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1. ゴジラ FINAL WARS
《ネタバレ》 28作目。いよいよ最後のゴジラ。
最後にふさわしく、ダメダメストーリー、怪獣プロレス、宇宙人、チープな人間ドラマなどのこれまでのゴジラの要素のオンパレードに、マトリックスやスターウォーズのパクリもあって、派手にやってくれました。
でも、2時間の間これだけ濃密に詰め込んでどんどん繰り出されると、緊張感が途切れることなく最後までわくわくしながら楽しめた。もしかしたら娯楽映画としてはゴジラシリーズで最高かもしれない。
CGと光線と爆発の量は半端じゃなく、怪獣プロレスも許せてしまうし、ストーリーは??で超ご都合主義なのだが、展開がテンポ良く役者の演技もうまくて突っ込む暇を与えてくれなかった。
全体のストーリーは幼稚で超ご都合主義なのだが、登場人物の行動や言動が、リアルな場面は論理的にゆっくり進み、突っ込めそうな場面はテンポ良く迫力とスピードで流してしまう、緩急の使い方がうまく、それを、役者の演技が見事にフォローしている。
こういう娯楽に徹した姿勢は昭和シリーズに通じるものがあり、CGと光学合成を駆使して格段に向上した特撮技術で冒険活劇路線に活路を見出しかけた昭和シリーズを作り直したようで、シリアス、リアル路線を捨てた大作を目指さない姿勢に非常に好感が持てる。
次の作品があるとしたら、平成シリーズ以降のシリアス、リアル路線の集大成を見せて欲しい。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-01 01:24:51)《改行有》
2. レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―
《ネタバレ》 後編です。いきなり決戦前から始まるのはやはり変。
DVDで続けてみたからまだ許せるが、ロードショーでパート1を見てからよっぽど思い続けてないと、いきなりストーリーに入るのは難しいだろう。
軍艦、火、その映像の迫力はパート1以上と思うので、それだけでもある程度は満足できるだろうが、パート1と両方見てやっと一つの作品となり、作品として2本分で評価すると、長すぎるて薄すぎる。
2本を1本にして、迫力のシーンは残しつつ上映時間を3時間以内にすれば、昔のベンハーとか十戒とか、ちょっと長めの大スペクタクル巨編として歴史に残る映画になったかもしれない。
また、ストーリーをもっと練って、一話ずつそれなりに完結させても、シリーズ物風になって、薄さを感じなかったかもしれない。
金だけかけて迫力だけを追求した感がどうしてもぬぐいきれない。[DVD(吹替)] 6点(2010-01-01 17:34:46)(良:1票) 《改行有》
3. レッドクリフ Part I
かなり凄い迫力の画面を作ってる。CGのみでのはなく、大エキストラを起用してのスペクタクルは、もはや中国でしか出来ないのかもしれない。
ただし、その迫力以外にはほとんど感激すべき点はなかった。
三国志ってよく知られたストーリーだけに、それぞれの登場人物の性格付けが難しいのはわかるが、あまりにも一般的な解釈の人物像しか描かれておらず、ただ歴史をなぞってるだけの薄っぺらな印象になってしまっている。
で、もっとも問題だと思うのは、パート1だけでは、ストーリーは全然完結しておらず、後編を見ないでは一つの作品として成立していない事だろう。
商業的には2回配給できるので美味しいのかもしれないが、1回で全部見せないと「映画」としては邪道ではないだろうか。
といいつつ、駄作ではなく、画面の迫力もあって、すぐにパート2を見てしまったが、、、(^^;[DVD(吹替)] 6点(2010-01-01 17:17:57)《改行有》
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