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【製作国 : 西ドイツ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. フィツカラルド 社会に認められるための通過儀礼が山登り。中盤まで冗長にも程があるので見続けるのがしんどいけど、山登りのシーンは忘れられない。[DVD(字幕)] 5点(2016-12-12 23:35:47) 2. パリ、テキサス 《ネタバレ》 これまでの人生で、マンガや映画、ドラマ、ノンフィクション・ドキュメンタリーなど様々なものに泣かされてきたけど、本作では本当に身体が枯れてしまうんじゃないかと思うほど泣いた。涙をながすことと自慰行為をイコール視する人がいて、彼らの意見には膝を打つ部分もあるんだけど、本作で私が流した涙は人間の根本に関わる涙だったと思う。息子との再会によってようやく人生と、過去と向き合う決心がついた男が身を落とした元妻とガラス越し、電話越しに対面せざるを得ないという非情な現実、徐々に男がかつて愛した夫だったと気付き、ただただ涙を流す女の辛さ。悲劇の中の悲劇だ。本作のことは絶対に忘れられない。[DVD(字幕)] 10点(2016-03-14 03:06:48) 3. ストレンジャー・ザン・パラダイス 《ネタバレ》 ロードムービーだもの、何も起こらなくて当然。雰囲気は好きだし、好きなショットもあるし、何度か笑った。でもなあ、いくらなんでも退屈なんじゃないのか?ヒロインはとても魅力的で、彼女が画面に映っているだけで興味をそそられたけど、男連中には一秒たりとも興味を持てなかった。絶妙にバランスが悪い。このバランスの悪さが映画のすべてなんだろうなあ…。好きだし、嫌い。そんな感じ。[インターネット(字幕)] 6点(2015-07-05 21:46:22) 4. オーソン・ウェルズのフェイク 《ネタバレ》 スパッとダマされてしまって、気分爽快です。「最初の1時間」があまりにも退屈で、イグジット・スルー・ザ・ギフトショップを先に見ちゃったからなあ…と後悔していたのですが、途中で見るのを止めないでよかった!眠気との戦いに勝った後の、なんとすばらしい騙し! 1時間経ってから驚くほど面白くなっていきます。ゴダールさんをブラインド越しに見つめるピカソには爆笑させられました。天丼のやり過ぎだとは思いましたが、次々に展開していく面白すぎる大嘘には惚れ惚れしてしまいますね。さすが全米を火星人の恐怖に陥れた男です。不勉強なので「市民ケーン」をまだ見ておらず、今作がオーソン・ウェルズ初体験だったのですが、とんでもない監督でございました。俳優としても素晴らしいですね。映画に出てくる嘘つきの中で最も胡散臭い![ビデオ(字幕)] 8点(2014-06-10 19:34:43)《改行有》
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