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プロフィール |
コメント数 |
2162 |
性別 |
男性 |
年齢 |
57歳 |
自己紹介 |
実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます
評価:8点以上は特別な映画で 全て10点付けてもいいくらい 映画を観て損をしたと思ったことはないので 酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです
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●今週のレビュー 「」
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1. 光州5・18
(評価低いです。この映画を好きな人、気を悪くなされませんように・・。)弟想いの兄と兄想いの弟の気持ち悪いほどの平和な日常は後の非人道的事件をより非人道的に見せるための演出なのかもしれないが、くさすぎる。兄の女性に対する漫画のような不器用さは「ほのぼの」を超えてコメディのラインを超えている。実際、兄の先輩にあたるタクシー運転手なんかは完璧にお笑い担当で、ゆえにコメディ色はあえて入れているということになるのだろうけど、平和を描くのにコメディという発想がそもそも安易すぎる。残酷な史実をエンターテイメントとして見せるためということであったとしてもやっぱり安易。しかもコメディと言ったって人格で笑わせているだけという浅はかさ。後半のシリアスな展開もいちいち兄弟親子のドラマが大袈裟に乱入してきてむやみに感動を煽ってくるのがうっとうしい。俳優たちが一生懸命に泣いたり笑ってたりさせられてるのを見て哀れに思った。[DVD(字幕)] 1点(2010-08-18 16:05:43)
2. 子猫をお願い
《ネタバレ》 今どきの若者たちのコミュニケーションの手段として必須アイテムである携帯電話が映画でも重要な役回りを持っている。ケイタイは5人の女の子それぞれがそれぞれに連絡を取る手段として頻繁に登場するが、5人の繋がりを強固にするものではなく、むしろ繋がりを希薄にするものとして登場している。いつでも連絡が取れるという便利さに甘える一方で、無いと繋がりを持続できないという不安を生むケイタイ。かかってきた相手によって電話に出る出ないを決めることができ、コミュニケーションというにはほど遠い独りよがりなものとなる。目の前に友人がいても誰かからの電話に邪魔される。そこに実際に会わなければ渡せない「子猫」を介すことで正常なコミュニケーションを模索しているのかもしれないと思った。5人組の中の3人の物語なんだけど残りの二人、つまり双子が異質な存在感を噴出しているのだが、この双子がいなければ作品の仕上がりが暗くて重いものになっていたと思う。そのうえ双子は単なる「お笑い」担当ではなく、実は深いところで重要な役回りを演じていたのかもしれない。中国系であるとか、家庭の事情の複雑さとか、そのせいで5人の中でこの双子だけが家庭から独立した存在でいることとか、最後に猫を回収し解き放ってやる役回りであることとか、なんか意味があるんだろうな。[DVD(字幕)] 6点(2008-10-30 13:18:49)
3. 殺し屋1
クセのある出演陣が皆、いい味出しまくり。ポーリン・スンのボケボケぶりがいい。松尾スズキが二人いるのは怖すぎ。暴力を誇大して見せることで虚構性が強調されているというか、漫画チックで、それはそれで良かったのですが、拷問シーンは妙にリアルで見ていて辛かったです。基本的に“切る”とか“刺す”とかって苦手でして、乳首スパ-ン!は叫びましたよ。スプラッター系を楽しめない私には向かない作品でした。究極のMが究極のSに求めるものが味わったこともないような絶望。そしてその求めに応じずに、絶望を与えないという究極の絶望を与える。なるほど、理解できない世界です(笑)。面白いと思える部分は多いんですが、“切る”とか“刺す”とかがやっぱきついっす。あと、垣原の死体から額の傷が消えていたのはなんで?[DVD(字幕)] 4点(2005-07-26 13:05:52)
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