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コメント数 982
性別 女性

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【製作国 : 韓国 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  殺人の追憶 連続猟奇殺人事件の話というので見るのを躊躇してましたがこれは見てよかった。事件が未解決と知っているのに、犯人を追う捜査や事件が緊張感を持って展開されるので引き込まれて一気に見てしまった。不安定な時代背景だったというにしても、田舎の刑事達の捜査のずさんさやいい加減さにはびっくりする。証拠保全のまずさ、見込み捜査、拷問、証拠のでっち上げ、勘だより、あげくは占いまで、、凄惨な話でも前半には笑いどころもあって、場内でもサスペンスらしからぬ笑い声が、、ソウルから来た刑事が冷静に彼らのまずさをカバーしていたのに、犯人に近づいたと思った時に怒りと焦りから同じような感情的行動に出てしまう。捕まえられそうでいて捕まえられないもどかしさは刑事達だけではなく、見ているほうにも同じように伝わってくる。そうした作りと言い俳優のうまさといい、韓国映画の水準の高さを実感させる作品だった。9点(2004-04-22 22:21:17)

2.  オアシス 《ネタバレ》 ムン・ソリ演じる脳性麻痺のコンジュはまるで本当に障害のある女性のようにリアリティがある驚愕の演技。彼女が作中で数回夢想する健常者のシーンがなければ演技だとは思えないほどだが、健常なのに表情や体中を不自然に歪め続けることは大変なことだったろう。彼女の素晴らしさはすでに賞賛ずみだが、青年ジョンドゥを演じるソル・ギョングがこれまた素晴らしい。知恵遅れとかいうより社会的に未熟で世間的な常識が理解できないまま大人になって、自己表現も下手なので周囲に理解されず問題ばかり起こして皆に厄介者扱いされている。一種の発達障害なのかもしれないが、程度の差はあれこういう人は周囲にも結構いるのではないか。落ち着きのない貧乏ゆすりや丸めた背中、あっけらかんとした表情など全身からこうした特異な彼の性質が浮き彫りにされる。後先考えない彼は彼女に対しての卑劣な下心から近づき彼女を強姦しようとする。こんな男でも彼女は「可愛い」と言って花をくれたことが嬉しい。第一他に心から関心を持ってくれる人もいない孤独な身の上なのだ。周囲に厄介者扱いされる者同士の純愛。ジョンドゥの行動が危なっかしいので見ていてもはらはらするが、今まで誰からも省みられることのなかったコンジュにとっては初めての心躍る時間だったろう。たとえ障害があろうと気持ちは健常者と変わらない。セックスを求めるのも自然なことなのだ。しかしこの行為は誤解を呼び警察沙汰になる。彼は事態をうまく説明することもできないし、彼女も緊張で言葉が出ないので真実は伝わらない。壁のタペストリーoasisは空想の楽園の舞台だが、彼女が怖がる影を消すために彼のとった必死の行動には涙がこぼれる。それにしても食事を断られる場面など韓国では障害者に対する理解がこんなにないのだろうか。勢いのある韓国映画だが他の甘い・悲恋といったラブストーリーとは一線を画す作品で、監督のイ・チャンドンはじめこのメンバーは別格の感がある。あまりに演技が素晴らしいので甘めの9点。9点(2004-03-31 18:00:39)(良:1票)

3.  春夏秋冬そして春 無邪気に遊んでいる春、煩悩の誘惑に負ける夏、罪を犯し俗世から戻った秋、再び修行に励む冬、そして繰り返す春。 静謐で美しい四季に重ねて一人の男の人生が繰り広げられるが、「人の一生は重荷を負いて遠き道を行くが如し」という家康の人生訓そのもののような冬のくだりがことに印象深い。子供の頃魚や蛙やヘビに石の重石をつけて遊んで老僧に諭され、幾たびの春夏秋冬を重ねた男が、弥勒菩薩を抱えながら自らに石の重石をつけて険しい山を登っていく。山頂に鎮座した菩薩がはるかに見下ろす風景はまるで神が下界を見ているようだが、深い山中の湖と庵というこの地自体が浮世離れしていて素晴らしい。そして菩薩と共に合掌する男の境地も煩悩を越えて悟りを得たように見える。 言葉ではなく映像で東洋(仏教)思想あたりを感じさせる手腕が新鮮で見事だった。 8点(2004-11-26 23:07:52)《改行有》

