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プロフィール
コメント数 313
性別 男性
年齢 64歳
自己紹介 映画は生もの。リアルタイムで見るのが一番だけど、古い名画はどうしようもない。TVでしか観れないのなら、電気を消して電話を切って、誰も来ない夜に、なるべく劇場と同じシチュエーションで見るように努めています。(お酒を飲みながらはありますが)観る側、つまり自分も生ものですので、その時の体調、精神状態では見方も変わります。B級がA級に見えたり、恋愛映画がアクション映画に見えたり、でもそれはそれで面白いと思います。
と、勝手な事をのたまう40才の映画好きな親父です。

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【製作国 : 西ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  カサンドラ・クロス 《ネタバレ》 公開当時「心あるパニック映画」という宣伝コピーにつられて観に行きました。大阪の北野劇場と言う大きな映画館で、正月作品の中でも特に注目作でした。しかし、観ていても、はて?心あるとはどういうことかいな。の疑問ばかりであまり楽しめず。パニック映画といっても視覚的な怖さ、危機感は鉄橋から落ちるクライマックスまではおとなしく、むしろ細菌に騒然となる人間の状態を指しているのが分り、このへんが今までのパニックものと違うのかな?などど考えたり。確かに渋めのオールスターキャストで描かれる見所のある映画ですが、走る列車の疾走感、閉じ込められた閉塞感、鉄橋までの時間の緊迫感などが非常に乏しいと感じました。出演者達のアップや苦悩ばかりでは、それらの要素を満たすのは難しいのでは。最後の鉄橋もミニチュアと分かってしまう作りでは、盛り上がりに欠けますし。題材的には美味しいので、リメイクしても面白いのでは。舞台を宇宙にして。なんて勝手な感想で申し訳ない。5点(2004-03-15 17:24:32)

2.  ブリキの太鼓 《ネタバレ》 カンヌで賞を取った作品だそうで、公開時に観ましたが自分には難解でした。ドイツの歴史も知らないし、スタッフも?の名前ばかり。娯楽作でもないので、もう一度観ようという決意もしばし封印。でも、何年か後、深夜のTVでやっているのを偶然観て、「今なら、どうかな?」と想いビデオを借りて来ました。わずか3才で大人になることを拒否し、大人達の愚行(戦争であるし、愛欲であるし、その他もろもろ)を傍観する少年。ものすごい風刺ですね。また、子供が純粋な眼で見つめるドイツの現代史が(まあ、どこの国でも同じだと思いますが)その愚行の繰り返しであることを痛烈に訴えています。でも、子供が純粋?いえいえ子供が一番残酷なのでは。だからこそ、この映画もエログロを客観的に見せきっていますし、何の予備知識もない子供にとっては、馬の目から鰻がにょろにょろなんて平気なのでしょう。どことなく退廃的な雰囲気のある作品ですが、年をとって見ると、結構気に入る箇所が多々ある不思議な映画です。8点(2004-03-10 10:13:48)

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