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1. オールド・ボーイ(2003)
ちょっと期待しすぎたかな・・。個人的にオチは衝撃というほどのものではなかったけど、そこまでもっていく展開はかなり面白かった。ただ、あまり笑えないギャグっぽいシーンは余計な気もした。審査員がタランティーノじゃなかったら賞もらえなかっただろうな。7点(2004-08-21 06:08:09)
2. JSA
同じ民族が憎しみあうのが悲しい、というのはただの民族主義ではないのだろうか。別の民族であろうと、戦争はいけないでしょう。南北問題に関しては、知識として知ってはいても、どうも感情移入できない。結局、当事者でなければ真にこの悲しみというのは理解できないのではないか。わかったふりもしたくない。当事者でもあり、民族主義の強く残る韓国で大ヒットを記録したのはわかるが、日本人がこれを観て感動しているのは本当にわかっているのか疑問に思ってしまう。4点(2004-06-02 02:19:15)
3. 殺人の追憶
久々に骨太な映画を観た。理屈よりも思い込みで捜査を進める刑事達のその執念深さには、滑稽さすら感じさせる。これは、韓国人特有の気質だといってもいいのだろう。容疑者扱いされた人には、お気の毒としか言いようのないほど容赦ない取調べ。その描写からは、当時いかに多くの冤罪が作られていたかがわかる。そういった批判を取り込みながらも、観客を画面に惹きこみ、一時も目を離させない一級のエンターティメントを作り上げたその演出力は、全盛期の黒澤明の傑作「天国と地獄」を髣髴させた。9点(2004-05-08 10:58:58)
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