4.  おばあちゃんの家 この作品の評価のほとんどの部分はおばあちゃんにあります。私は映画を見ただけで裏話などはほとんど知りません。しかしこのおばあちゃんは素人で、田舎で実際にこういう生活をしている人ではないかと思いました。しゃべれない設定なのでセリフはなくその動く姿だけ、日常の様々な姿や暮らしぶり、自然な表情、それらをみているだけで感動もんです。わがままな都会の子供の全てを受け入れようと一生懸命な姿には涙がこぼれます。ただ演出・設定で不自然なところもあって、たとえば牛が何度も走って来るところや、何十年ぶりの母親の帰郷なのにろくに話もしないですぐ帰ってしまうなど。しかしそれらを補って十分なほど、このおばあちゃんの存在感は感動的です。まさにおばあちゃんを見る映画です。8点(2003-09-06 15:23:48)

5.  ほえる犬は噛まない ペットの犬を殺す、食べるというショッキングなところがあるので好き嫌いは別れるところかもしれないが、韓国社会を風刺的に描いてなかなか面白い作品だと思う。はやりの美形俳優が演じる韓国映画とは違い、出てくる人物たちも風景も日常的でリアルな感じに描かれている。主人公の男は姉さん女房に尻に敷かれ、賄賂を工面できずに教授になれないという鬱憤がある。そのせいかマンションで犬を飼うのは禁じられているのにそれを 守らない住民がいて吼える犬に腹が立つ。小心な男が引き起こした事件はさらに様々な事件を呼び起こし、、、と話はテンポよく展開し、韓国社会の裏面のあれこれを”ブラックな”ユーモアで描き出す。描かれることが時にどぎついようだがコメディタッチなので嫌味はなく見られた。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-10 21:32:48)《改行有》

6.  シルミド/SILMIDO 《ネタバレ》 酷い話ですよねぇ、いくら犯罪者だとはいえ国の都合で死ぬほど過酷な訓練をしておいて、方針が変わったからと殺して存在自体を闇に葬ろうなんて、、 たとえ彼らが犯罪者であろうとなかろうとこんな人権無視は許されない。 政治的にも微妙な話をこの時期映画化したというのもかなり大胆なことかもしれない。 映画はすさまじい訓練や反乱銃撃戦の殺戮と、最初から最後までハイテンションで息を詰めて見るような緊張感の連続。 アン・ソンギ、ソル・ギョングはじめ演じた俳優達はみな迫真の演技だったがさぞ過酷な撮影だったことだろう。 画面からは汚名を着せられたまま闇の中に埋もれていたこの人たちの真実を、多くの人に伝えたいという熱い思いが伝わってくる。 立場は違っても閉鎖された場所での3年の訓練でお互いに情を通じる間にもなっていたのに、殺さなければ殺されるという状況に追い込んだ国家の非情さが恐ろしい。 双方共に国策の犠牲者で悲劇というしかないが、国が人の命をかくも軽く扱うというのは昨今の日本とて人事ではない。 「立派な兵士」になる訓練というのは、人間性を全く否定し機械のような殺人マシーンにすることだというのがよく分かる。 これも含めてどれも恐ろしい話でとても重い。 消されていた歴史の暗部を掘り起こしたという意義は大きいし、犠牲者達への熱い思いもよくわかる。佳作以上の力作だとは思う。 しかし気になったのはバックミュージックが過多で必要以上にセンセーショナルに感じたこと。 悲劇的演出もやや過剰気味でこれもシュリに似て韓国らしいという感じがした。 悲劇は作る側は冷静に、むしろ控えめな演出にしたほうがもっと素直に感動できただろうと残念な気がする。 7点(2004-06-15 18:09:35)(良:1票) 《改行有》

7.  ペパーミント・キャンディー 時間をさかのぼっていく、というスタイルが斬新。シーンが変わる毎に列車が逆行して走っていく。最初の鉄道自殺にまで至る主人公に、何があったの?と興味を引かれて見てしまう。タイトルのキャンディの想い出が切ない。7点(2003-05-11 17:18:27)

