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【製作国 : 西ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. バグダッド・カフェ 《ネタバレ》 バグダットなんていうからイラク映画(?)なんてずっと思ったんだけど、見てみたらまったく違ってました。荒涼とした環境の中で、ギスギスしていた人間関係が一人の女性の来訪により癒されていく様子は良かった。[ビデオ(字幕)] 7点(2007-01-21 19:01:04) 2. 薔薇の名前 映像的には不気味だけど、ミステリーとしては物足りなかった。もう一度観たら見方も変わるかも。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-01-07 12:22:11) 3. ネバーエンディング・ストーリー 絵本を読まれているようであまりストーリーに入っていけなかった。主人公の子が暗い部屋で本読んで「がんばれアトレイユ!」とか叫んでるだけってのもどうも・・・。[地上波(吹替)] 5点(2006-12-30 00:24:55) 4. 地獄に堕ちた勇者ども 見ごたえのある映画だった。鋼鉄一族が欲により落ちぶれていくさまが、ナチスの権力闘争と絡み合ってとても面白く観ることができた。ただ突撃隊と親衛隊・国防軍の対立や「長いナイフの夜事件」について知らないと訳がわからないかも知れない。同時に三島由紀夫の「わが友ヒットラー」を読むと楽しい。[DVD(字幕)] 8点(2006-12-28 22:31:27) 5. ブリキの太鼓 《ネタバレ》 内容も映像も全てにおいて自分に強い衝撃を与えた映画。三歳で成長を止めたオスカルの醒めたナレーションと奇声、太鼓の音、次々と死んでいくオスカルの周りの人たち、三歳児の性交、つばに砂糖かけてなめあうシーン・・・・グロテスクなシーンの連発が時代の狂気を物語っているように思える。[ビデオ(字幕)] 9点(2006-12-27 00:35:31) 6. コルチャック先生 《ネタバレ》 白黒の映像がリアルさを引き立てているように思う。ナチス体制側についたユダヤ人富裕層やドイツ人将校の中には先生を助けようとするものもいたが、それを固辞し子供達と共にガス室の犠牲になる先生は優しく立派な人だと思う。ただ肌が白く金髪の子供を何人か助けるチャンスがあった際に先生は子供を選別することはできないとこれを拒否した点には、自分の信念を押し通す先生のエゴのようなものを感じてしまった。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-25 17:34:31) 7. 暗殺の森 《ネタバレ》 ファシスト批判というよりは、一人の人間の正常と異常の間の葛藤を描いた映画のように思う。男が子供のときに男色行為を強要され、そのトラウマから自分は異常者なのではないかと真剣に考えるようになり、正常性を求めてファシスト新体制に順応していったものの、体制は崩壊し、それまで正常だと思っていたものは一夜にして異常なものとなってしまう。男は恩師や恋した娘を犠牲にしてまでファシズムに帰依してきた。それが最後の悲痛なラストに繋がるのではないか。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-25 10:56:07) 8. ベルリン・天使の詩 散文のような詩的な展開に美しさは感じたが、肝心の内容がつかめなかった。作品の芸術的評価はともかくとして、娯楽性は皆無に近く退屈極まりない。[ビデオ(字幕)] 4点(2006-12-25 10:07:14) 9. さよなら子供たち 《ネタバレ》 教会の学校の子供たちは匿われて転向してきたユダヤ人の少年に対して、髪が黒いとかユダヤだとか言ってからかっていじめている。主人公のフランス少年もユダヤ少年と遊ぶときもあればからかう側に回ったりしている。こういう仲良くしたり傷つけあったりしている友人関係がいかにも小(中)学生というリアルさを感じた。結局、ユダヤ少年はナチスによって連行されてしまうわけだけど、そこで少年達は自分達のしてきた行為(からかい)の重さに気づく。密告した用務員青年の「これが戦争だ」という言葉とシーンが頭から離れない。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-25 09:45:35)
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