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1. フューリー(2014)
《ネタバレ》 ここでの皆さんの感想にほぼ同意な内容で
戦車で始まり戦車で終わった映画でしたね。
この映画で戦車戦というものを始めて教わった気がしてなか
なかの迫力で堪能できました。
後半の親衛隊300人相手の戦闘シーンはリアリティからはかけ
離れたないようで、精鋭部隊がああまで混乱させられるとは
思えないし、実際の戦場だったらあれだけやられてしまって
最後に残った一人に温情を与えるとも思えません。
戦後日本の元兵士が捕虜を虐殺したことで戦犯として裁かれ
ましたが、やるかやられるかの戦場で敵の捕虜を撃ち殺せと
命じられたら、あの状況では自分なら躊躇なく実行してしま
うだろうと思う。戦場での倫理観を平時のものさしで測る
ことはできないでしょうね。[地上波(吹替)] 6点(2024-02-27 15:20:45)《改行有》
2. 21ブリッジ
《ネタバレ》 自分的には結構楽しめました。
マンハッタンを封鎖した限られた空間で、明け方までと
いうタイムリミットのある中で進行した展開はスピーディ
で飽きることがありませんでした。
NYCの麻薬がらみ、悪徳警官がらみで、新奇さは全くなく
しかもおねえちゃん警官がグルなのも早いタイミングで
分かってしまうので、どんでん返しやあっという展開を
期待すると完全に裏切られてしまいますね。
もしBウィリスあたりが主演だとドンパチやってハイおし
まい、であほらしさだけが残るのでしょうけど、この映画
はデイビス刑事のヒューマンドラマという視点で観るべき
だと思いました(それ以外には見るべきものがない)。
父親が警官として殉職し、正義のためなら犯罪者を撃ち殺す
ことも躊躇しないデイビスが、今回の事件ではマイケルを
最後まで撃たずあくまで真相究明にこだわる一方、85分署の
悪徳警官たちはとにかく口封じと敵討ちで犯人を撃ち殺そう
と必死になるという対比がミソで、単なるバイオレンス映画
ではない微妙な余韻を残してくれました。[地上波(吹替)] 6点(2023-03-10 23:19:25)(良:1票) 《改行有》
3. ハンターキラー 潜航せよ
《ネタバレ》 確かにロシアの軍事要衝に空から海から侵入する
ことができるのかなど、設定にご都合主義的な無理が多々あるのです
が、観ている間はそんなことも忘れて次から次へと起こる展開に引き
込まれて最後まで一気に観ることができました。社会性など求めずに
娯楽映画ととらえれば非常に良い作品ではないかと思いました。
キューバ危機などを娯楽性豊かに描くとこうなるのかもしれません。
時間枠の制限があるために、地上と海中での描写や登場人物の背景説明
も中途半端で分かりにくかったのですけど、まあそれが映画というもの
なのでしょう。何でもかんでも全て描けばよいというものでもありませ
んから。[地上波(吹替)] 6点(2021-03-21 13:12:00)《改行有》
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