8.  KT 当時の日本の政治家どもでさえ、この拉致(殺人未遂)事件にふたをしてしまい、真相は明らかにされなかった。そのうやむやな事件にヒカリをあてて事件を再現しようとした監督の心意気が嬉しい。ストーリーは緊迫感にあふれ最後までひきつけて見せる。70年代の日本がフォークで自由を謳歌していた時、韓国はまだこんな独裁国家だったなんて考えもしなかった。中国が文化大革命でメチャクチャだったことも・・あとでみんな本や映画で教わった。原作も読んだけど、ほぼ忠実な映画化だった。キム・デジュンの波乱の生き方はやや美談にすぎるかもしれない。 7点(2003-03-02 23:58:37)

9.  シュリ すっごく大勢死にましたね。数えようとしたけど数え切れなかった。世界のマーケットを意識して作った産業用映画であるとは思うけど、韓国の民族分断の悲劇がベースなので、これを理解しないでただのアクション&恋愛映画として見ると本質にいたらないかも・・・ハリウッドの真似のような作り方は感心しないけど、切ない恋には素直に泣けた。7点(2003-03-01 18:04:19)

10.  JSA 事件の真実が調べの合間にフラッシュバックで少しずつ入るので、一度見ただけではなかなか分かりづらいところがある。2回見てそのあたりが理解できるといい作品だと思う。この感情的なものは韓国人でないと本当には理解」出来ないのかもしれない。敵、味方に分かれた同胞が友情で結ばれて、でも一旦危機が訪れると銃口を向けてしまう。後に冷静になるとそれが自己嫌悪となり、自殺するしかない・・凄く悲しい現実をありえないような話で見せてくれる。韓国映画によく見られる都合のいい、雑なつくりがあまり見えないのがいい。 南北3部作の中では、恋愛の甘さがない分緊迫感があって一番いいと思う。7点だけど8点に近い7点。 7点(2003-03-01 14:50:10)

11.  ブラザーフッド(2004) 《ネタバレ》 点数に関係なく前述の皆さんの言われてる事の多くに共感します。戦闘シーンのリアルな迫力はハリウッド映画並みの激しさで、一体どうやっって撮ったのかと思うほどです。主演の俳優はじめ韓国俳優の熱演にも感心します。 ただこういう素晴らしさの反面マイナス要因もあって、臨場感を出すハンディカメラが終始ぶれて見難い。これがほとんど全篇の戦闘シーンやそれ以外でも多用されるのはかなり辛くて気になります。 ストーリーの甘さに突っ込みどころも多々あります。いきなり強制徴用された素人が職業軍人のような活躍をしたり、弟が死んだと思い込んだ兄が敵方に寝返って活躍、そこへ弟が一人で乗り込んで再会、無事なんてのはあまりにご都合的・安易な感じです。このあたりをはじめ話にリアリティがなく、悲劇性を盛り上げるような演出にはかえって醒めてしまいます。 泣けたのは混乱の中で兄弟の出征を見送る母が列車を追うくだりや、婚約者の悲劇など兄弟愛とはまた違う戦争の悲しみでした。同じ同胞が戦った朝鮮戦争という国の悲劇、これを兄弟愛を軸にすさまじく迫力のある映像で再現した、という韓国映画の勢いと俳優のうまさは実感します。 6点(2004-07-12 19:29:27)《改行有》

12.  二重スパイ シュリ、JSA、そしてこの二重スパイと南北朝鮮がらみの映画を見てくると、この分断された国の裏の緊張状態が想像以上のものなのだろうと思われる。実際こういうことが作り話ではなく、ある部分は真実ではないかと思った。そう言う意味で見ると、ハン・ソッキュの演じた北のスパイの侵入の時のすごさは真に迫って恐ろしくもある。こういうシリアスな話に恋愛をからめ、ラストで涙を誘うような作りは韓国らしいがちょっと安っぽい気もする。6点(2003-09-06 15:03:19)

13.  八月のクリスマス(1998) 淡水画のようなイメージのほんわか、じんわりする映画。ハン・ソッキュの終始笑顔のにこやか顔がいささか鼻につく気もするが、自分の死を一言も言わず死後の準備をする所は切ない。 これってラブストーリーですかね?6点(2003-05-20 21:49:15)

14.  美術館の隣の動物園 とりたてて映画にして見るほどのものとは思わない。テレビドラマでもいい感じ。日本もだけど、韓国ってこういうのが多いねぇ・・5点(2003-10-16 16:10:22)

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