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1. オールド・ボーイ(2003)
大変出来の良い映画でした。前半は、ストーリーの割に軽い雰囲気で実はコメディなのかなぁと思いきや、バイオレンスシーンはどんどん激しくなるし、ストーリーもどんど
んヘビーになっていくし、見終わった後はひたすら脱力感が残りました。
全体的に質が高く、飽きさせるところもなく、主人公の男の存在感はスゴイです。ただ、あまりにも悪趣味としか言えないようなシーンや展開が多いため少しげんなりしてしまうとこはありました。[映画館(字幕)] 9点(2008-03-24 18:56:49)《改行有》
2. 折れた矢(2012)
《ネタバレ》 どんなに筋が通っていなくとも、お上に都合の悪いものは封殺されてしまう社会。そんな中、超賢い被疑者がアル中弁護士を従え司法に挑む。重いだけでなくユーモアもあり、最後まで惹きつけられる非常に質の高い作品。しどろもどろになっていく判事が可哀想になってしまうほどだったが、最後は・・・。
スカッとはしないが「まだ終っていない」という余韻を残すラストは秀逸。
「こんな国で子供が育てられるか!」と腐った政府にNOをつきつけている挑戦的な作品である。[DVD(字幕)] 8点(2014-05-11 11:37:47)《改行有》
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