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プロフィール |
コメント数 |
2162 |
性別 |
男性 |
年齢 |
57歳 |
自己紹介 |
実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます
評価:8点以上は特別な映画で 全て10点付けてもいいくらい 映画を観て損をしたと思ったことはないので 酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです
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●今週のレビュー 「」
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1. あの子を探して
正直、中国人って怖い・・とか思ってしまった。主役の代理教師の女の子の強情を通り越して意固地なまでに我を通す様のリアル感が凄い。勝手にレンガ運んで(しかも間違った場所に)金くれって、ほとんどヤクザの恐喝ですよ。それをあたかもこちらが正しくてあなたがおかしい的な無茶苦茶な言いがかりを堂々と言う。この子はもともとお金さえもらえればよくって、けして生徒たちのことを考えてるわけでも学校のことを考えてるわけでもない。すべての行動規範は代理教師として支払われるべき賃金からなる。物語はあれよあれよと言う間に感動的に進んでゆくのだが、本当に感動的なのはこの子の恐ろしいまでの自己主張の強さをごくありふれたものとして描き、そこから「国民性」というものを露呈させたことにある。たんに中国人は身勝手だなどと言ってるわけじゃなく、ものすごく真っ直ぐだってことと、そのほとんど非常識ともとれる自己主張をまわりの人がそれなりに受け入れているという様から見てとれる、根底にある暖かさも含むことを付け加えておきます。実際のところこのような性質が中国人気質なのかどうかは知らないんだけど、少なくともここで描かれる人たちは皆、極めてリアルだ。カメラを向けられた女の子の涙は安堵の涙でもなければ感謝の涙でもなく、13歳の女の子のリアルな表現以外のなにものでもない。彼女は子供。だから泣く。それ以外の装飾を加えない潔さに好感が持てました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-09-24 16:47:37)
2. 紅いコーリャン
野生のコーリャンが画面いっぱいに映される様は圧巻。広大なコーリャン畑をアップで撮るだけなら誰でもできるだろうが、強い風と巧みな光をもって映し出されるその様はまさに野生の強さを、自然の驚異を雄雄しく表現していて、さすがは撮影監督出身というだけのことはあると感嘆する。そして強さの象徴のように映されたからこそ、あっけなく平らに均されてゆくシーンの無残さもまた最大の効果をもって目に飛び込んでくる。ただしこれだけ印象的な画面を撮りながらもストーリーもそれ以上の大きな顔をして前に前に出ようとする。前半は画面が勝っているが後半はドラマが勝っている。ラストはスローモーションでドラマを際立たせる。不満である。芸術映画と商業映画のせめぎあい。芸術の中に商業的価値があり商業の中に芸術的価値があればそれでいいのだから、どっちがいいとか言っているわけではない。私にとってはこれらがうまく融合しているようには見えなかったというだけのこと。前半は本当に凄いんだけどなぁ。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-13 11:41:56)
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