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【製作国 : 韓国 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 僕の彼女を紹介します 列島を圧巻する”韓流ブーム”にあやかり「泣ける純愛映画」として宣伝されているが、これは『猟奇的な彼女』と同じく監督の妄想・願望をチョン・ジヒョンという世界一スタイリッシュな女優を使って具現化した映画である。「泣ける」後半部分は単なるおまけに過ぎない。クァク・ジェヨンという男を自分はそれほど知らないが、この男は間違いなく生粋のマゾヒストだ。 突然現れた女性警官と手錠で繋がれ、気がついたら恋人同士になっている。青臭い中学生の、恥ずかしくなるような妄想である。単純に監督は美人でカッコいい女性警官に逮捕されたかったのだろう。激しく啖呵を切られ、睨まれ、手を縛られ、振り回されたかったのだろう。だから梯子のように踏みつけられることも快感で仕方が無いに違いない。 その証拠に彼女の凶暴性が薄れる後半部分はひどくつまらない。感動的なシーンを描いて観客を泣かせにかかった途端に映画の魅力は激減する。やはり監督自身のマゾヒスティックな願望を描いているから、映画に躍動感が加わるのだ。 さらに言えば凶暴なチョン・ジヒョンに魅力を感じる男も全員マゾだ。『猟奇的な彼女』に10点つけてる男はみんなそうだ。間違いない。自分には分かる。なぜか? それは自分もその中の一人だからである。 よって唐突すぎて付いていけなくなるストーリーも、常に何かが流れている音楽も、犯罪発生率が高すぎる韓国も、いらないよ!って思っちゃう最後のオチも、それらは全くと言っていいほど問題ではないのだ。”猟奇的なチョン・ジヒョン”を2年ぶりにスクリーンで観られて、”チョン・ジヒョンに殴られてみたいなぁ”とM心をくすぐられただけで、期待していただけの満足を得る事が出来たわけである。女優の魅力が全ての映画。 蛇足:もう一本作るなら女医役がいい。8点(2004-12-11 23:36:00)(笑:1票) (良:2票) 《改行有》 2. ホワイト・バレンタイン 《ネタバレ》 チョン・ジヒョンのデビュー作が、遂に日本上陸である。 『イルマーレ』のスタイリッシュな美しさ、『猟奇的な彼女』のパワフルな美しさ、『4人の食卓』のダークな美しさ。 そんな彼女の原点となる『ホワイト・バレンタイン』は、韓国映画お得意のピュアな純愛物語である。 オレンジ色の紐をつけたハトが、少し懐かしい街並の空を羽ばたいていく。 それを追いかけるチョン・ジヒョン。オレンジの紐が彼女を導いていく先は、秘められた初恋の想い出である。 このシーンを撮る為にこの映画が造られたのか、と思うほど素晴らしいシーンだ。 映画が終わり、場内が明るくなると、後ろに座っていた客が言っていた。「90分が3時間半に感じた」と。 そりゃ良いことじゃないか! 17歳のチョン・ジヒョンを3時間半も見れた気になったのなら。 冒頭、中学生時代の彼女。こんな娘がクラスにいたら毎日楽しいだろうな。 長くてダルくて退屈な物語ではあるが、この緩やかさがチョン・ジヒョンの初々しい魅力を感じるのに丁度いいのである。7点(2004-06-21 00:24:40)(良:1票) 《改行有》 3. 4人の食卓 とにもかくにも、チョン・ジヒョン1年半ぶりの新作だ。どうせ彼女が出ていなかったら決して観ないであろう映画である。だからあえて、彼女についての事しか書かない。 自分が映画の魅力に取り憑かれ、毎週のように映画館に通い、そしてこのサイトでレビューを書くようになったのも、全ては『猟奇的な彼女』がきっかけである。 つまるところチョン・ジヒョンは自分の映画人生にとっての母であり、憧れであり、女神である。 全韓国人にジェラシーを感じるぐらい『猟奇~』の彼女に夢中になったし、小さな日本海を飛び越えていくぐらいチョン・ジヒョンという女優に期待している。もし魔法のランプが手に入ったとしたら、真っ先に”チョン・ジヒョンに殴られたい”と願うぐらいだ。 そして韓国の公開から長い間待たされ、やっと、やっとのことで公開された『4人の食卓』である。 様々なインタビューで彼女は「前作のイメージを変えたかった」と答えている。前作のイメージが余りにも強烈だったから、舞い込む役も同じようなものばかりだったのだろう。確かに彼女を”ラブコメ女王”という狭いネームに収めてしまうのは勿体ないし、それに同じような役を続けても『猟奇~』を超す事は出来ないと思う。 