|
プロフィール |
コメント数 |
3274 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
監督別鑑賞作品数
成瀨巳喜男 69 溝口健二 34 川島雄三 41 小津安二郎 37 石井輝男 24 豊田四郎 19 石井岳龍 18 矢崎仁司 12 西川美和 8 山下敦弘 15 今泉力哉 22 フェデリコ・フェリーニ 24 ミケランジェロ・アントニオーニ 14 ピエル・パオロ・パゾリーニ 16 ルキノ・ヴィスコンティ 17 ジャン=リュック・ゴダール 36 フランソワ・トリュフォー 24 ルイ・マル 17 ジャン・ルノワール 15 ジャック・ベッケル 13 ジャン=ピエール・メルヴィル 11 ロベール・ブレッソン 12 イングマール・ベルイマン 27 アルフレッド・ヒッチコック 53 ジム・ジャームッシュ 15 ホウ・シャオシェン 19 ウォン・カーウァイ 14 ジャ・ジャンクー 9 |
|
1. ロスト・イン・北京
中国映画というと、重厚で歴史的なイメージがあったが、本作はその全く逆。
現代的で、テーマもかなり“下世話”的。
これはまさに中国が劇的に変化していることの象徴だろう。
中国の激変ぶりが、映画にも反映しているように思う。
中国が急激な経済成長を遂げている最中に作られた映画で、激動する中国都会部に暮らす人々を生々しく描いている点が、非常に興味深い。
都会暮らしの人間が一歩間違えたら陥るであろう、泥沼的なトラブルを、分かりやすく具体的に描く。
リアル過ぎて、芸術性は低いが、現代中国の病巣を鋭く分かりやすく表現している点を評価したい。
レオン・カーファイの演技力も抜群。
ファン・ビンビンの、運命に翻弄される女性像、アンニュイな雰囲気も良い。
傑作とは言い難いが、激動する中国の真っただ中をリアルタイムに切り出し、的確に描いたという点において、後世に残すべき作品かもしれない。[DVD(字幕)] 7点(2015-03-09 02:23:12)《改行有》
|