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【製作国 : 中国 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. スペシャルID特殊身分 《ネタバレ》 潜入捜査ものにしては雑な仕上がり。アクションさえ頑張っていればいいだろうと思ってそうなストーリー。潜入捜査ならではの、ひりつく緊張感や悲壮感はまるで感じられません。それどころか、女刑事ファン・ジンとのラブコメを定期的に差しはさんでくるものだから、サスペンスがどんどん薄味に。 これはもう頭からっぽにして、ドニー・イェンのカンフーを楽しんでりゃいいんだろうと気持ちを切り替えてみる。 でも中盤以降はファン・ジンがやたらと頑張りだして、ドニー・イェンのアクションは控えめに。なんだかなぁ。この程度のアクションで終わらせるなら、「イップマンのドニー・イェン主演」なんて謳わないでほしい。期待しちゃうじゃないですか。 コメディというほどには笑えず。サスペンスというにはあまりにぬるい。 アクションは・・・中盤まではまあまあ。ラストのカーチェイスと、サニーとのタイマンはちょっとしつこい。 中盤の殺し屋の狙撃シーンあたりまではワクワクしながら見ていたんですけどねぇ・・・。後半が盛り上がりませんでしたね。 全部をほしがって、何もかもが中途半端になっちゃったいい例です。[DVD(字幕)] 5点(2023-10-14 01:29:35)《改行有》 2. スノーホワイト 氷の王国 《ネタバレ》 前作より好きかな~ 前作は終盤が見られたもんじゃなかったからな~ 少なくともこちらは最後まで飽きることなく見られます。 特にアクションはかなり良くなっていたように思います。 フレイヤの魔法の数々がかなり良い。 まあアナ雪と酷似してはいますが、同じ系統の魔法使いなので致し方ないでしょう。むしろアナ雪を実写化したとしたらこんな感じになるんじゃないかというのが楽しめてよかったです。 ただエリックやサラや他の戦士たちの存在感は希薄。 こーゆー映画はどうしても魔法使いのような特殊能力をもつキャラのほうが目立っちゃうので、戦士たちにも活躍の場を与えてほしい。 ラスボス戦で苦戦するのは仕方ないにしても、エリックは誰と戦ってもいつも苦戦しちゃって、どこが最強の戦士やねんって感じです。サラも好調なのは登場時だけで、他に良いとこありましたっけ?って感じ。 あとスノーホワイトが諸事情で出られないのは仕方がないにしても、ウィリアム王子は最後の戦いぐらいは駆けつけても良かったんじゃないでしょうかね。 スノーホワイトが全然出ないのに、タイトル『スノーホワイト』っていうのは笑うしかないですね。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-11-29 18:14:30)《改行有》 3. 酔拳 レジェンド・オブ・カンフー 《ネタバレ》 主人公スー・サン。武術の達人。人格者。良き父、良き夫。 義兄ユアン。奥さんの兄。独善的。危険思想。サイコパス。家族第一。 ユアンの父。人殺し。スー・サンの父親に殺される。 スー・サンの父。義兄ユアンに父の仇と罵られ殺される。 とまあ前半の主要人物、因縁はこんな感じ。当然スー・サンはユアンに立ち向かうわけですが、返り討ちにあい、瀕死の状態になります。ここまではよくあるストーリー展開で、テンポも良く、個人的には凄く楽しめたわけです。 問題はここからで、次第に物語のテンポもリズムも悪くなっていきます。 人格者だったスー・サンはすっかりやさぐれて、息子を助けにも行かず3年もいじいじしています。立ち直ってからは修行に入るんですが、この修行シーンがまた無駄に長い。しかも重要だと思われた修行シーンが空想の産物だったというから笑ってしまいます。 で、強くなったのかどうかわからないまま、妻と息子を助けるべく再びユアンと対決。 これは勝っちゃうので、どうやら強くなっていたみたいですね。 でも妻も死なせちゃう。再びスー・サンはやさぐれモードに。おいおい。 たまったもんじゃないのは息子です。3年も監禁生活を送らされた後、母は殺され、父親の介護生活。気の毒すぎて見ていられません。 いや、ちょっと待てよ。酔拳は?酔拳はどーした?もう1時間以上経っているが、もしかして今まで使っていたのが酔拳なのか? いえいえ、酔拳が出てくるのはここからでした。まさかのラスト20分だけでした。しかも偶然酒場で出会った謎の人物からさくっと習ってさくっと身に着けてしまう始末。 今作は、1つ1つのエピソード、カンフーアクションは悪くありませんが、如何せんストーリー構成はバランスがめちゃくちゃで、後半になればなるほど盛り下がっていきます。 また、物語が進むにつれ、主人公の魅力がどんどんなくなっていくのも辛い。 序盤7点。中盤6点。後半~終盤は3~4点くらいでしょうか。 とりあえず、いつまでもやさぐれていないで、ラストの30分くらいは元のスー・サンに戻ってほしかったです。身なりもずっと汚いままで嫌でした。[DVD(字幕)] 5点(2020-11-10 12:11:32)《改行有》 4. SPIRIT スピリット(2006) 《ネタバレ》 キレのあるカンフーアクションで始まるオープニング。爽やかな出だしのストーリー。痛快なカンフー活劇?いやいや。前半は重く暗い内容でした。カンフー映画を見るときは、どうしても勧善懲悪、爽快な活劇を期待してしまいます。実話だから仕方ありませんが、そんな期待とはかけ離れている内容なので、前半は見ていて気持ちの良いものではありませんでした。確かに主人公の考え振る舞いは良くない部分もありますが、どれも1対1の正当な決闘。それに対し、母親と娘を殺すのはいくらなんでも非道すぎると思い、とても均等な罰には思えませんでした。 まあ前半はともかく、中盤以降、辿りついた先での村人との交流パートは良いドラマだったと思います。傲慢だった主人公が悲劇・破滅を経て放浪した末に辿りついた村。村人との交流を通して再生する物語。ありきたりだけど好き。 『イップマン』シリーズを見ていると、後半はなんだか既視感満載のプロット。中国人の誇りを取り戻すため外国人と戦う決意をする主人公。そしてオープニングへとつながっていき、クライマックス。よく見るケースですが、この展開は見慣れていてもアツくなります。惜しむらくは、四戦のうち三戦をオープニングで見せてしまったため、ラストで見せるアクションが一戦しか残っていないことです。しかもその一戦は毒を盛られちゃうので、純粋なバトルで終わりません。オープニングで見せるバトルを一戦くらいにして、残り三戦をラストにもってきてくれたら、観終わった後の感想もまた違ったものになりそうです。[DVD(吹替)] 6点(2019-03-27 14:16:43)《改行有》
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