名文を掲げているが欲望に支配されている。
部屋への旅の道中、理系と文系のインテリが人生について机上の空論を交わす。誰が先に行くか、どうやって部屋に行くか、3人の男が四苦八苦している中、なんの障害も感じていないかのように、犬(=本能、純粋性の象徴?)がスイスイと部屋へと進んでいく。
3人はようやく部屋の前までたどり着くが、誰も部屋に入れず自分の本当の姿(欲望)と向き合う事ができない。そして帰路につきバーへと戻る。
ストーカーの妻はどの男よりも地に足の着いた現実に即した、たくましい言葉を言い放ち、ストーカーはただ現実に絶望する。
そして今まで呪われた子と言われた、言葉を語らず足の不自由な娘が、人間の手には及ばない力を発揮する。人間の力を超え、何も語らず瞳を向けるその姿は、神のようにもみえた。[DVD(字幕)] 6点(2015-07-16 03:20:48)《改行有》
2. ストレンジャー・ザン・パラダイス
《ネタバレ》 独特の空気が漂った映画でした。まったく弾まない会話や登場人物の行動、雰囲気など作品の至る所から感じる脱力感。競馬に出かける二人に置いていかれたエヴァの側をうつし続ける事で観ている側にも怠惰感と退屈さを共有させ、場所が変わっただけでやってる事が変わらず全く魅力を感じない二人の男。毛嫌いしていた祖国に望んでいない形で帰るウィリー、二人がブダペストに向けて旅立ったと思っているエディー、モーテルに戻ったエヴァとその後に流れるエンドロール。その全てのかみ合わなさ加減とゆるさ、リアル感がとても心地よかったです。[DVD(字幕)] 7点(2008-02-24 19:05:43)
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