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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2405
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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【製作国 : ロシア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  T-34 レジェンド・オブ・ウォー 《ネタバレ》 知る人ぞ知るカルト映画『鬼戦車T-34』のリメイクという感じなんですが、監督曰く『鬼戦車T-34』の原作戯曲がモチーフにした戦中の実話(?)をもとに構想したのでリメイクだとは思っていないとのこと。たしかに『鬼戦車T-34』は不思議な感じがするファンタジーっぽい要素があるのですけど、本作はガチガチの戦車バトルの王道エンタティメントで、“戦争映画”というよりも“戦車映画”と呼ぶのが正しいと思います。 今まであまり良いイメージを持っていなかったロシア製戦争映画もついにここまでのレベルにまで達したかというのが正直な感想で、『フューリー』なんか目じゃない今世紀NO.1の戦車映画だと思います。ストーリー的にはかなり荒唐無稽なのは全然OKなんですけど、五月蠅く言えば細かい粗が無いわけでもない。41年には陸軍大尉だったイエーガーが44年にはSS所属になっている、まあこれは実際にそういう事例があったそうなので(逆パターンは聞いたことがない)目をつぶるにしても、イヴシュキンが7回も脱走を試みたってのはどうでしょうか。ソ連の捕虜なら7回どころか1回脱走しただけで間違いなしで即射殺、そこは英米兵の捕虜とは大違いで、だいいちソ連の捕虜が三年近くも生き延びたってこと自体がレアケースというのが現実だったみたいです。イヴシュキンに与えられたT-34の車内に砲弾が残っていたという設定も、そこまでドイツ軍って間抜け?と笑うしかないです。『鬼戦車T-34』ではもちろん砲弾も銃弾もなく、ただ走り回るだけでしたからね。まあそんな細かいところを吹っ飛ばしてしまうのがイヴシュキンvsイエーガーの漢対漢のガチ戦車決闘、ラストの橋上の一騎打ちはなんか『戦略大作戦』を思い出してしまいました。実物のT-34が動き回るさまは迫力満点だが、狭苦しい車内での描写も小型カメラを駆使してきっちり描いています。そして砲弾が掠るときのまるで釣り鐘の中に閉じ込められたような衝撃、これも『Uボート』の爆雷攻撃以来の音響効果です。ドイツ戦車もレプリカ+CGですが拘りが凄くて実写にしか見えない、パンサー戦車には末期ドイツ戦車特有のコーティングもきっちり再現されています。本当に最近のロシア映画のCG技術の進歩はまさにおそロシアですな。 ラストも大抵の独ソ戦映画と異なり爽やかなハッピーエンドなのもスカッとして心地良かったと思います。本作には完全版とDC版というヴァージョンもあるそうなので、機会があれば是非観ておきたいです。[CS・衛星(字幕)] 9点(2020-11-10 21:57:09)(良:1票)

2.  パトリオット・ウォー ナチス戦車部隊に挑んだ28人 《ネタバレ》 期待しないで観たのですが、意外とこれが悪くなかったです。なんでもこの映画が取り上げている戦闘は“パンフィロフの28人”としてロシアでは有名なんだそうです。この1941年11月のモスクワ前面での神話的な戦闘ですが、実は最近当時の記者による捏造説が出てきて、これはかなり真実をついているそうです。とはいえ話が盛られているにしてもその地で戦闘があったことは事実で、映画製作者もそのことは踏まえたうえでの映像化らしいです。 攻めるドイツ軍は三号戦車と四号戦車を大量に投入してきますが、CGではあるけど動作も含めて出色の再現度です。これはWar Thunderというロシアのネット・コンバット・ゲームの運営が出資していることがいい影響を与えたみたいです。他のドイツ・ソ連両陣営の火砲もCGを交えて忠実に再現されていました。塹壕陣地にこもって戦車を伴って攻めてくる歩兵をひたすら撃退するだけというシチュエーションはフィンランド映画の『ウィンター・ウォー/厳寒の攻防戦』とまるで一緒ですが、本作の方が見せ方に迫力があって段違いです。ソ連兵たちは個々のキャラの掘り下げはほとんどないので誰が誰やら戦闘が始まったらさっぱりですが、史実通りらしいのですがカザフスタンあたりのアジア系兵士が多かったです。ソ連側は対戦車砲からモロトフカクテル(いわゆる火炎瓶)まで多様な兵器で防衛しますが、中でも対戦車ライフルが大活躍しています。いくらまだ装甲が薄かったドイツ戦車とはいえ、対戦車ライフルがあそこまで効果あるとは思えません。そして最後のいちばん都合の良いところでドイツ兵をバッタバッタとなぎ倒すマキシム重機関銃、MVP兵器はこの重機だったのかもしれません。 さすがロシア政府まで出資しただけあって全編にわたって英雄物語に徹していますが、旧ソ連国策戦争映画ほどの暑苦しさはありません。でも当時の赤軍には督戦隊という戦意が低い兵士を処刑する部隊がいて、史実でもこの戦闘で降伏しようとした兵士が射殺されたということはきれいにスルーしています。28人全員が愛国心に燃えて積極的に戦った、というこの映画のプロットはやはり神話だったということです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-12-10 23:52:20)

