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プロフィール |
コメント数 |
3356 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
監督別鑑賞作品数
成瀨巳喜男 69 溝口健二 34 川島雄三 41 小津安二郎 37 豊田四郎 19 石井岳龍 18 矢崎仁司 12 西川美和 8 山下敦弘 16 今泉力哉 22 フェデリコ・フェリーニ 24 ミケランジェロ・アントニオーニ 16 ピエル・パオロ・パゾリーニ 16 ルキノ・ヴィスコンティ 17 ロベルト・ロッセリーニ 15 ジャン=リュック・ゴダール 36 フランソワ・トリュフォー 24 ルイ・マル 17 ジャン・ルノワール 16 ジャック・ベッケル 13 ジャン=ピエール・メルヴィル 11 ロベール・ブレッソン 12 イングマール・ベルイマン 28 アルフレッド・ヒッチコック 55 ジム・ジャームッシュ 16 ホウ・シャオシェン 19 ウォン・カーウァイ 14 ジャ・ジャンクー 9 |
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1. 帰れない二人
《ネタバレ》 ジャ・ジャンクー監督の魅力炸裂。
リアルな中国の描写とクセになる音楽。
ダンスシーンと、そこに流れる音楽は本作でもクセになる味わい。
ヤクザな男とその女。
男はヤクザな稼業なので危険にさらされる。
そこに居合わせたその女は、男を守るために銃を発砲し5年の刑務所行き。
服役している間、救ってあげたはずの男は一度も面会に訪れず、その女が出所する時も迎えに来なかった。
出所したその女は男の行方を追い、なんとか見つけだした。
しかし男は、その女が刑務所にいた間に別の女を作っていた。
その女は復縁を迫ったが断られ、失意の中故郷に戻った。
数年後、その故郷に車椅子に乗った男が現れる。
自分を捨てた男なのだから見捨てると思いきや、献身的に介抱し、男はなんとか歩けるまでに回復する。
しかし歩けるようになった男は再び、その女のもとを去った…
とまあ、男と女の関係を特に時系列をひねることなく、シンプルに描いただけの内容なのだが、何故だか心に残る作品だった。
理屈抜きにジャ・ジャンクー監督とは相性が良いらしい。[インターネット(字幕)] 9点(2023-06-15 00:38:28)《改行有》
2. 鵞鳥湖の夜
《ネタバレ》 Yuki2Invyさんのレビューにもある通り、グイ・ルンメイの外見が問題だ。
髪の毛が短すぎるし、服装もまるで魅力がない。
雑多な夜の街とネオンが魅力的だっただけに、残念で仕方がない。
この作品は女優グイ・ルンメイにとって、マイナスにしかなってない気がする。[インターネット(字幕)] 6点(2022-10-01 21:46:03)《改行有》
3. 海洋天堂
《ネタバレ》 父親ならば、無償の愛を子供に注ぐ。
障害を持つ子だったならば、面倒がかかる分、余計にかわいいことだろう。
この作品を通じて、本当にそう思う。
ただしかし、これは間違いなく凡作だ。
強烈には心を揺さぶられない。
何かが足りない。
何だか、事実を単調に見せられている感触。
音楽に久石譲、撮影にクリストファー・ドイル、編集にウイリアム・チャンという盤石な布陣でスタッフを固めている点を考慮に入れると、ある意味、凡作以下かもしれない。
何より、グイ・ルンメイを端役に使っているのが許せない。
自閉症の青年だって、健常な男と同じ様に、年頃の女のコに恋心を持つ。
そういう描き方をしていたように思うが、せっかくグイ・ルンメイを起用しているなら、その部分をもっと掘り下げるべきだった。
グイ・ルンメイは、それに応えるだけの魅力を持った女優さんだからだ。
キャスト、スタッフの豪華な布陣を、持て余している。
話としては無難な内容だが、もっと心を強く打つ感動の名作にできなかっただろうか。
そこに不満が残る。[DVD(字幕)] 5点(2014-11-05 01:14:51)(良:1票) 《改行有》
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