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21. レッドクリフ Part I 《ネタバレ》 三国志ファンのための映画と言っていいかも。アクション、それなりに面白いです。ストーリー、悪くないです。キャラクターの紹介、わかりやすいです。三国志ファンにはおなじみの人物ばかりですけどね。 一言で言うなら、『無難』な作品。2部作の前半、序章といった意味合いでいけば、文句ない仕上がりでしょう。 私は小学生、中学生の頃三国志のマンガ、そしてゲームにはまったクチです。当時横山光輝のマンガは何回も読んだし、ゲームもパソコンの三国志からやりこんでいました。なので『レッド・クリフ』は以前から見たかった映画の一つです。懐かしい地名や、武将の名前が出てくるだけでも嬉しくなります。よって、この作品を正しく評価はできないかもしれません。 最大の見所である『八卦の陣』の戦い、個人的には非常に面白かったのですが、『長尺スペクタクル』の見せ場として結構地味なのではと思ってしまいます。 周瑜と孔明の演奏シーンはくどいです。周瑜のプライベート映像が多いのも気になります。テンポが悪くなるし、退屈だと思っちゃった時間があったのは事実。せっかくのアクションでスローモーションが多いのも好きではありません。 こうしてみると、一本の映画としての完成度はいまいちなのかもしれないですね。正直もっと荘厳な雰囲気とスケールを期待していた自分がいます。雰囲気、キャラのノリがちょっと軽いというか、浅いというか。嫌いではないのですが・・・[DVD(吹替)] 6点(2020-03-02 05:30:28)(良:1票) 《改行有》 22. カンフー・パンダ3 《ネタバレ》 前2作と比べるとちょっと物足りない。ポー以外のマスター達の活躍の場が少ない。キャラクターの多様性がこのシリーズの魅力なのに、この作品はそれが活かされていない。マスタータイガーとポー以外のマスター達はただのモブキャラ、やられ役に成り下がっちゃって残念です。 基本はポーとカイのターン。これじゃあドラ○ンボール末期状態。 パンダの里の交流シーンもちょっとくどいかな。もちろん面白いのは面白いです。パンダの生活を学ぶポー。パンダの子供たちに振り回されるポーの育ての親。コミカルでゆるい、癒し系の笑い。それはそれで悪くない。ですが『それ』が見たくてこの映画を見ているわけではないんですよね。 ポーがパンダたちに闘い方を教え始めてから、物語は一気に佳境へ。これは好きなシーン。特訓シーンって、なぜこうもわくわくするのでしょう。遠足当日より遠足前日のほうがわくわくしちゃう感覚に近いのかもしれません。この辺りからさすがに盛り上がり始めます。 で、今回のバトルのメインは『気』。ん~、なんか違う気が。そもそもシーフー老師ですら習得するのに長い年月をかけた『気』を、なんの心得もないパンダたちが、幼い子供に至るまで簡単に習得しちゃうってのが腑に落ちない。ポーに教えを乞うシーフー老師なんて見たくないです。 ハッピーエンドだし、好きなシリーズだし、アニメーションは相変わらず素晴らしいし、エンターテイメント作品としては申し分ないと思います。 ですが『カンフーパンダ』シリーズの集大成としては、なんかちょっと期待と違うものでした。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2020-01-24 09:57:11)(良:2票) 《改行有》 23. SPIRIT スピリット(2006) 《ネタバレ》 キレのあるカンフーアクションで始まるオープニング。爽やかな出だしのストーリー。痛快なカンフー活劇?いやいや。前半は重く暗い内容でした。カンフー映画を見るときは、どうしても勧善懲悪、爽快な活劇を期待してしまいます。実話だから仕方ありませんが、そんな期待とはかけ離れている内容なので、前半は見ていて気持ちの良いものではありませんでした。確かに主人公の考え振る舞いは良くない部分もありますが、どれも1対1の正当な決闘。それに対し、母親と娘を殺すのはいくらなんでも非道すぎると思い、とても均等な罰には思えませんでした。 まあ前半はともかく、中盤以降、辿りついた先での村人との交流パートは良いドラマだったと思います。傲慢だった主人公が悲劇・破滅を経て放浪した末に辿りついた村。村人との交流を通して再生する物語。ありきたりだけど好き。 『イップマン』シリーズを見ていると、後半はなんだか既視感満載のプロット。