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プロフィール |
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1727 |
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自己紹介 |
今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。 物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。 備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。
10 至高の殿堂入り 9 心に残る傑作 8 もう一度観たい佳作 7 面白い 6 そこそこ面白い 5 普通 4 それほど面白くはない 3 面白くはないが見どころがなくはない 2 全然面白くない 1 酷い駄作 0 呆れ果ててもはやネタレベル |
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1. ある過去の行方
《ネタバレ》 見ているうちにイラン映画の傑作『別離』とどこかテイストが似ていると感じていたが、同じファルハディ監督だった。道理で似ているわけだ。気持ちのすれ違いや繊細で微妙な心情を描くのがとても巧い。誰もが悪くないようで、誰もが悪いようなリアルな人間像が迫る。見る人によって登場人物への印象が分かれそう。個人的にはマリーが一番嫌い。男に安らぎを与えられない女。ヒステリックで自己主張が強くてイラッとくる。アーマドが家を出たのも、きっとそういうところも原因の一つになったのではないだろうか。
サミールの妻が自殺を図った原因を巡って、リュシーやナイマの隠し事が明らかになっていく過程は一級のミステリーのよう。マリーとサミールが再婚を前にしながらお互い前パートナーに未練が残っている心情の露見もサスペンスに彩りを加えていた。
結局、真相は完全には明らかにされず、うやむやな部分は残る。ラストも植物状態の妻の手が動いたのかどうかハッキリとは描かない。例の「観客のご想像にお任せします」というやつか。こういうところはズルいと感じて好きになれない。『別離』も観客に委ねるラストだったが、答えは自分の中でハッキリ浮かんだのでスッキリした。でも、本作はスッキリとはせず、ちょっと拍子抜け。
ただ、この監督はただものではなく、次回作が楽しみになった。人間をこれだけ描ける監督はなかなかいない。二度三度と観るたびに味が出る。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-06-09 00:52:36)《改行有》
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