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1. 戦争のはらわた
ペキンパー映画の登場人物って、真の男以上に男らしいな~。なんだか同じ男なのが恥ずかしくなってきた。8点(2003-02-08 15:14:18)
2. ブリキの太鼓
社会の傍観者でいるために成長を止めた主人公は、叔父を事件に巻き込み、弟を自分の息子だと確信し、最終的には親殺しまで演じる。狂った時代と呼応するような倒錯の世界に圧倒されました。[ビデオ(字幕)] 10点(2002-11-14 23:52:23)
3. 暗殺の森
《ネタバレ》 ベルトルッチ最高の作品!!少年時代の忌まわしい体験から、周りから切り離された疎外感を感じる主人公。だからこそ、大衆に支持されるファシストに足を突っ込み、自分の疎外感を振り払おうとするが、やはりファシストにも成り切れず、一人車の中で身じろぎも出来ない。体制崩壊後にファシストの先導者に詰め寄る場面でも、大衆の行列が過ぎ去ると、先導者は意図せず流れの一部になるのに対し、主人公は一人取り残される事になる。自分の拠り所を確保するため、組織の一員であろうとするが、誰とも分かり合えない孤独な映画だと思います。[ビデオ(字幕)] 10点(2002-11-14 23:18:10)
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