中国人の誇りを取り戻すため外国人と戦う決意をする主人公。そしてオープニングへとつながっていき、クライマックス。よく見るケースですが、この展開は見慣れていてもアツくなります。惜しむらくは、四戦のうち三戦をオープニングで見せてしまったため、ラストで見せるアクションが一戦しか残っていないことです。しかもその一戦は毒を盛られちゃうので、純粋なバトルで終わりません。オープニングで見せるバトルを一戦くらいにして、残り三戦をラストにもってきてくれたら、観終わった後の感想もまた違ったものになりそうです。[DVD(吹替)] 6点(2019-03-27 14:16:43)《改行有》 24. エグザイル/絆 《ネタバレ》 ちょっと説明不足気味の作品。説明しすぎってのも確かに良くないんですけど、説明が全然足りないってのも困ったものです。 『5人は若い頃からの親友』『ウーがボスに何らかの理由で命を狙われている』の2つは、ストーリーの背景として教えといてもらわないと。突然3人が撃ち合って、その後5人で仲良く食事して。『ああ、5人は仲良しだったんだ』って背景は感じ取れるものの、それ以上の感情が湧きません。 どうやら組織を裏切ったらしいウー。粛清か友情か。その狭間でゆれるかつての仲間であり友人たち。それがどうもこの映画の肝らしいですが、それに気付き、そして共感を覚えるのに、結構時間がかかっちゃいます。だから思い入れも中途半端なまま、ウーが殺され4人はあてもなく逃亡。そこから復讐するわけでもなく金塊狙って逃亡資金稼ぎ。確かに5人の絆みたいなものは感じられますが、信念みたいなものは感じられず。だからストーリーが中途半端に感じるし、アクションに至るまでの動機付けも中途半端に感じるし、それがラストのカタルシスにつながらない一番の原因かもしれません。 5人の戦闘力が高いため、アクションは及第点。ウーが殺されるシーンなどは残酷でなかなかショッキング。よって演出面は悪くありません。4人で夢を語り合っていた夜のシーンがあるから、ラストの哀愁が本来であればグッとくるはずだったのに、なんだか惜しい作品です。 ついでに言うと、射撃の上手い警察官や、お金を盗っちゃう商売女にウーの嫁さんとその子供。この辺りの使い方もえらく中途半端だと感じます。[DVD(字幕)] 6点(2019-03-11 04:18:28)(良:1票) 《改行有》 25. LOVERS 《ネタバレ》 はじめの1時間くらいが、ひたすら朝廷の追っ手との追いかけっこで、だるいです。 アクションは悪くないと思うのですが、演劇を見ているようで、映画を見ているという感じがあまりしません。つまり、ぱっとしない。 中盤以降が盛り上がります。 『実は・・・!』『実は・・・!!』のオンパレード。いったいいくつの真相があんねん、っていうくらい新事実が次々と発覚していきます。このストーリー展開が個人的にちょっと面白い。 それにしても、冒頭の切り出し方と、本編に多少の差がある気がするんですが、どうなんでしょ。 『唐の時代の朝廷。求心力が落ち、それに対する反抗勢力が各地で乱立。中でも一際勢力が強く民衆の支持も厚い【飛刀門】』 なんてスタートをするから、壮大な歴史スペクタクルを想像しちゃいました。 蓋を開けてみれば、3人の男女の愛憎劇に終始していて、全然世界が広がっていきません。 そこが期待はずれというか、拍子抜けした部分ですね。 『タイトルをちゃんと見なさい』と言われれば、何も反論できないんですけど・・・。 だとしても、こんな脚本でバッドエンドは嫌ですね。切ない気持ちより、不愉快な気持ちのほうが後に残るだけです。 『アンディ・ラウや飛刀門や朝廷軍が最後の殺し合いをして、お互いに次々と倒れていく中、主人公の二人だけ手をとりあって新天地を目指す』 それくらい明るいハッピーエンドにしてほしかった。 薄い脚本には、その薄さに相応しい軽いノリのハッピーエンドのほうが良いと思うんですけどね。 [DVD(吹替)] 6点(2017-01-10 13:29:10)(良:1票) 《改行有》 26. 少林寺・激怒の大地 《ネタバレ》 悪い人はとことん悪い。良い人はとことん良い。 このわかりやすさが、昔の映画の良いところですね。少しずつ仲間が増えて、少しずつ状況が良くなっていく、まさに定番のパターンです。 でもそれが好きなんです。 ただ、さすがに遊牧民の女性たちは強すぎでしょう。 ただの遊牧民で、しかも女性が、多人数の兵士相手に圧倒するって。 ・・・ってゆーか、あの人数で勝てるのだったら、最初から勝てたんじゃ・・・ いやいや、その手のつっこみは野暮ですね。 カンフー映画はカンフーを楽しむ。 ストーリーの粗探しはカンフー映画に対する冒涜です。[DVD(字幕)] 6点(2012-10-28 12:50:10)《改行有》 27. スペシャルID特殊身分 《ネタバレ》 潜入捜査ものにしては雑な仕上がり。アクションさえ頑張っていればいいだろうと思ってそうなストーリー。潜入捜査ならではの、ひりつく緊張感や悲壮感はまるで感じられません。それどころか、女刑事ファン・ジンとのラブコメを定期的に差しはさんでくるものだから、サスペンスがどんどん薄味に。 これはもう頭からっぽにして、ドニー・イェンのカンフーを楽しんでりゃいいんだろうと気持ちを切り替えてみる。 でも中盤以降はファン・ジンがやたらと頑張りだして、ドニー・イェンのアクションは控えめに。なんだかなぁ。この程度のアクションで終わらせるなら、「イップマンのドニー・イェン主演」なんて謳わないでほしい。期待しちゃうじゃないですか。 コメディというほどには笑えず。サスペンスというにはあまりにぬるい。 アクションは・・・中盤まではまあまあ。ラストのカーチェイスと、サニーとのタイマンはちょっとしつこい。 中盤の殺し屋の狙撃シーンあたりまではワクワクしながら見ていたんですけどねぇ・・・。後半が盛り上がりませんでしたね。 全部をほしがって、何もかもが中途半端になっちゃったいい例です。[DVD(字幕)] 5点(2023-10-14 01:29:35)《改行有》 28. 処刑剣 14BLADES 《ネタバレ》 ドニー・イェンもサモ・ハン・キンポーも好きなので、期待していた本作。 まずサモ・ハン・キンポーはチョイ役。位は高いんですけどね。本編にはほとんど絡まず。 で、ドニー・イェンは大好きなカンフー俳優なんですが、この作品では彼の良い部分を出しきれていない感じです。錦衣衛のトップなら、もっと圧倒的な強さで描かれても良かった気がします。途中参加の『砂漠の判事』とかゆう義賊の頭のほうが、イケメンで、武器もアクションも華があった気がしますね。主人公よりよほど主人公オーラ漂ってます。 冒頭で出てきた青龍(ドニー・イェン)意外の玄武、白虎、朱雀のうち、白虎と朱雀の使い方がもったいない。 14本の処刑剣とゆう魅力的な武器も、存分に活かしきれていない感じ。 そしてラスボスが、チン親王の娘トゥオトゥオってのもどうなんでしょう。 こーゆー謎の女キャラってのは、脇で暗躍するからこそ輝くのであって、ラスボスって感じではない気がします。あくまで中ボスくらいの立ち位置で良かったんじゃないでしょうか。 一番いらないのがホアとの恋愛。ホアは2回も青龍から身代わりにされます。2回とも命の危険に晒されます。青龍は助けに来ません。なのになぜ青龍に惹かれるのか、まるで意味がわかりません。 こんな説得力のない恋愛パートを入れて間延びさせるくらいなら、まるまるカットして、もっとテンポの良い活劇に仕上げてくれたほうが良かったです。[DVD(字幕)] 5点(2021-01-05 12:34:29)《改行有》 29. 酔拳 レジェンド・オブ・カンフー 《ネタバレ》 主人公スー・サン。武術の達人。人格者。良き父、良き夫。 義兄ユアン。奥さんの兄。独善的。危険思想。サイコパス。家族第一。 ユアンの父。人殺し。スー・サンの父親に殺される。 スー・サンの父。義兄ユアンに父の仇と罵られ殺される。 とまあ前半の主要人物、因縁はこんな感じ。当然スー・サンはユアンに立ち向かうわけですが、返り討ちにあい、瀕死の状態になります。ここまではよくあるストーリー展開で、テンポも良く、個人的には凄く楽しめたわけです。 問題はここからで、次第に物語のテンポもリズムも悪くなっていきます。 人格者だったスー・サンはすっかりやさぐれて、息子を助けにも行かず3年もいじいじしています。立ち直ってからは修行に入るんですが、この修行シーンがまた無駄に長い。しかも重要だと思われた修行シーンが空想の産物だったというから笑ってしまいます。 で、強くなったのかどうかわからないまま、妻と息子を助けるべく再びユアンと対決。 これは勝っちゃうので、どうやら強くなっていたみたいですね。 でも妻も死なせちゃう。再びスー・サンはやさぐれモードに。おいおい。 たまったもんじゃないのは息子です。3年も監禁生活を送らされた後、母は殺され、父親の介護生活。気の毒すぎて見ていられません。 いや、ちょっと待てよ。酔拳は?酔拳はどーした?