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コメント数 823
性別 男性

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  アンノウン(2011) 《ネタバレ》 某有名人気シリーズの設定に酷似していることは気になるが、個人的には意外と楽しめたという印象。どうしても比較してしまうが、このような設定においては基本的にはどれも似通ってしまうので、それほど気にしない方がよいだろう。 特許があるわけではないので、仕方がないと思うしかない(パクリでは不味いが)。 しかし、粗もかなり目立つ作品でもある。 あんなおっさんをターゲットにするくらいならば、あんな面倒くさいことをせずに「普通に道端で襲えよ!」と思う(殺人を事故にみせかけるのがプロの仕事だろう)が、そのようなことを言い出したら映画などは作れない。 製作者は一生懸命にどんでん返しをしようと考えた“努力”と取るしかない。 それにしては、プロの暗殺集団は意外と間抜けな集団と最後になってしまった。 自分の使命を忘れる者もいれば、捨てゼリフを吐きながらも爆弾を解除できない者もいて、おまけに一人の素人の女性にほぼ全滅させられるという有り様。 仲間のおっさんがビビるほどの凄みを感じさせなかったことは残念。 銃による死者がいなかったことは製作者の意図だろうか。 その辺りは一応工夫しているのかもしれない。 残念といえば、善と悪との葛藤のようなものがないことも挙げられる。 生まれ変わったら、悪と戦うヒーローに簡単になってしまうのは単純すぎる。 確かに、訳の分からない輩に襲われたら戦わざるを得ないが、自分の使命やアイデンティティーに対して苦悩させた方がよいのではないか。 悩める主人公をヒロインやターゲットの子どもなどが影響させて、完全に生まれ変わらせるということが醍醐味であろう。 もともとは仲間なのだから、殺そうとするのではなくて懐柔させるようなアメとムチを使い分けてもよかった。 あまり難しいドラマを構築するよりも、真相やアクションを楽しむ映画なので、単純でよいともいえる。 しかし、ラストにおいても妻との再会がなかったことも残念だ。 意外な方法による退場の仕方も面白いといえば面白いが、最後はちゃんと妻と思っていた女性と向かい合わせた方がより面白い。 自分が愛したと錯覚した女性を選ぶのか、それとも自分を救ってくれた女性を選ぶのかというチョイスが最も必要なことではないか。 きちんと過去と決別させるためにもこれは必要な儀式だと思う。 情に訴えかける妻と思っていた女性に策略に乗らないようなシーンは必要であろう。[映画館(字幕)] 6点(2011-05-09 22:20:22)(良:2票) 《改行有》

2.  アヒルと鴨のコインロッカー 《ネタバレ》 原作は未読。伊坂作品のいかなる作品の1ページも読んだことはない。 前知識が何もなかったせいか、不思議な感覚にさせてもらえた。 感動というわけでもなく、友情に心を熱くさせるわけでもなく、不可思議なストーリーに驚かされるわけでもない(瑛太がドルジということくらい見ていけば分かるはず、自分はお弁当屋のお握りのシーンでだいたいの謎が解けた)。 しかし、ふわっとはしているが、心に何かを響かせるものを感じさせる作品だ。 切ないようでどこか暖かいような感覚。 がっちりとした絆ではないけど、人間と人間が深い部分で繋がりあったような感じだろうか。 このような独特な感覚を与えている点を評価したいところだ。 日本人同士ではなくて、国籍が違う二人という点もユニークなところ。 それをアヒルと鴨で表現している点もなかなかセンスが良い。 ただ、あえて触れないが、全てを完全にまとめきれていない部分もありそうなので、その辺りが減点材料となるだろうか。 また、河崎が神と崇めていたディランの曲を琴美が聴き、琴美が歌っていたディランの曲をドルジが聴き、椎名が歌っていたディランの曲をドルジが聴き、出会うはずのない椎名とドルジを音楽が引き合わせるという展開も面白い。 「フィッシュストーリー」等の伊坂作品にも表れるが、“音楽によって人を結び付ける”ということが、彼の作品らしいと感じさせるところ。 瑛太も濱田も松田も個人的に嫌いではないもののそれほど好きではない役者だったが、変な色を付けずにナチュラルに演じていたように思われる(濱田は色を付けていたかもしれないが)。 序盤、瑛太はなぜ変にはっきりとした喋り方をしているのかと思ったが、彼なりに役柄を検討した結果なのだろう。 ラストもややボカしている点も悪くはない。 犬を助けようとする男が轢かれるわけがないと思うのか、そうでないかは観客に委ねられている。 いずれの結果にせよ、あの二人は一歩成長して前に進めたということが伝わってくるラストとなっている。[DVD(邦画)] 7点(2010-02-01 23:03:14)《改行有》

