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【製作国 : 韓国 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. パラサイト 半地下の家族 前半だけでアカデミー賞もエミー賞も納得。後半の蛇足を引いて有り余る。 具体的にどこがいちばん良いのかと問われると答えるのが案外難しいが、 古典的名作ほどそういうものだろう。内容はありがちでも、 役者、脚本、音楽、編集に手を抜かないと作品はいかようにも良くなる典型だと思う。 ただひとつ具体的に効果的だったと思うポイントが対比で、 てかこの作品は対比そのものなんだけど鮮やかだった。 半地下の家も豪邸も一から全部作り、セットにいちばん費用がかかったというだけ あって強く印象に残る。序盤に半地下の生活を一定時間みせることで これから寄生する豪邸の豪邸たるリッチさが一層引き立つというテクも当然抜かりがない。 そしてキム一家のけっして貧乏臭くないたくましさと、 パク一家のけっして嫌味のないおおらかさが、 何よりこの作品の白眉であろう。[DVD(字幕)] 9点(2020-08-15 00:39:15)《改行有》 2. 息もできない いきろ。[DVD(字幕)] 9点(2011-03-28 22:46:55)(良:1票) 3. 弓 《ネタバレ》 一歩間違えればただのロリコン映画。そして確実に一歩間違えてる。[DVD(字幕)] 5点(2007-10-24 20:38:53) 4. うつせみ そこにいないこと、そこにいないはずなのにいること、またそこにいること。[DVD(字幕)] 9点(2007-10-13 23:03:47) 5. グエムル/漢江の怪物 《ネタバレ》 パク家族対怪物という図式を通して、儒教や徴兵制など韓国文化が垣間見えるところはよかった。一方で、反米や反政府色に社会派監督の色気がばっちり見えてうんざり。 2020/8 『パラサイト』きっかけでまた観る。これはすでにここで指摘されていることでなるほどと思い、 観終わった後の面白いんだけど消化不良気味のTHE6点感の理由は、非現実的B級パニックホラーと ときどき笑える家族の対怪物というバトルと生々しい米軍の介入とか政府の無能感という社会派スタンスと 結局娘を死なせてしまうバッドエンド感の取り合わせのまずさにある。 監督の意図は、怪物はあくまで社会の負の象徴としての副産物で、娘を死なせることは 現実は残酷だというメッセージなのかも知れない。しかし、薬品の大量投棄で産まれた突然変異の怪物という 世界観で始まる物語にそのリアリティは場違いだろう。[DVD(字幕)] 6点(2007-04-07 12:18:24)《改行有》 6. シルミド/SILMIDO 《ネタバレ》 人って普段キャラにはない、たまに見せる意外な仕草や行動に人間味があると思う。 指導官も訓練兵も3年間ほぼ一緒に島で暮らしてきた中で、立場を超えて互いに尊重しあうシーンはよかった。訓練シーンは戦争映画の中でもよくできてる方だと思う。だが、戦闘までのいきさつがあっさりしていたのが残念。もう少し葛藤があってもいいと思う。事実だったとしても、指導官と訓練兵という関係から互いに殺し合わなければならない関係に、人を変えさせる狂気がないから説得力に欠けた。またなんで行き先がソウルなの?展開からいえば、ピョンヤンに行って本来の任務を果たす方が自然でしょう。実際は部隊の待遇の悪さから直談判に行ったらしいが。いまいち事実と脚色が噛み合ってないような気がした。[DVD(字幕)] 7点(2006-12-27 22:52:03)《改行有》 7. PROMISE プロミス 《ネタバレ》 くたびれた真田広之、美しいセシリア・チャン、華麗なニコラス・ツェー、そして指差し棒。最高だ。[DVD(字幕)] 9点(2006-12-06 18:02:27) 8. サマリア ギドク監督はストーリーより情景を撮りたい人なんだと思う。ひとつひとつの情景のつながりが映画になっている。画家らしいといえば画家らしい。[DVD(字幕)] 6点(2006-09-18 14:10:50) 9. 春夏秋冬そして春 すべてはうつろぎ、うつろぎながら終わる。 [DVD(字幕)] 8点(2005-06-22 23:29:48)《改行有》 10. アタック・ザ・ガス・ステーション! あまり知られてないけどおもしろい。深夜放送にぴったりだ。きっといい1日で終われる。韓国映画の中でいちばん好き。影響されてノーマークが着ていたキャラメル色のジャケットを買ってしまうくらい好き。好きって2回言っちゃった。[映画館(字幕)] 8点(2004-11-07 13:07:21) 11. 情事 an affair(1998) 建築家の旦那と10歳の息子を持つ裕福な家庭の主婦が、妹の婚約者と秘め事する話。 まず何と言ってもこの女優、イ・ミスクがすごく美人。実生活でも不倫スキャンダルの渦中にあった彼女を想定して脚本が書かれただけあって、どこか満たされてない主婦役にハマリきっている。元図書館司書という設定も(僕の)ツボを心得ている。だが、ストーリーはイマイチ。 この手の話はだいたいパターンは決まっている。出会いから逢い引きまで、天秤が家族とオトコの間でいったりきたり揺れ動く。そんな人妻の心情がみどころなはず。だが、この映画ではあっさりオトコに傾いてしまったのが残念。 そもそも、イ・ミスクが不倫相手のイ・ジョンジェのどこに魅かれたのかがわかりづらい。2枚目ならまだ納得いくけど見ようによってはこの俳優、千原兄とかホンコンに見えてしまう。見た目に説得力がないんだよね。『イルマーレ』ではよかったのに。口説き方にも強引さが目立って興冷めてしまった。 でもまぁ、イ・ミスクを見れただけでもよかった。6点(2004-10-29 11:52:45)《改行有》 12. イルマーレ(2000) 《ネタバレ》 最後に小難しいパラドックスなど使わないで、2年の時を超えて二人が出会えてよかったねっていう、わかりやすいハッピーエンドにすればもっとよかったのに。 そして、二人が出会ってからのエピソードを入れたほうが、面白かったと思うな。 イルマーレの室内はやさしい感じがして好きだな。 監督はCMディレクター出身じゃないかと思わせるほど、映像とセットがいい感じに凝っていてよかった。 そうか、風の強い日にはシャツの下からライターを持ってきて、服のなかで火をつければいいのか。ちょっと危なそうだけど今度やってみようっと。→やってみた。顔が熱い。6点(2004-06-18 19:56:03)(笑:1票) 《改行有》
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