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1. セブン ソード
あちこちのメディアで酷評されてた割には、そんなに悪くなかったと思います。ただし上映時間が長すぎ。2時間33分?つーか、中盤の1時間いらないじゃん。この手の映画はアクションさえ見せてくれれば十分なんですから、余計なドラマはいりません!!無駄な暴力シーンが多いのも×。あと、敵の女剣士に対してあんな時代にあんな派手な髪型をした奴がいるのかよ、とか思ったり(お前は魔邪か!!)アクションシーンは派手なワイヤーアクションでは無いので地味という意見もありましたが、生身なら生身ならではの迫力とカッコ良さはきちんとあったと思いますよ。まあ俺が中国映画や剣闘アクション大好きっていうのもあるんでしょうけど・・・。特にラストの決闘は俺としては必見モノでは無かったかと思います。ただし・・。多くの方が言うように『HERO』、今日見た『PROMISE』は超えてないし『LOVERS』はギリギリ超えてるかなってラインです。キャッチコピーを信じちゃダ~メ!![DVD(吹替)] 7点(2006-02-26 23:56:30)
2. PROMISE プロミス
「運命はいくらでも変えられる」という普遍的なテーマを、見事な映像美で壮大な時代絵巻として完成させたチェン・カイコー監督の手腕に脱帽です。物語は「美女の運命に立ち向かう3人の男」というより「美女をめぐる3人の男の愛憎劇」と言った方が明確なのではないでしょうか。その点では『LOVERS』と似ていますし、中盤~終盤にかけての展開にはそれを強く感じてしまいましたが、『LOVERS』とは違い本作はその部分に関しても上手く描いていたと思います。この手のワイヤーアクションに関しては「飽きた」とか「現実味がなく単なるコメディ」との意見もありますが、映画とはもともと非現実なもの、俺としてはこの手のアクションは大好きなので満足です。キャストは主演の4人がとにかく良かったと思います。真田広之は序盤のアクションシーンで本当に見事な立ち回りを見せてくれ、我が日本の誇りを叩き付けてくれたと言っても良いでしょう。チャン・ドンゴンは単なるおばちゃん観客サービスに終わらず、物語のキーパーソン的な役柄をセシリア・チャンと共に迫真の演技でしっかりと演じていたと思いました。ニコラス・ツェーは冷徹な公爵の役がハマっていましたが、前述の3人に比べてイマイチ気迫が感じられず、俺としては4人の中で一番イマイチでした。中盤以降のアクションシーンの少なさや個々の短さなどは不満でしたが、ラストシーンでの主題のまとめ方は非常に良く、しっかりと余韻を残してくれた作品でした。[映画館(字幕)] 8点(2006-02-26 23:50:26)
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