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1. 山の郵便配達
《ネタバレ》 ひさびさに良い映画を見たと、心から感じました。このような時代の新旧や金銭勘定を超越した「仕事」を見ると、自分のちっぽけな仕事観があさましく思えて来ました。人を好きになり、人に喜んでもらうために生きた犠牲として自分を差し出して「生き甲斐がある」と自分の息子をその空気の中でさとす事ができるなんて、なんてかっこいい生き方なんだろう。収入のためかもしれないけど決してその奴隷に成り下がる事のない気高さを見せてもらいました。それと「次男坊」、映画各賞はなぜ「助演動物賞」を作らないのか?もしあれば受賞まちがい無しの名演技です。
9点(2004-09-18 19:26:54)《改行有》
2. HERO(2002)
人間の汗とか血を感じる箇所が全く無いのは、ファンタジーとして割り切って見ればそれなりには楽しめるけど、同じ相手との対決シーンが多すぎる。大軍勢と景観で広さやスケール感を狙いながらも、結局行き着く先は一対一のワイヤーアクションではもったいない。なんだか、お色直しや撮り直しのパターンをあれこれ見せられてるようで、いくら色がきれいでもちょっと飽きた。5点(2004-06-05 21:02:12)
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