3.  ガガーリン 世界を変えた108分 《ネタバレ》 ストーリーテリングは伝記映画としては王道というか極めてオーソドックスです。感じとしてはソ連版『ライトスタッフ』という雰囲気もあります。でもその視点にはまるで旧ソ連の時代の映画のようなところもあり、西側を「敵」と呼んだりボストークの成功を喜ぶ市民の描き方がとっても臭かったリします。あといろいろと初めて聞くような事実も盛り込まれていて、もし西側に着陸した場合に「敵」の手に渡らないようにボストークには爆薬が仕掛けられていたなんてびっくりです。でもガガーリンの帰還方法はマジで驚愕ものです。大気圏突入後に射出座席で脱出してパラシュート降下していたなんて初めて知りました。これって、もし水面に着水しちゃったらどうするつもりだったんでしょうかね、たぶん溺死でしょう。たしか私の子供ころはカプセルとともに着地したってことになってましたけど、調べてみるとそれはソ連が発表したウソだったそうです。 ガガーリンは史上初めて地球を宇宙から観た人類なんですから、その体験の意義をもう少し突っ込んで描いても良かったと思います。たとえ「そこに神はいなかった」が本当の感想だったとしてもね(“地球は青かった”という有名な言葉はジャーナリズムがこれまたでっち上げたものらしいです)。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-12-16 22:35:33)(良:1票)

4.  ロシアン・スナイパー 《ネタバレ》 リュドミラ・パヴリチェンコといえば切手にまでなったソ連の超有名女性スナイパー、その彼女の戦争をフィクションを多々交えながら描いています。考えてみれば、戦場に女性を実戦兵士として送り込んだのはソ連だけ、それだけ独ソ戦のときはスターリンも切羽詰まっていたということでしょう。ドラマとしては戦場から離脱した後使節の一員として米国に送られ、その時のルーズベルト大統領夫人エレノアとの交流がカットバックされる構成になっています。語り口としてはまあオーソドックスで、戦場でも彼女の狙撃活動よりも上官との色恋や女性戦友との交流がメインという印象です。イーストウッドの『アメリカン・スナイパー』との大きな違いは彼女が狙撃という人を殺める行為に対して何の葛藤も持っていないことで、大義の前では意外と女性の方が疑問を持たないという傾向があるんじゃないでしょうか。旧ソ連の国策映画ほどじゃないにしろ、独ソ戦(ソ連の呼び方では『大祖国戦争』)に絡んでは戦争に疑問を挟むような映画の撮り方は、現在のロシアでもまだまだタブーなのかもしれません。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-05-21 22:01:09)

5.  マチェーテ・キルズ 《ネタバレ》 ロバート・ロドリゲスって人はほんとおバカですねえ、これはもちろん褒めてるんです。中坊のときにこの脚本を書きました、ってロドリゲスに告白されても余裕で納得のまるでリュック・ベッソンの『フィフス・エレメント』みたいなバカなストーリー。いま話題のチャーリー・シーンを大統領にキャスティングというのもB級映画道が良く判ってらっしゃる、またそれにチャリ公がまるっきり素のままの演技で答えてくれます。おまけにあのガガ様までムダな使い方してくれちゃって、と言うかあの殺し屋全然意味が判らないんですけど(笑)。マチェーテ=トレホもどんどん初期のジェームズ・ボンドみたいに無敵になってくるし、だいたいあんだけ撃ちまくられても弾が中らない、中ったら中ったで再生手術みたいなもので甦っちゃうし、けっきょくお前は不死身じゃないか! くだらないガジェットが次々登場するのはご愛敬ですけど、あのミサイルだけはほんと参りました。マチェーテを載せたまま発射されるけど青い線を切ったら無力化されて墜落って、心臓が止まったらミサイル発射というサスペンス(らしきもの)はいったい何だったんだよ!始めから導線を切断するだけで良かったんじゃん!…でもこのバカバカしさは好きです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-11-20 21:07:09)