と観る前に思っていたが、実際に観て衝撃、予想以上のイメージチェンジである。 髪の毛は少し垂れ、目にはくまがあり、頬は少しやつれ、ボソボソと小さな声で喋る・・・。 明らかに『イルマーレ』の都会的でカッコいい役ではないし、もちろん『猟奇的な彼女』でもない。 チェンジどころか、そのベクトルが180度ひっくり返っているではないか! 観ているこっちは『レクイエム・フォー・ドリーム』の鬱病版のような映画にうんざりしてくるが、それだけ彼女が見事に演じているということだろう。 チョン・ジヒョンが自らの思惑通りに、”キュートなラブコメ女王”から”実力派女優”に可能性を広げたことは間違いない。アッパレ。 映画自体は長くて退屈なものだったが、彼女の映画には7点未満はつけないことにしているので。7点(2004-06-13 20:32:21)(良:1票) 《改行有》 4. 殺人の追憶 《ネタバレ》 今、どこかで生きている。この青空の下、同じ空気を吸いながら。だから映画は終わらない。それは黒い影となり、胸の奥に残り続ける。だから映画は終わらない。追憶の終わる日はこない。7点(2004-04-28 20:10:09) 5. 春の日は過ぎゆく 春の日は過ぎゆく。だけど、春が好き。3点(2004-01-20 21:42:39) 6. ラブストーリー 「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン監督という事で、前作のファンとしてはニヤリとさせられるシーンが多数。電車のシーン、雨のシーンetc... だが笑いとしてはサブいものも多く、「感動的」な終盤はあざとすぎて。よく言えばピュア、悪く言えばダサい。主演のソン・イェンジンさんは可愛いが、「猟奇~」のチョン・ジヒョンと比べてしまうと大分落ちる。 試写会デビュー作となったんですが、周りのお客さん、特に女性の方はかなり泣いておられました。 まぁつまり何が言いたいのかというと、テコンドー歴10年だという必要性が分からない、それです。5点(2003-12-25 10:23:30)(笑:1票) (良:2票) 7. MUSA-武士- 《ネタバレ》 残酷でリアル、迫力ある戦闘シーン。血が煮え滾るほど熱く散っていく武士たち。そして、壮絶な戦場に咲く一輪の高貴な花のような美しさを魅せるチャン・ツィイー。【以下ネタバレ】 ラスト、チェ・ジョン将軍、そして奴隷だった武士、ヨソルは戦いの後に果てる。このとき、ブヨン姫が駆け寄ったのはヨソルだ。その姿を見つめるチェ・ジョン将軍の眼差し。 一人の武士が、一国の王妃に、それも関係が悪化している国の王妃に恋をするなど、もってのほかである。だからこそ彼は、姫に忠誠を尽くした。ときにはそれが仲間からの孤立を深める要因にもなった。 しかし、姫の目に映っていたのは、常にヨソルであった。彼の獅子奮迅の働きが、何度も姫の命を救った。 将軍はその思いを胸に秘めたまま、壮絶に散る。 韓国映画のパワーを魅せ付ける歴史スペクタクルであると同時に、なんとも切ないラブストーリーでもあるのだ。4点(2003-12-22 17:55:22)(良:2票) 8. 二重スパイ もうラストはバレバレ6点(2003-10-13 20:32:19) 9. イルマーレ(2000) 韓国って津波とかこないのかな。かなりスリリングな家だと思う 8点(2003-10-13 11:56:42)(笑:2票) 10. 猟奇的な彼女 誰にでもあるはずの、映画にのめり込むキッカケとなった1本。自分にとってのそれはこの『猟奇的な彼女』。映画館には長蛇の列が出来ており、座った席は一番前。スクリーンを見上げる体勢で戸惑ったが、上映が始まった瞬間からは全く気にならず。満員の観客全員で笑い、全員で感動する。どんなにホームシアターの設備が整っていようが、どんなに大きい画面があろうがこの「一体感」は劇場でしか味わえない。決して完璧な作品ではないが、その欠点さえも愛したくなるほどの素晴らしい時間をくれたこの映画、もう一生離さない。10点(2003-10-12 23:48:38)(良:1票) 11. ラスト・プレゼント 韓国人の笑いのレベルってこんな低いの?こんなサブい「ラストプレゼント」嫌だ~!!2点(2003-10-12 22:58:04)
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