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1. 鍵泥棒のメソッド
《ネタバレ》 緊急事態宣言下での内田作品二作目
これまたよく練られたお話でなかなか面白かったのですけど、
内田作品の中でアフタースクールよりこちらを推す声が多い
ようですが、コメディ色が強かったということもあるでしょ
うが、私的にはアフタースクールほどのインパクトは感じま
せんでした。
特に3人の際立った境遇と展開を描いた前半に比べて、コンドウ
さんが記憶を取り戻した以降の後半は、殺人依頼者との絡みの
部分などはやや月並みな展開でやや興ざめしてしましました。[地上波(邦画)] 6点(2021-05-05 12:49:33)《改行有》
2. 風立ちぬ(2013)
《ネタバレ》 普段あまり宮崎作品は見ないのですが、この作品を最後に映画製作から引退した記念的作品ということもあって期待してみましたが、正直ちょっと予想したものとは違っていました。後半ではゼロ戦開発の苦労話が描かれるのかと思いきや、堀辰夫の「風立ちぬ」をモチーフにした、実在の人物でありながら全くのフィクションの恋愛話となっていて、テーマ(職人の苦労話なのか、病を患った人への恋愛話なのか)を何にしたかったのかよくわかりませんでした。宮崎監督は本当にこれで達成感を持って引退したのでしょうか。
堀越二郎のご家族の了解はとってあるとのことですが、自分の祖父や父のありもしなかった恋愛話に対してどう感じたのでしょうか。(あの話を真に受けた人からは、あんたたちは後妻の子供なのか、と誤解されたのではないのでしょうか)
ちなみに、奇しくもこの作品がテレビ上映される直前に放送された「永遠のゼロ」の中で、主人公がこんな戦闘機が生まれていなかったら戦争は起こらなかったのではないか、というような設計者への恨みごとを言うシーンがあったと思うのですが、その後だけに、なんか設計者の無邪気さに共感する気にはなりませんでした。[ビデオ(邦画)] 5点(2015-02-22 13:51:55)《改行有》
3. かもめ食堂
そうですね、落ちこんだ時とかBGM代わりに見ると癒されるでしょうね。現代の都会生活は何かと神経すりへらすことが多いですから、こういうのもあっていいのかと思います。ただ、果たして普通の精神状態の人がお金払って映画館で見るような商業的な価値のある映画かどうかはやや疑問があります。やはり映画を見る以上通常はストーリー展開とかを期待しますから。この展開ならば、何もヘルシンキまでロケに行かなくても、どこかの田舎町で済ませられるのではないかと思うのですが、日本ってどこへ行ってもせわしなくて、癒されることのない国なのですね。[DVD(邦画)] 6点(2006-11-04 13:44:21)
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