もう1時間以上経っているが、もしかして今まで使っていたのが酔拳なのか? いえいえ、酔拳が出てくるのはここからでした。まさかのラスト20分だけでした。しかも偶然酒場で出会った謎の人物からさくっと習ってさくっと身に着けてしまう始末。 今作は、1つ1つのエピソード、カンフーアクションは悪くありませんが、如何せんストーリー構成はバランスがめちゃくちゃで、後半になればなるほど盛り下がっていきます。 また、物語が進むにつれ、主人公の魅力がどんどんなくなっていくのも辛い。 序盤7点。中盤6点。後半~終盤は3~4点くらいでしょうか。 とりあえず、いつまでもやさぐれていないで、ラストの30分くらいは元のスー・サンに戻ってほしかったです。身なりもずっと汚いままで嫌でした。[DVD(字幕)] 5点(2020-11-10 12:11:32)《改行有》 30. 10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス 《ネタバレ》 『結婚は10分で決める』・・・何か深い意味があるのかもしれませんが、真意はつかめず。ただ成り行きを見守るだけです。4点。 『ライフライン』・・・もの凄く有名な監督さんみたいですが、感動や啓発にまでは至りませんでした。赤ちゃんのことはちょっと心配でしたが、無事で良かった。3点。 『失われた一万年』・・・言いたいことは凄くわかりますが、ただのドキュメンタリーになっています。しかもあまり興味を引かれません。3点。 『女優のブレイクタイム』・・・女優の10分間の休み時間、想像できる範囲の情景をただ流しているだけにしか感じません。雰囲気を楽しむ作品?ただその雰囲気が嫌いではないです。5点。 『ゴアVSブッシュ』・・・これもドキュメンタリー。ただ、パワーを感じます。さすがは社会派のスパイク・リー。5点。 『夢幻百花』・・・たった10分間の中に、栄枯盛衰を感じさせるドラマの構築ができています。中国映画らしいユーモアもあります。8点。 『トローナからの12マイル』・・・ショート映画の傑作。見たかったのはこういう作品。たった10分間の中に、死と隣り合わせの緊張感と絶望感、そしてラストに爽やかな感動をもってくる完成度。命を救ってくれた女の子がとても愛らしい。10点。[DVD(字幕)] 5点(2016-03-24 14:39:19)《改行有》 31. 緑茶 《ネタバレ》 非常にミステリー性の強いストーリー。 相反する性格と、全く同じ顔を持つ二人の女性。それだけでこの作品に引き込まれます。 二人に共通する理念。『女を殴る男は許せない。』謎の解明のキーワードとなるのが『母親』と『手袋』。ランランの口から『母親は手袋工場の工場長だった』という話が出たとき、ついに真相に近付くのかと思った矢先、唐突に終わりを迎えるラスト。 ますます謎は深まるばかり。う~ん、わからん。 何でも答え合わせをすれば良いというものではありません。謎は謎のままにしておいてはじめて生まれる余韻というものは確かにあります。この作品の終わり方はこれが映画としてはベストなのでしょう。 ですが、それでもあえて私は言いたい。 答えが知りたい。真相が知りたい。 そこをはっきりさせない映画は総じて嫌いです。[DVD(字幕)] 4点(2016-02-14 16:28:37)《改行有》 32. グリーン・デスティニー 《ネタバレ》 一人一人の行動規範がわかりにくい。はっきりしない。曖昧。特に、チャン・ツィイー演じるイェンはもう何がしたいのかわかりません。リー・ムーバイや、ユー・シューリンのように武侠として名を馳せたい、自由に生きたいという気持ちはわかります。問題なのは、そのためにリー・ムーバイを目の敵にしたり、リー・ムーバイの剣に固執したりする理由がないことです。むしろ、リー・ムーバイが好意的に接しているのだから、友好的な関係になるのが自然な流れです。ストーリーが全然前進もしなければ好転もしないので、イライラします。 それに、本作のもう一人の主人公であるはずのリー・ムーバイが死ぬというあらすじがそもそも最悪ですし、その死に方も最悪です。無駄死にもいいとこです。そのうえで、イェンも身投げするし。 とにかくストーリーが壊滅的に面白くないです。 いつ本題に入るのだろうと、長い長いプロローグを観ていたら、そのままエンディングを迎えてしまうような印象なんです。 そしてこーゆー作品には、主人公たちと同じくらい、魅力ある悪役、敵役が必要不可欠なのだということも再認識。 『毒狐』?あまりにもしょぼい。