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プロフィール |
コメント数 |
763 |
性別 |
男性 |
年齢 |
56歳 |
自己紹介 |
観た映画はできるだけ褒めたい。 |
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1. ベルリン・天使の詩
《ネタバレ》 実はもう何年も前に「シティ・オブ・エンジェル」を観て、この映画が元になっていると知ってからも何年も経つのだけど、今回やっと観ることができた。
ほぼ上記の予備知識のみで観たので、市井の人々の心の声が延々と描かれる前半には少し辟易してしまった。名作の誉れ高き作品で、名監督、という予備知識がなかったら、途中で観るのを諦めてしまったかもしれない。しかしながら、モノクロの映像の中に一瞬入り込むカラー映像のなんと鮮やかなことか。
生きている実感のない天使たちにとって、彼らの生きている世界がいかに無味乾燥で味気ない、実感のないものかということを痛烈に感じさせる描写には、流石と唸るしかなかった。
そしてピーター・フォークの名演。
そうか、彼も堕天使の一人だったのか。しかもピーター・フォーク本人を演じさせるなんて、なんと味わい深いキャスティング。
人間界に降りてくることも悪いことじゃない。発見の喜びに満ちている、そんな希望を感じさせてくれる演出だった。
マリオンが彼をすんなり見つけるシーンも余計な演出がなくて良かった。彼女の言っていることはちょっと理解できなかったんだけどね。
このあたりまで観ると、前半の人々の心の声がなぜあんなに長々と必要だったのかが伝わって、最後まで味わい深い映画。[インターネット(字幕)] 7点(2024-10-10 17:30:02)《改行有》
2. バグダッド・カフェ
《ネタバレ》 カメラワークと色使いが独特。斜めに切り取るのにちょっと辟易。
でも、バグダッド・カフェの佇まいが素晴らしい。中でも給水タンクが秀逸で、この映画のアクセントになっている。
適度な距離感が居心地の良かったカフェが、ジャスミンの登場で変化し、それを是とする人もいれば、耐えられず去る人もいる。
わたしは多分、出て行く方の人間だけど、そこにはジャスミンに対する嫉妬も入っているのかもしれない。
悪い人が一人も出てこないので、嫌な気分にならずに観られるし、観終わってから、いい時間を過ごせたなと思える一本。
そしてラストにちょっと疑問符の一本でもある。[インターネット(字幕)] 8点(2020-04-18 00:24:30)《改行有》
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