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プロフィール
コメント数 250
性別 男性
自己紹介 サンボリズムとリアリズムのバランスのとれた作品が好きです。
評価はもちろん主観です。
評価基準 各2点ずつで計10点
1.物語の内容・映像にリアリティを感じるか?
2.視覚的に何かを象徴できているか?
3.プロットの構成は適切か?
4.画面に映る動き・台詞や音にリズム感があるか?
5.作品のテーマに普遍性はあるか?

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  歩いても 歩いても 身に覚えのある、どこかで経験したような人生の一コマが切り取られています。人間同士の微妙な距離感とどこか噛み合わない台詞の醸し出すリアリティ。保守的な祖父母世代の価値観とそこから少しはみ出してしまう居心地の悪さと後ろめたさ。確かにこの頃のお年寄りや子供ってこんな感じだったなあという実感があります。普通ならつまらなくなる題材をここまで面白くした技量は確かなものでしょう、でも普通ならつまらない内容にしては面白いというだけとも思えます。ラストシーンはしんみりとした気分になりますが後に残るものは何もなく、結局これってただの小津安二郎もどきでしかないという疑念は拭えません。かと言って是枝裕和監督の作品としては最近のある程度ドラマ性が強くなる代わりに不自然さが目立ってきている作品の方が良いとも言い難いのですが…。[インターネット(邦画)] 6点(2023-09-29 23:52:36)

2.  朝が来る 河瀬直美監督の作品は初めて見たんですが、綺麗な風景描写に手持ちカメラも交えたドキュメンタリーっぽい映像とまあこういうのが映画祭では評価されるんだろうなというありがちなスタイルですね。序盤の永作博美と井浦新のパートはまるで特別養子縁組制度の教育ビデオのようにも思えてしまいます。冒頭の子供同士のいざこざなんて物語上必要なエピソードなのでしょうか?そんな感じで途中まではだいぶ冷めた目で見てたのですが、蒔田彩珠のパートに移ってからはかなり引き込まれました。特に広島のパートがすごくいいですね。ラブシーンは日本映画ではなかなか見ない美しさでその後の展開との落差も含めて印象的です。広島の一軒家での生活のシーンではありがちと思っていたスタイルも完璧にハマってきますね。台詞にも本物らしさがあり作劇上の作為も感じさせず、ドキュメンタリーのような真実性と絵画のような美しさが同居して人生のかけがえのない一瞬をそのまま切り取っているような感覚を覚えます。永作博美と井浦新のパートの方はいかにもなドラマ仕立てにも感じられあまり好きにはなれないのですが、蒔田彩珠のパートの素晴らしさは確かにこの評価の高さも納得できるものでした。[インターネット(邦画)] 6点(2023-09-23 23:36:03)

3.  茜色に焼かれる こいつらが嫌いだという不満はあるが、かといって自分の主張はないみたいな内容です。それは確かに現代の日本人の姿を正しく写しとっているとも言えるのでしょうが、少なくとも素人じゃないプロの創作者がこの程度の認識ではいけないですよ。交通事故に売春にコロナにとニュースで見かけたネタを咀嚼せずにそのまま次々詰め込んでいるだけで話題があっちこっちにぶれて一筋の物語として構成することに失敗しているように感じます。冒頭の事故再現CGが唐突に挿入される演出からして反応に困ります。ブラックコメディの割には深刻すぎでシリアスなドラマとして見るには唐突で浮いた演出や不自然な台詞が目立ちます。人物の心情を台詞で全部言っちゃうのはやっぱり下手な語り方です。結局描きたかったのはただのラブストーリーなのでしょうか、最近の日本映画には監督の資質に合わないような社会派映画を無理して撮って失敗しているものが多いです。似たような題材ならば高橋伴明監督の夜明けまでバス停での方が娯楽性もあってうまく構成できていると思います。[インターネット(邦画)] 4点(2023-09-12 22:48:54)

4.  ALIVEHOON アライブフーン 去年の一時期イオンシネマに行った際に予告をよく見かけた謎の映画でした。イオンエンターテイメントはたまに漫画原作や人気俳優を使ったような売れ線とはまた違う映画を配給しているところは好印象ではありますが、かといってそういう作品が必ずしも質を伴ったものでもないのは歯がゆいところですね。内容は車好きのおじさんのための映画という感じでそれ以外の人間が楽しむのは難しいと思います。登場人物もステレオタイプの域を出ずドラマは退屈です。CGなしと言っても走行シーンだとカメラの性能が落ちるのかところどころ画質が悪くなっているところがあります。良かったのは中盤のペットボトルを使った訓練のシーンと一部の空撮ぐらいでしょうか。こういうところでIMAXカメラを使用してみせるような挑戦をしないと日本映画はその限界を打ち破ることはできないでしょう。[DVD(邦画)] 3点(2023-07-22 22:29:18)

5.  ある男 撮影・演出・演技は素晴らしいです。ある程度緊迫感を保ちながらどこかユーモラスで親しみやすく見やすい作品です、小籔千豊がいい味出してますね。登場人物はみな現代の日本にはこういう人いるよね、と思わせるリアリティがあります。ただ柄本明はちょっと漫画っぽいかなあとは思いました、レクター博士っぽいとも言えます。音響はいいのに音楽がいまいちなんですよね。ほのぼのしたシーンではほのぼのした音楽、緊迫したシーンには緊迫した音楽、しんみりするシーンにはしんみりした音楽と極めて単純です。音響へのこだわりに比べると随分無頓着だなと思いました。社会問題もあくまで触れるだけで出たきりのまま放置されています。最終的に個人のアイデンティティーの問題に帰着するのは日本文化の良いところとも悪いところとも言えますが、今は欠点とみなした方がいいでしょう。全体として誰が主人公かわかりにくくかといって群像劇とも言いがたい構成ですが、今の社会で生きづらさを抱えた人たちみなが主人公だと理解するのが正しいのかもしれませんね。[インターネット(邦画)] 7点(2023-05-08 23:42:44)

6.  アルキメデスの大戦 この映画のダメなところは大きく三つ。①構成が悪い。冒頭に派手なVFXシーンを持ってくるのは掴みとしてはいいが同等のシーンがクライマックスに無いので物足りなさを感じてしまう、竜頭蛇尾でバランスが悪い。②演技・演出・人物造形が漫画的過ぎる。菅田将暉はステレオタイプな理系キャラで現実味がなく、軍人たちはいかにも間抜けで戯画化された悪役でしかない。田中泯の眼鏡が光る演出はエヴァンゲリオンかよと(笑)。③史実を無視している。戦前の戦艦大和は日本の象徴として宣伝されるどころか国民にその存在を隠されてすらいる。その伝説化は戦後に生まれた種々の物語によって作り出されたものであり、この映画ですらその一つである。以上3点からあまり評価する気にはなれませんが、この映画の良いところは原作からの改変部分、特に山本五十六の描き方です。合理主義は非合理的な軍国主義に必ずしも対抗するものではなくむしろあっさり加担すらしてしまうということを露呈させていることです。それに最後まで抗えるのは主人公がアメリカに渡るのを留まったように人道の尊重・他社への共感以外の何者でもないでしょう。そして、我々もそうあるべきなのです。[インターネット(邦画)] 3点(2023-03-08 22:34:36)

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