登場もしょぼければ、アクションもしょぼい。キャラクターもしょぼい。大義もなければ、美学も野望もない、脇役のようなしょぼさ。しかも死に際では、『8歳から育ててきた娘に裏切られる辛さがわかるかい』って同情誘おうとするし。最悪です。もっと唸るような悪役に徹してほしいです。 娯楽作品にするのであれば、もっと観ていて楽しく、興奮するような画にしてほしいです。 メッセージ性を持たせたいのであれば、もっとストーリーや脚本を真面目に練ってほしいです。 何を見せたいのか全くわからない作品です。 ただ、カンフーシーンだけは、全編通して良かったと思います。 シューリンVSイェンのシーンの2回ありますが、2回とも良い。とくに2回目が良いです。シューリンがいろんな武器を使うのが楽しい。イェンが大勢の剣客相手に酒場で大立ち回りをするのも面白い。 ただ竹やぶは最悪。もう催眠術にかけられているようでした。[ブルーレイ(吹替)] 4点(2015-07-14 05:21:31)(良:1票) 《改行有》 33. 初恋のきた道 《ネタバレ》 正直退屈で平坦です。ストーリーに起伏がありません。『こういう事がありました。』という出来事を見せられているだけに感じます。 現在⇒白黒、過去⇒カラー、で時代を分けていますが、現在のウェイトが大きい分、過去の描写が少ない気がします。感情が入る暇もなく、現在に連れ戻されてしまいます。きっと、エンターテイメントを期待して見ると、思いの外落胆してしまうタイプの作品でしょう。疲れているときに見ると中盤過ぎに相当眠くなります。 私は『恋愛もの』を見るときに、ラブストーリーならではの期待感や幸福感、充足感というものをどうしても堪能したいのです。その点において、本作はあまりにも真面目すぎて味気なさ過ぎます。他人の恋愛話を聞いているのと同じレベルです。 女優さんはとても有名で大人気の方みたいですね。ただ、やはりストーリー、脚本あっての映像美でありキャストだとも思うんですよね。 ストーリーや演出に関しては、今作を見たのと同じ日に、プレゼントの絵本を選んでいるときに立ち読みした『花さかじいさん』のほうがプロットがはっきりしていて、面白かったし感動しました。[DVD(吹替)] 3点(2014-12-15 13:31:34)(良:2票) 《改行有》 34. 黄色い大地(1984) 映画にはどうしても合う、合わないがあります。ただ事実を淡々と見せられるだけの映画は苦手です。そこに、ストーリー性やテンポの変調、もしくは演出の工夫など何かしらあればまだ見られるのですが。もちろん、内容はきっと勉強になるもので、知ってて損はないだろうとは思いますが、でもこの内容だったら普通に本や資料でも良いのではと思ってしまいました。所謂、見る人を選ぶ映画だと思います。僕は選ばれませんでした。最後よくわからんかったー。[DVD(字幕)] 3点(2011-12-15 04:51:31) 35. ゴジラ FINAL WARS これはなんだ?ゴジラは出てくるけれど。『ゴジラ映画』と言っていいのか。 まるで、厨二の妄想全開の中に、ゴジラが巻き込まれたような、言葉では言い表せない世界。 『ヴァーサス』の『人間』が『怪獣』に変わっただけじゃねーかよ。 言いたいことがありすぎて、何を言ったらいいのかわからない。 とりあえずゴジラにあやまれ。 モスラにもあやまれ。 エビラにあやまれ。 ヘドラには特にあやまれ。 マトリックスにあやまれ。 スターウォーズにあやまれ。 この映画を『ゴジラ映画』だと思って見てしまった人たちにあやまれ。 ・・・てゆーか、この監督『ゴジラ』を見たことないんじゃ・・・[DVD(邦画)] 1点(2017-04-13 04:27:47)(良:2票) 《改行有》 36. さらば、わが愛/覇王別姫 無理。合わない。重い。救いようがない。気持ち悪い。トラウマになる。歴史に詳しくないとよーわからん。冒頭から終わりまで、残酷物語。その時代の権力と、時の流れと、運命にひたすらいじめられる人たちの話にしか見えませんでした。正直、いじめられている人を助けもせずひたすら横で傍観しているような嫌な気分になりました。 この映画にはこの映画の良さや美しさや文化的に高い価値があるのかもしれませんが、僕には残念ながら見つけることができませんでした。[DVD(字幕)] 0点(2011-07-10 03:49:41)《改行有》
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