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1. 新感染 ファイナル・エクスプレス
ゾンビ映画は舞台選びが肝だと思う。孤立した一軒家だったり、ショッピングモールだったり。この映画は列車を選んだわけだけど、それが成功したと思う。車両の区切りや駅が、舞台としてしっかり機能している。列車に乗るきっかけとして、冒頭に親子のドラマを描いており、これがなかなか丁寧でよろしい。そのドラマパートからゾンビパートへの切り替わりが強烈。発車する列車に、瀕死の感染者が一人だけ乗り込む、こういうお約束の展開は、何回観てもニヤニヤしてしまう。丁度ジェットコースターの坂をカタカタ登るような感覚。そしてその後は身を委ねるだけ。一気にラストまでなだれ込んでくれる。唯一残念だったのは、ゾンビがシチュエーションによってやたら強かったり、妙に弱かったりしたところ。こういうところは妥協せず、クオリティを維持してほしかった。[インターネット(字幕)] 8点(2021-10-24 14:29:27)
2. サヨナライツカ
妄想のようなストーリーに、相変わらずぼんやりしていて何を考えているのか分からない西島秀俊、おかしなコスプレおばさん状態の中山美穂、どうも共感できる部分があまりに少なくて感情移入できないまま終わってしまいました。多分原作ではもっと細かな主人公の心理描写がされてるんじゃないかと想像するんですが、この映画では「会えば会うほどもっと会いたくなる。頭がおかしくなりそうだ。」と言われても、へ、そういう風に思ってたんだ?と感じてしまうような始末です。ただ全編通して、なんか豪華だなあ、という雰囲気は味わえるので、日常を忘れてセレブな気分を味わうことは出来るかもしれません。[DVD(邦画)] 4点(2010-07-19 03:33:03)
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