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プロフィール
コメント数 313
性別 男性
年齢 64歳
自己紹介 映画は生もの。リアルタイムで見るのが一番だけど、古い名画はどうしようもない。TVでしか観れないのなら、電気を消して電話を切って、誰も来ない夜に、なるべく劇場と同じシチュエーションで見るように努めています。(お酒を飲みながらはありますが)観る側、つまり自分も生ものですので、その時の体調、精神状態では見方も変わります。B級がA級に見えたり、恋愛映画がアクション映画に見えたり、でもそれはそれで面白いと思います。
と、勝手な事をのたまう40才の映画好きな親父です。

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1.  香港国際警察/NEW POLICE STORY 《ネタバレ》 我が愛するジャツキー・チェンの久々の快作です。ハリウッドでの作品群は確かに悪くはないものもあるけれど、あの香港映画にある「匂い」がないんですね。機械的というか、人間の手でこしらえてないというか、技術先にありき、みたいな作り手の「生々しさ」がどうにも希薄な感じがして大好きとまではいかなかったです。でも、この作品は今までのジャッキー作品の中でも、トップに位置する程、良かったです。確かに歳を重ねれば、絶頂期のアクションを再現するなんて難しいもの。若々しい肉体で突っ走るジャッキーはもうたくさん観てきました。だからこそ、年相応の存在感ある今回の役所はまさにツボ。警部になり、部下を、仲間を大切にする自信たっぷりのリーダーとして、画面の中で輝いています。そして、人間的な面でも苦悩を演じる立派な役者になっています。自分が観たかったのはこういうジャッキーなのです。だからといって、アクションにも手を抜かないのが凄いところ。今回は、涙を誘う場面もいくつかあり(恋人との爆弾をはさんでの会話や、留置所を抜け出す際の仲間達の見て見ぬ振りのリアクション、ニコラス・ツェー君の過去など)アクションへの流れというか、動と静のバランスがお見事。ベタでもいいんです。こんな場面の連続こそが香港の「匂い」。作り手の楽しませてやろう、という意気込みこそ大事。だからこそ、NG集が生きてくるのであり、ますますジャッキーが好きになるのであります。[DVD(字幕)] 10点(2005-09-26 19:17:50)(良:2票)

2.  HERO(2002) 《ネタバレ》 主人公の剣術の素晴らしさも、一人の人間としての生き方、考え方も、確かに素晴らしいとは思います。ただ、常人のそれとは違い、あまりにも高い位置にあるため、見上げるだけで精一杯です。理解とか分かろうとかといった行為をなくさせるぐらいの気高さについていけるか、置いてきぼりをくらうか。私は後者でした。スペクタクルな見せ場もたっぷりあり、寓話として見れば、それなりに迫力あるワーヤーアクションもふんだんなのですが、笑わない主人公への気持ちの傾倒がない分、実に淡白な見方しかできませんでした。それにしてもあの矢のふりそそぐシーンの凄いこと。気持ちいいぐらいにやってくれますね。不謹慎な爽快感を覚えました。哀しいお話しなんで、気持ちいいとか言ってちゃだめなんですけど・・・。6点(2004-11-08 18:01:41)

3.  至福のとき 《ネタバレ》 観ていて、これは中国版チャップリン映画のような錯覚を覚えました。盲目の少女のために、失業になった人々が「何とかしてあげよう」と奮闘するやさしい映画です。自分が不幸であるのに、それでも困った人を助けようとする、お話としてはできすぎなんだけれど、こうした善人達のドラマもたまにはいいかも。映画の中盤、多くの人が行き交う交差点で、少女が助けてくれている人の顔を確かめようと向き合う場面がありますが、広い世界でたった2人で生きようとしている様子がよく描けていると思います。 ラストは1人で生きていく少女をカメラが追う形で終わりますが、 決してハッピーエンドじゃないですね。安心させない終わり方で その後、どうなったかは観客に委ねるという形をとっています。 もちろん、幸せになって欲しいと願うのですが。7点(2004-03-05 11:04:34)《改行有》

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