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1. あの子を探して
出演者はほとんど素人をオーディションで選んだ。いかにも田舎っぽい人々がプロ顔負けの役者ぶりです。これには自然な演技を撮るために何台ものカメラを同時に回して、子供達が意識せずにやってるのを編集する、という監督のこだわりのたまものです。わずかなお金のために少女が先生になり行方不明になった男の子を一生懸命探しに行くのは、たくましくも涙ぐましい。撮影裏話を知るにつけ、主人公の彼女や子供達の演技以上の素晴らしさに感動する。カメラの前で泣きながら「帰ってきて」と訴えるシーンはもらい泣きしたが、彼女は本物のテレビ局に緊張してそれでホントに泣きそうになってんだとか。素朴な彼女に監督は女優を薦めず先生になるべく勉強中とか・・都市部の豊かさの影で、農村部では学校にも満足に行けない貧しさがあると、監督は中国の光と影を訴えているのだと思う。 8点(2003-05-16 19:25:22)
2. 紅いコーリャン
赤の色彩が強烈な印象。情熱的なその色は過酷な時代の、過酷な人生を生きた一人の女性の心のうちの強さ・たくましさを現しているかのようだった。コン・リーと野性的なチアン・ウエンの存在感が大きい。7点(2003-11-19 16:32:57)
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