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プロフィール |
コメント数 |
1274 |
性別 |
男性 |
年齢 |
43歳 |
自己紹介 |
嫁・子供・犬と都内に住んでいます。職業は公認会計士です。 ちょっと前までは仕事がヒマで、趣味に多くの時間を使えていたのですが、最近は景気が回復しているのか驚くほど仕事が増えており、映画を見られなくなってきています。 程々に稼いで程々に遊べる生活を愛する私にとっては過酷な日々となっていますが、そんな中でも細々とレビューを続けていきたいと思います。 |
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1. シルミド/SILMIDO
あつーい映画でした。「特攻大作戦」から「アルマゲドン」までならず者部隊の映画は数あれど、これほどに熱いのは他にはありません。ハリウッドクラスの技術を用いてド演歌をやるってのが韓国映画の特徴ですね(けなしてるわけじゃありませんよ)。前半は素晴らしかったです。地獄の訓練やその中で成長していく兵士の姿が熱くさせました。しかし中盤以降は一気にペースダウンし、さらに韓民族ならではの熱演がかなり胃に重くなってきました。とはいえ、この映画にはそれ自体に熱い闘志がみなぎっており、件のもたつきすら製作陣の息吹のように感じます。脚本上の計算や、演出的な効果を狙ったのではなく、製作側が心で作った映画なのだと思えるんです。これぞハリウッドが失ったものであり、代わって韓国映画がそれを復活させようとしているのかもしれません。香港も「インファナル・アフェア」を生み出すまでに成熟しているし、それにひきかえ日本映画ときたら・・・。7点(2004-07-02 01:17:36)
2. 親切なクムジャさん
《ネタバレ》 刑務所での親切なクムジャさんぶりなど脇のストーリーはおもしろかったんですけど、肝心の復讐部分がつまんなかったです。やっぱりペクという人物の描写がほとんどなかったのが問題でしょう。ペクへの復讐がこの映画の中心なんですから、見ている側にもペクへの憎しみを持たせてくれなければ話に入り込めるわけがありません。この監督は静かなシーンをじっと見せるという演出をよくやるのですが、前半こそ「何かあるかもしれない」と思って画面に見入ることができるものの、後半になるともう飽きてきちゃうし、前半に期待したほど深い話でもなさそうだとわかってしまった後なので、とにかくさっさとやってくれよとイライラしちゃいました。後半への大きな伏線になるのだろうと思っていた親切なクムジャさんぶりにも大した意味はなく、13年間も良い人を演じ続けていた意味もよく分かりません。「復讐者に憐れみを」「オールドボーイ」そして本作と、パク・チャヌク監督は後半になって話が破綻する傾向があるので、その辺を何とかすれば大傑作が撮れると思うんですけどね。刑務所のエピソードを独特な映像センスと含みのある素晴らしいナレーションでするすると見せた前半には大変な才能を感じたことですし。[DVD(吹替)] 4点(2006-04-30 21:28:22)
3. シュリ
劇場公開時に鑑賞した際にはピンと来ず、今回10数年ぶりに見返してみたのですが、私の中での評価は変わりませんでした。韓国映画隆盛のきっかけとなった重要作であるという歴史的価値は認めるものの、映画としてはイマイチかなと。ハリウッドのアクション大作と日本のトレンディドラマをミックスして一定の形に仕上げることには成功したものの、それ以上のものにはなっていません。。。
分断された南北朝鮮の悲劇を一組の男女の関係にまで圧縮したドラマパートについては、その意気込みこそ買うものの肝心の出来はよくありません。恋愛の描写は死ぬほどダサイし、二人を襲う悲劇も取ってつけたような薄っぺらな印象を受けました。北の国民が飢えているから南北朝鮮は再度戦争をすべきだという北工作員の主張は意味不明だし、観ていて納得できる要素が少なすぎました。。。
アクションパートについては、同じような見せ場の連続で飽きてしまいます。逃げる北工作員と、それを追う韓国機動隊という構図ばかり。韓国側は大人数なのに北工作員を追い込みきれず、彼らが放つ大量の弾丸はほとんど命中しないというバカバカしい見せ場がしつこいくらいに繰り返されるのですから、アクション映画としては赤点でしょう。また、都市を丸ごと破壊できる特殊爆弾や、金魚に仕込まれた盗聴器などのアイテムにも無理がありすぎで、南北朝鮮の悲劇を描くという本作のテーマにまったく馴染んでいませんでした。
[DVD(吹替)] 3点(2012-07-14 02:04:11)《改行有》
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