6.  ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火 《ネタバレ》 オープニングに登場するのは、おお、懐かしのモス・フィルムのマーク映像!旧ソ連時代と同じなんです、まだ使っているんですね。 最近ロシアやその周辺国で撮られた安っぽいCGを多用した第二次大戦もののアクション映画がレンタル店に溢れていますが、その同類と思って観たら全然レベルが違うちょっと興味深い作品でした。かなりスーパー・ナチュラルの要素を取り入れた幻想色の強い異色作です。 まず冒頭で撃破されたT-34戦車の中で全身大やけどの黒こげ状態になっていた戦車兵が野戦病院に運ばれます。不思議なことに生き延びられるはずがなかったこの戦車兵がやけどの跡も消えてどんどん回復しますが、戦車の操縦以外の事はすっかり記憶喪失しています。戦車兵が不足しているので記憶喪失のママ病院で適当に名前をつけてもらって実戦部隊に送られますが、彼は破壊された戦車と話が出来ると主張し始めます。そのころ前線ではホワイト・タイガーと呼ばれる一輌のティーガー戦車にソ連軍は大打撃を受けていて、このヘンな戦車兵にチューンナップしたT‐34と乗員を与えてこのティーガー戦車を撃破することを情報部の少佐は命じます。 モス・フィルムには独ソ戦映画のための専用車両工場まであるそうですが、それにしても冒頭から貴重な戦車が登場して驚かされます。残骸状態なんですけど四号戦車やレンド・リースでソ連に供給されたマチルダ戦車まで出てくるんですからね。撮影用のプロップなのかもしれませんが、ロシアのことですからまだまだナチスドイツの兵器が残っていても不思議ありません。謎のホワイト・タイガーは戦後型のソ連戦車を改造したものですが、正面から見ると驚くほどティーガーそっくりです。このティーガーは明らかにこの世の存在ではない超自然的な存在なので、実物とはちょっと違うスタイルであっても別に違和感がないわけです。この映画のすごいところは、随所で観られる激しい戦車戦や砲撃シーンなどをCGなしで見せてくれるところで、さすがかつて『ヨーロッパの開放』を製作したモス・フィルムの伝統技は健在です。 観たら理解できますけど、この記憶喪失のナイジョノフ少尉ももう霊的な存在なのです。対するホワイト・タイガーも北欧神話のオーディンの化身というかナチス・ドイツの武力が神格化した象徴みたいなもので、それはもう神々の闘争みたいなものです。音楽も『ニーベルンゲンの指環』をアレンジした様な曲で雰囲気が出ています。 この映画の不思議なところはラスト20分が45年の陥落したベルリンに舞台が飛んでしまうところで、生き残ったナイジョノフ少尉は一人戦車を整備して、ホワイト・タイガーと決着をつけるために消えてゆきます。最後のシーンでは自殺してあの世にいるヒトラーが登場してびっくりです。でもなんか不思議な余韻を残してくれるんです。個人的には『フューリー』よりはるかに面白いと感じました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-05-25 19:43:56)

7.  オルランド 《ネタバレ》 ヴァージニア・ウルフの小説は一昔まえには「映画化不可能」というのが定説だったのですが、近年映像化され始めてどの作品も秀作ぞろいだと思います。腕に自信があり原作を良く読み込んだ監督しか手を出さないからでしょうが、本作もサリー・ポッターの才能が余すところなくウルフの世界を映像化してくれました。役者の使い方も面白くて、冒頭にエリザベス一世が登場する場面があるのですが、やけに貫禄のあるエリザベス女王だなと思ったら、なんと男優が演じているんですね。男優がエリザベス女王を演じた映画がかつてあったでしょうか! 全編に漂うそこはかとないユーモアが心地良い佳品です。[DVD(字幕)] 9点(2010-04-18 02:36:13)

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