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プロフィール |
コメント数 |
1202 |
性別 |
男性 |
ホームページ |
ないっす!!! |
年齢 |
61歳 |
自己紹介 |
客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。 別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。 もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…) 好きな言葉は「恋」 です。 |
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1. エンド・オブ・トンネル
《ネタバレ》 最後の最後がなければ「まぁこんなもんか」といった感じの映画ですが、ラストの10秒で評価が一転。
ネットでこの映画の感想などを読んでもあまり書いてる人がいないのが不思議でしょうがないんですが(3人で家族として暮すハッピーエンドとか書いてる人すらいてびっくり。ちゃんと映画を観てないのね)、最後のアレにはほんとやられました。
「娘がしゃべらなくなったのは2年前、彼(悪党)と付き合いだしたのも2年前、じゃ娘がしゃべらなくなった理由はわかるでしょ」…と母をミスリードして手なづけときながら、実は6歳の娘に手を出してたのは主人公自身だったという事がわかるラストの手つなぎシーン。
いやしびれました。
例えば娘が犬に話してる言葉だって主人公が自在に編集して都合のいいとこだけ切り出せばいいわけで、母をだますの簡単ですよね。
映画の途中、娘が下着姿で徘徊して主人公のとこにくる謎のシーンとかあったわけですが、そういうのも娘と主人公が出来てる伏線だった、と。
マジすごいです。
映画中で細かく気になるいろんな伏線を最終的に回収せずに放り出してますが、もうそんな細かい事はどうでもいいです!
途中までずっと主人公として活躍してた人間が実は小児性愛者の変態でした!とか、そんな映画他にないです。
彼がなぜ金を横取りしようと思ったのかもそもそも謎だったわけですが、単に一番悪い奴が主人公だったというだけっていう…これはほんとにまいりました。
すごい映画です。[インターネット(字幕)] 7点(2019-06-22 15:51:52)《改行有》
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