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プロフィール |
コメント数 |
3274 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
監督別鑑賞作品数
成瀨巳喜男 69 溝口健二 34 川島雄三 41 小津安二郎 37 石井輝男 24 豊田四郎 19 石井岳龍 18 矢崎仁司 12 西川美和 8 山下敦弘 15 今泉力哉 22 フェデリコ・フェリーニ 24 ミケランジェロ・アントニオーニ 14 ピエル・パオロ・パゾリーニ 16 ルキノ・ヴィスコンティ 17 ジャン=リュック・ゴダール 36 フランソワ・トリュフォー 24 ルイ・マル 17 ジャン・ルノワール 15 ジャック・ベッケル 13 ジャン=ピエール・メルヴィル 11 ロベール・ブレッソン 12 イングマール・ベルイマン 27 アルフレッド・ヒッチコック 53 ジム・ジャームッシュ 15 ホウ・シャオシェン 19 ウォン・カーウァイ 14 ジャ・ジャンクー 9 |
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1. ドリアン ドリアン
《ネタバレ》 大陸から香港に出てきて、売春婦としてお金を貯める。
田舎から都会に出てきて、都会になじみつつも、やはりなじみきれず、最終的には故郷に還る。
日本でも同じようなパターンがよくあるだろう。
地方から東京の大学に入って、そのまま東京で就職。
だが、やはり都会は仮の場所であって、本来の自分の姿は発見できない。
それで、田舎へ戻る。
その様な、どこの地域にでもありそうな事の顛末を、けだるくて、きらびやかな香港を舞台に、じっくり描いてみせる。
フルーツ・チャンの魅力は、それなりに感じられたが、東京で生まれ育った私には、等身大では観ることのできない部分があって、それが障壁となってしまった感がある。
一方で、香港映画としての魅力、香港の猥雑でいて、どこか寂しい夜の風景。
そういった、香港映画特有の雰囲気と映像の数々が、印象に残った。[ビデオ(字幕)] 6点(2012-06-17 23:17:27)《改行有》
2. 東宮西宮
《ネタバレ》 ゲイの少年を変態として拘置した警官。
警官は当直で暇との理由から、ゲイの少年の独白に耳を傾ける。
最初は真っ向から批判した態度だったが、じょじょに少年の話に引きこまれていき、やがては・・・
という流れではあるが、警官にそのケがない限り、いくらゲイと二人きりで誘惑されたところで、キスをしたりはしないと思うのだが。
その辺り強引さは感じられたものの、人間、自分が正しいと思っていても、ある種の閉鎖的空間に置かれた場合、自分がどうなっていくかの保証はない。
そういったことをテーマにした内容としては、主題が良く伝わってくる力作だと思う。
しかし、ゲイに女装させ、そこからキスへと移るくだり、怪しい気色の悪さを放っていた。
好みではない作品だが、チャン・ユアン監督の、何でも撮れるぞ!的な懐の広さは本作でも感じた。
撮るたびに趣きの異なる作品を放ち続けるチャン・ユアンという監督。
その器用さという点において傑出したものを感じる。
今後もチャン・ユアン監督の作品から目を離せない。
そして、次はどんな作品を撮ってくるんだろう、と期待させてくれる監督である。[ビデオ(字幕)] 6点(2009-12-20 02:35:55)《改行有》
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