3.  天城越え(1983) 《ネタバレ》 分かるようでイマイチ分からないところもある映画。 本作の少年にそれほど感情移入できなかったので、個人的には高くは評価しにくい。 田中裕子に惹かれるかどうかでも感想が異なりそうだ。 少年(印刷会社社長)の犯行であることは一目瞭然なので、なぜ彼が人間を殺さざるを得なかったのかという犯行の動機がポイントなるが、それが明瞭になっても、それほど深くは感じ入れなかった。 犯行の動機は、“男”としての性や優劣競争のようなものだろうか。 「俺はこんな奴に負けたわけじゃない」「オマエのせいで俺の・・・」という思いや憤りが爆発したのだろうか。 自分の母親も叔父さんに取られたようなことになっており、“男”として敗北感や“子ども”という無力感が既に根付いていたのかもしれない。 少年も若いなりに“男”が爆発したが、本作の監督も“男”として爆発し、田中裕子をそういった視点から上手く撮っている。 それにきちんと応えている田中裕子を褒めるべきかもしれないが。 ただ、天城のシーンはよく撮れているが、現代のシーンは評価できるものでもない(最後の意味不明なところもあるカットも興ざめ)。 コントメイクの老刑事とのやり取りも何かを感じ取れるものはない。 結局、ハナも無罪となったものの、病気で死んだというのもやや引っ掛かるところだ。 ハナが無罪となっては、彼が犯した“罪”の重さも変わってくる。 時効によって罪は消えるかもしれないが、罪の意識は消えることはないはず、ましてや他人(好きな女性ならばなおさら)に罪を押し付けるということはどれだけ心に深く刻まれるかということをもうちょっとアピールして欲しいところ。 そのためにも、無罪や病死というのはいかがなものか。 そもそも彼女が無罪となったら、少年にも嫌疑が掛かるものではないか。 彼女が罪を被れば、少年が罰せられなかった理由は分かる。 しかし、彼女の言動に何か引っ掛かるところがあり、引退した刑事が最後に犯人と向き合うという形にした方がよいかもしれない。 刑事自身も自分が犯した“罪”と向き合ってもよい。 彼も“男”として初めて向き合った殺人事件を解決したい、“男”として“女”になめられたくないという思いがあったのかもしれない。[DVD(邦画)] 6点(2009-11-21 22:34:05)《改行有》

4.  アマルフィ 女神の報酬 《ネタバレ》 事件の成り行きを見守ることができるので極端につまらない映画ではない。しかし、面白いとは思えないというのが率直な感想。風呂敷を大きく広げた割には、全体的にこじんまりとしてしまったか。 織田裕二は嫌いな役者ではなくて、むしろ応援している方だ。しかし、好意的に見ても、完全に“黒田”というキャラクターをモノにしているようには思えず、やや中途半端な印象を受けた。彼からは“個性”が見えてこず、“魅力”を感じられなかった。天海に対するいたわりのようなものは、テレビを付けない、間仕切りをする等の行為から読み取ることはできるが、苦悩も悲しみも焦りも苛立ちもなく、感情が伝わってこない。オーバーアクトをしたくないのは分かるが、もうちょっとキャラクターを作った方がよかったのではないか。似たようなキャラクターになるのを避けても、結局つまらない男を演じては仕方がない。本作では、もっと冷酷で“嫌な男”を演じてもよかったか。“任務”を遂行するためには、手段を問わず、汚い手を使ってでもこなすダークヒーロー的なキャラクターでも面白かったと思う。イタリア警察に反旗を翻すようなシーンがあったが、あの程度では弱い。 西谷監督については「容疑者Xの献身」しか知らない。「容疑者Xの献身」では監督としての“個性”がないと評価したが、本作は個性を出しているものの、悪い部分しか顔を出さなかった。全体的にメリハリがなく、のっぺりとしており、やはり好きにはなれない監督だ。本人は“面白い”と思って色々とやっているつもりだろうが、“計算”や“効果”を考えているとは思えないものばかりだ。“誘拐事件”という緊張感のある事件を扱っている割には、肝心の緊迫感も何もない。 “真相”についてもそれほど驚くべきオチというわけでもなく、どこかで見たようなことのあるネタだなと思う程度。当然、テロリストにならざるを得なかった“悲哀”というものも感じられなかった。そもそも、犯人が日本人、対象者が日本人、追い詰めるのも日本人というものを何故イタリアで撮る必要があったのかもよく分からなくなってしまった。予算の無駄遣いをできるのは外交官だけではなかったようだ。テレビ局というところも、どうやら無尽蔵に予算があるようだ。[映画館(邦画)] 5点(2009-08-09 22:49:00)(良:2票) 《改行有》

5.  AKIRA(1988) 原作を読んでないので、勝手なことを書くけど、映画の世界は現在の世界を縮尺したようなものではないかと考えてしまった。 テツオの持ったチカラは「核」のようなもので、テツオや金田たちは一つの国と考えると分かりやすい。 金田のようにリーダーの国がいて、その同盟国としてチカラがない追従するしかないテツオのような国がある。 そのような弱い立場にあるモノがとんでもないチカラを持つとどうなるか、そういった世界を想像しながら観た。 立場が弱く鬱積していた感情が爆発し、徐々にエスカレートし、しまいには自分でもコントロール出来なくなり、破滅する。 ただ、自分のことを認めてもらいたかっただけだったかもしれないのに。 そのチカラが愛する人や友を殺すことになるともしれずに。 その他にもチカラの亡霊に振り回される人たちが上手く描けていた。 ただ、ケイの存在というか役割がイマイチ掴みづらい。 人間には世界を破滅へと追いこむチカラもそれを回避するチカラもそれぞれ持っている。 そのチカラをどう使うかいつ使うかは分からないが、もうそのチカラを使い始めているのかもしれない。9点(2004-06-25 14:14:05)(良:1票) 《改行有》

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