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プロフィール |
コメント数 |
491 |
性別 |
男性 |
年齢 |
60歳 |
自己紹介 |
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1. レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳
何と言うか、まあ……。ブルース・リーへのリスペクトはさておき、この映画は自分にはとても褒められない。
アクションは早回しとワイヤーアクションの連打連打。はっきり言って漫画です。現実離れもここまでいくと正直ノレない。特に冒頭の戦争シーンでのリアリティの無さには脱力する。こいつ一人いたらどんな戦争でも勝てるだろ? なんで中国は世界の覇者になれなかったんだ?
ドニー・イェンって、せっかく動けるのに、その作品は早回しとワイヤーアクション、ストップモーションと、ギミック過多で勿体無さ過ぎる。
タイや東南アジアでは往年のジャッキー・チェンばりに身体を張ったアクションで世界の注目を集めているのに、本家の香港がこれではなぁ。
お話は、相変わらず「我々に酷いことした日本を中華英雄が懲らしめてやったアル!」的なモノで、捏造と妄想の極み。こんな映画で憂さ晴らししてるなんて、観てると本当に中国が哀れに思えてくる。[CS・衛星(字幕)] 3点(2016-10-06 21:44:05)《改行有》
2. レッドクリフ Part I
2時間半という尺を一気に観せるパワーはあったが、それも『三国志演義』という良い原作あってのことかな。内容的には、特に残るものは無いんだけど。
まー、ありえないほどマンガチックな戦闘シーンは許すとしても、どなたかも書いてるが曹操が登場するたびに名前のテロップが出るのには噴き出した。w わかっとる! ちゅーの。しかも、あまりにチンケであからさまな悪役だしなぁ~。どこに視点を置くかの違いだが、曹操は決して悪人ではない。義に厚く智に富んだ天才的武将という評価もある。この映画の視点は、孔明をヒーローとして描くためにあまりに蜀軍に偏り過ぎている。まあ、出る杭は打たれるというか、強すぎると可愛げが無いというか、そういった処か。
余談だが、後世で一般的に「義に厚く智に長け、鬼術を操る天才軍師」のように言われている諸葛孔明だが、実際には負け戦の方が多く、政治家としての才はあったが軍師としてはイマイチ役立たずだった。この赤壁の戦いも、実は孫権&周瑜との共同作戦であり、主に策を練ったのは孫権軍の方だったという。
しかし、『三国志演義』というお伽話のおかげで、孔明の人気は関羽らと並んで神と祀られるほどのトップクラス。その中でも、まあ彼を主役に据えるなら、小能く大を制したこの「赤壁の戦い」って事になるんだろうなぁ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-03 01:31:00)《改行有》
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