みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. アキラとあきら 《ネタバレ》 WOWOWのドラマ版は10点ものの傑作で繰り返し視聴していたので あらすじはほぼ記憶していたのだが、10時間近い大作をどう2時間にまとめるかも興味があって観賞。 ドラマ版はリアリティのあるキャラクターによる心理劇だったが キャラクターの性格をより極端に割り振り漫画的な群像劇に変えていた。 山崎瑛を主役とし、育ちの良さがにじみ出る性格良キャラだった階堂彬は山崎の対となるかなり尖った性格に、 主役の1人だった彬の父の階堂一磨は唯一同じ役者ながらチョイ役に、 単純な悪役ではなく家族の足を引っ張る愛すべき無能経営者だった2人の叔父はただただ悪役に、 階堂龍馬など単なるバカと化しておりかなりドラスティックなキャラ変となっているが 作者が想像以上と認めただけあり、2時間で理解と感動を生み出さないといけない映画としては これはこれでまとまった作品となっており、原作やドラマW版のファンも納得できる出来である。 ドラマ版はキャラクターの深さと面白さが3割増しなので映画でこの作品が初見の人は、ぜひドラマ版も見て損はないですよ。[映画館(邦画)] 8点(2022-10-03 10:07:00)《改行有》 2. 明日やること ゴミ出し 愛想笑い 恋愛。 キャスティングも面白く、業界の裏話モノに終始してくれればただそれだけで楽しめたはずなのに、途中からリアル路線から脱線し脚本も支離滅裂なものに。ちゃんとした人が作ればどう間違ったって及第点の題材なのに。これを作った人間はこの映画に出てくる構成作家よりセンス無いわ。[DVD(邦画)] 4点(2012-05-11 06:21:07) 3. アポロ13 脚色を最小限に抑え再現に拘った、宇宙を舞台にしながらサイエンスフィクションというジャンルには含まれない稀有のノンフィクションモノの傑作。実在のモデルとなった人物達が揃って大満足と言った顔で制作ドキュメンタリーに登場する辺りその信憑性はうかがえる。実際の映像や音声と映画の映像やセリフを重ねても相違が無い部分が多く再現VTRの様相を呈している。それにも関わらずここまで娯楽映画としての完成度が高いというのは宇宙という神秘さと早大さに満ちた舞台の表れで、その宇宙に果敢にも挑み続けるNASAの関係者には敬意を示したい。[DVD(字幕)] 8点(2012-04-10 18:20:06) 4. アフタースクール わかりやすい映画が好きという監督らしい丁寧な作りこみよう。1度目はしっかりとしたちょっと新感覚のサスペンスとして、2度目はコメディとして見れるようなバック・トゥ・ザ・フューチャーのように随所に散りばめられた遊び心が大好き。2回目見たときの「泥棒でしょ!ねえ泥棒でしょ!」の笑撃だけで+1したくなるわ。「運命じゃない人」も傑作だったが、あの1本だけで次作にこの名優揃いってのがこの監督の評価を表してる。次も期待したい[DVD(邦画)] 9点(2011-10-07 02:50:26)(良:1票) 5. 阿修羅のごとく 内容はドロドロ、ゴテゴテだがとっつきは良い現代の日本のテレビドラマを象徴するかのような内容で向田邦子がテレビドラマ界に与えた影響を感じさせる。いかにも連続ドラマ向けで、映画に纏めると内容は優秀だが盛り込みすぎて着地点が見つからなくなった大学生のレポートのよう。2時間に纏めようというのは少し無理があるのでは。[DVD(邦画)] 6点(2007-08-15 18:50:29)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS