みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : 韓国 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ハッピーログイン 《ネタバレ》 三者三様の恋愛ドラマ。 売れっ子の俳優と気の強い脚本家。部屋を借りた男とその物件のオーナー兼CA。難聴の作曲家とその事実を知らない女性。 最初は安っぽいドラマを見ているようであまり面白さを感じず。しかも登場人物が多いうえに脚本家とCAが似ていて少々混乱。人間相関図を頭の中で整理するだけで一苦労。 ただ、中盤くらいからがぐっと面白くなります。 こーゆーオムニバス形式のものっていうのは一組くらいつまらないものがあるものですが、今作では三者三様、それぞれが良い味を出しています。 コメディ色が強いのは部屋を借りた飲食店経営の男と詐欺被害にあったCAの組み合わせ。何かと笑わせてくれる二人です。 難聴の作曲家とその彼女は一番若いカップル。衝突が少なく、最初からうまくいきます。ですが作曲家の若者は難聴である事実を言い出せないでいます。応援したくなる二人です。 俳優と脚本家の組み合わせはその中間といったところでしょうか。 それぞれの恋愛が直接からむことはありません。ですので、前半はともかく、中盤あたりからはすっきりして見やすくなります。 それぞれの恋愛が絡むことはありませんが、それぞれの生活の中でさりげなく他の人たちと接点がある構成に遊び心を感じます。 最後は全員にハッピーエンドが訪れる最高の結末。 エンドロールで映し出される三組のその後は見ている側も幸せな気分にさせてくれる最高のエンディングでした。[DVD(字幕)] 7点(2021-10-18 03:07:54)《改行有》 2. 二十歳 《ネタバレ》 これは青春群像劇になるのでしょうか。3人の主人公。それぞれの世界が均一に描かれます。 最初は高校生活での出会いを描いているため、3人一緒の描写が多い。その後3人はそれぞれの道へ。 ある者は大学へ進学し、堅実な生き方を望む。 ある者は漫画家という夢を追いかける。 ある者は金持ちの両親に甘えて自堕落な生活を送る。 どれも日本の若者にそのままあてはまりそうな現実感があり、それぞれのエピソードが興味関心を引きます。 ですがきれいに3等分されてしまったため、薄味、消化不良になってしまった部分はあります。きっと連続ドラマというスタイルでじっくり見せてくれるほうが、この手のストーリーには合っているのでしょう。 3人の掛け合いは面白く、前半は笑える部分も多い。 後半は若者特有の恋愛や未来への悩みに焦点があてられ、笑いの要素は鈍化する。 それならそれで良い。それぞれの悩みに真剣に向き合ってくれるのであれば、それなりに味わい深い作品になっていたでしょう。 ところがこの作品では、それすらも悪ふざけで茶化そうとします。その最たるものが食堂での大乱闘。もしかするとやり場のない若者の気持ちをここで爆発させたかったのかもしれませんが、それにしてもカタルシスのかけらもない。個人的には度を超えた悪ふざけにしか見えなくてちょっと辟易させられました。 とゆーわけで後半面白さが失速しちゃったように感じたのですが、ドンウのラストの笑顔を見るとなんだかオールOKな気もしてきました。 ちなみに女優さんたちはみんなかわいくて良い感じです。 ただ下ネタがきつめなので、家族で見るには向かない映画だと思います。[DVD(字幕)] 6点(2021-06-08 09:51:25)《改行有》 3. ハロー!? ゴースト 《ネタバレ》 なんか退屈だなー。だらだらしてるなー。面白くなりそうで全然面白くならないなー。ゴーストたちにイライラすんなー。主人公全然学習しないなー。いい加減にしてくれないかなー。お姉さんはステキだけど良い人すぎるなー。 と、まじでだらだら見ていたら、終盤になると急に面白くなり始め、クライマックスでは涙してしまうという凄い映画。 この映画のターニングポイントは、警察署で主人公の独り言(本当は独り言じゃないけど)を聞いていたお姉さんの『胸トン』。で、どさくさにまぎれて主人公までお姉さんに『胸トン』。まじで何やっとんじゃいと思いますが、この辺くらいからが面白い。で、最後まで見るとごほうびが待っているような映画。 でもそれだけで高い点数はやれないのでありますよ。[DVD(字幕)] 6点(2019-07-08 03:17:32)(良:1票) 《改行有》 4. 春の日のクマは好きですか? 《ネタバレ》 最初の1時間くらいが全然面白く無い。まじでやばいくらいにつまらないです。あまりに退屈で時間を確認したらまだ30分も経っていなくて驚愕します。 それに、ヒロインのヒョンチェと、ヒョンチェを好きな地下鉄運転手ドンハ。この二人にあまり魅力を感じません。 まあヒョンチェは百歩譲って良いとして、ドンハが見ててイライラします。 個人的には、研修に来ていた社員と、女子店員とのプチエピソード。こちらのほうがちょっと良かったです。 この社員と結婚することになった女子店員、ちょこっとしか出番がありませんでしたが、一番可愛かった気がします。 いろいろ文句ばかり並べましたが、事実が明らかになる後半、急に路線が変わり面白くなります。 今までのゴリ押しのラブコメから、急に正統派ドラマへとシフトチェンジ。急にシリアスに。そしてミステリー感も強くなり、なかなか興味をひかれます。そんでもってラスト。 『誰?』聴覚障害の女性は知っている、でももう一人の男性は? もう少し伏線でもはってあれば驚くこともできたのでしょうが、全然知らない人がラストのオチを飾るって、すごいっすね。[DVD(吹替)] 5点(2016-11-23 04:55:54)《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS